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リフォームよもやま話
 
< 2008年3月分 >

最近自然系の素材が人気です。

【松木工務店社長さまとツーショット】
2008年3月 
TAKEUCHI(株)  副社長 野々村保恵
●一級建築士 ●インテリアコ-ディネ-タ-
例えば珪藻土、漆喰、無垢材の壁材、無垢フローリング、などです。お客様の大変勉強されていて、かなりきちんとした商品知識、イメージをお持ちの場合も多く、こんな素材を使いたいと言ったリクエストも多岐にわたります。

ここで気をつけなければならないことは、どんな材料も長所と短所があるという事です。
例えば無垢の床材は生きていますので、乾燥すれば収縮しますから、床材と床材の間に隙間ができます。また同じケースに入っているものであっても、色や模様がまちまちだったりします。「そり」がでることもあります。この辺を承知していただいて貼らないと、「こんなことではなかった」という結果になってしまいます。
また同じ無垢の床材でも加工して接着し長さが1.8mに統一してあるタイプ(一般的にはこれが多いと思います。)と、そういった処理を一切していないタイプ(乱尺タイプ)とがあります。(杉やひのきなどでは一枚モノで長いものもあります) 前者はある程度一般の床材と同様に貼れますが、乱尺ものですと、短いものが相当数混じっていることもあり、貼り手間が大変ということがあります。つまり工事金額が高いわけです。いいもの、気に入った、納得したものを使用しようとすると、やっぱりそれなりの金額を覚悟する必要があるわけですね。
つい最近も、乱尺の無垢フローリング本格派を貼った現場で、思ったよりも施工時間がかかって、大工さんが音をあげていた、・・という経験をいたしました。

例えば壁の場合、漆喰や珪藻土も当然ヒビの心配があります。地震が多い日本では仕方がないのかもしれません。でもこの辺もある程度覚悟して使っていただかないと、これも「こんなはずでは・・」になってしまいます。自然系をアピールしている某社ではこの手のクレームがすごいとも聞きますので、注意したいところです。

ビニールクロスや、2、3ミリにスライスした木を合板に貼り付けた一般のフローリングはそれなりに安価、工事しやすい、施工後が安定している、といった良いところがあるわけです。ですが、そうではない自然系をお使いになりたい方はその性質を良く理解していただいてお使いいただきたいと思います。

個人的にはこういった本物の床材、壁材は大好きですので、お客様にも是非採用していただきたいとは思っています。長い年月を経てもなお味わいのでる建物、床、壁、なんて、本当にすてきだと思います。

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