先日、愛媛県今治市に観光目的で行ってきました。今治タオルで名前を知っている方も多いと思います。

お目当ては尾道から今治を複数の島でつないだしまなみ街道の景色と今治城、伊藤豊雄建築ミュージアムです。

今治城は江戸時代のはじめ頃築かれたお城です。お城の名手といわれた藤堂高虎が築城しました。石垣が他のお城と比べて大小さまざまなサイズがあるのがわかります。その理由はもともと砂地に建てたので建物の加重を分散するためにさまざまなサイズの石を積み上げたそうです。構造がしっかりした建物の重要性は昔から大切にされていてそのための知恵・工夫はすばらしいものだと感じました。日本にはまだたくさんの城が残っていますのでいろいろと比べてみたくなりました。

 

 

 

 

 

伊藤豊雄建築ミュージアムでは「シルバーハット」を見学しました。もともとは東京に建てられていた伊藤豊雄の旧自宅を今治に設計変更して再生したものだそうです。現在はミュージアムとして使用しています。天井の形状がアーチになっています。その屋根に三角に切り抜かれた部分の淵をアクセントカラーで塗装してあります。そこから光が入ってきて空間にアクセントがついて楽しい雰囲気を感じられました。子供部屋などの天井にこれに似たようなアクセントを付けたら楽しいだろうなと思いました。また、書斎のようなスペースからの景色は瀬戸内海に面しており、その眺めをみているとゆっくりとした時間の流れを感じられリラックスできました。

この日は天気もよく、観光途中で今治では焼豚玉子飯、尾道では尾道ラーメンを食べました。どちらも非常においしく、地のものを食べると観光の気分も盛り上がりました。