スタッフ日誌

永く愛される建物

  • インテリア
  • 建築
  • デザイン
  • 2016.03.16
  • 杉並永福店

こんにちは。

先日、芦ノ湖畔に友人とあそびに行ってきました。

芦ノ湖の周囲の景観と泊まったホテルがとてもすばらしく、その旅を特別なものにさせてくれました。写真2  

雄大な自然の中に建つホテル、初日はあいにくの雨でしたがエントランスやラウンジには外壁に使われたものと同じ砂岩の割石があしらわれ、周囲の自然を感じさせてくれます。

写真1

特徴的な円形の客室棟が2棟、外から見るとホテル全体が周りの木立ちに覆われ、湖畔の景観と調和するよう高さを抑えて建てられています。

このホテルを設計したのは村野藤吾という世界平和記念聖堂を設計した建築家です。

彼はこの計画に当たり、「一木一石たりともみだりに変更してはならない」という設計原則を立てたそうです。

このため、建物はどれも従来より湖畔にあった樹林の空地に建てられたんだとか。

ここを訪れる人へ自然を感じさせたいという設計者の優しさと自然に対する深い敬意を感じました。 

建てられてから40年近くが経過してもなお愛されている建物、ぜひ繰り返し訪れたいと思いました。