スタッフ日誌

庭園めぐり

  • 地域
  • 建築
  • 2016.02.03
  • 西武練馬店

今年一番の寒気の日、ふと思い立って都内の庭園に行ってきました。
身にしみるような寒さの中訪れたのは、JR駒込駅から徒歩十数分の場所にある「旧古河庭園」と「六義園」です。

旧古川庭園は、地形の高低差を利用して洋館と西洋庭園、日本庭園を共在させている珍しい庭園です。
入ってすぐに目を惹く洋館は、鹿鳴館やニコライ堂などを設計したジョサイア・コンドル氏によるもので、建設された大正初期の独特な雰囲気を醸し出しています。

バラや紅葉の時期には華やかな景観が楽しめることでも知られており、シーズン中はたくさんの人で賑わうそうですが、今は束の間の落ち着いた時期のようで・・・。
色鮮やかな植物は少ないものの、少し雪の残る園内に静かに佇む洋館や灯篭を眺めるのも、なかなか趣がありました。

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続いて訪れたのは、六義園です。
大泉水を中心とした園内には、「六義園八十八境」と呼ばれる、万葉集や古今和歌集に詠まれた和歌山市の名所が88箇所再現されているそうです。

中でも気に入ったのが庭園の端にひっそりと佇むあずまや「滝見茶屋」です。
その名の通り横には小さな滝があり、椅子に座って滝の音を聞きながらしばらくぼんやりしてしまいました。

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連日のあまりの寒さについつい出不精になりがちですが、冬の澄んだ空気の中、時間を忘れてゆっくりと日本の情緒に浸るのもいいものだなと感じた一日でした。