丸の内の街並み
- 建築
- デザイン
- 2015.12.26
- 王子店
丸の内の東京駅周辺を、久しぶりに4時間ほどかけて観てきました。
三菱一号美術館も同時に観たので、時間が過ぎるのは、あっという間でした。
東京駅周辺の建築も三菱一号美術館も、大変すばらしいものでした。
先日、三菱一号美術館で開催された日本画家「河鍋暁斎」の企画展もとても良かったです。
選りすぐられて集められた、河鍋暁斎と英国建築家ジョサイア・コンドルの絵とスケッチ、とくにデッサンは・・・圧巻でした。
建物もいいです・・・。
「三菱一号館」は、1894(明治27)年、開国間もない日本政府が招聘した英国建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、洋風事務所建築です。
19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。
この建物は老朽化のために一度は解体されましたが、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則ってよみがえりました。
私は、この美術館入口の庭園と、建物の調和がとれているのが綺麗で、とても気に入りました。
建物を残す(復元させる)ことや、工法や技術を考えるのも大切なことだと思いますが、より大切なのは「いつまでも残したくなるような建物」を建てることなのでは・・・。
そんなことをあらためて、考えさせられました。
みんな建物の構造や、耐久性、保守メンテのことなどは、よく考えるのですが、家を簡単に壊すのではなくて、親から子へそして孫へと、引き継いで「いつまでも住み続けたい家」をつくることの方が大切なのではないかなと・・・。
久々に、スマートフォンでの撮影でなく、観察したものを残してみたくなり、
持参したスケッチブックに3枚ほどスケッチを残しました。
ひとつの煉瓦にも、いろいろな表情(姿・形)があり、おもしろかったです。