リフォームよもやま話

2011年08月平等院

先日、法事で京都に行ってきました。

法事も無事終わり、この近年足の遠のいていたお寺に久しぶりに行こう!と思い、

バスで近くのお寺に向かいました。近くと言ってもそこは京都、15分程で到着したお寺は10円玉のイラストでおなじみの平等院です。

平等院.jpg

平等院鳳凰堂は平安時代に藤原頼道が建てた建築物であることはよく知られていますが、
「眺めることを目的とした建物」であることをご存知ですか?
平等院鳳凰堂はその中堂に丈六の阿弥陀如来坐像が祀られています。その中堂の両脇にある高い床を張った翼廊は鳳凰堂の象徴でもありますが、実は中堂とは繋がっていないのです。さらに床板から柱頂までは三尺(約90cm)しかなく内部はとうてい通行することができないのです。また両端の隅楼は、床板を張らず天井もなく、昇降用の出入り口もありません。つまり翼廊、隅楼とも全くの飾りなのです。中堂こそ阿弥陀堂として機能していますが、鳳凰堂全体は東側の阿字池の対岸にあった小御所から池に浮かぶ浄土の世界を眺め、極楽往生を欣求するという志向で造られたものなのです。


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隅楼    中堂        翼廊


こんなに素晴らしい建物を眺める為だけに作るなんて本当の贅沢ですよね。
平安時代は権力や権威を印象づけることを目的とし建てられたそうですが、現代人の我々が眺めるとその美しさに癒されます。
今、リフォームでも癒しや安らぎはとても大切なキーワードになってきています。その家に合った癒しの空間を作って差し上げられるようご提案してきたいと思います。

皆様が京都に行かれた際には「眺めることを目的とした建物」をご覧になってみてはいかがでしょうか。

                      杉並永福店  杉山 嘉伸