新潟で発見
- 建築
- 2017.08.19
- 千歳烏山店
この夏、新潟を観光した際に「北方文化博物館(ほっぽうぶんかはくぶつかん)」を訪れました。越後(現在の新潟)随一の大地主であった伊藤家が作り上げた博物館です。伊藤家は江戸中期から農業で繁栄し、代を重ねていったそうです。豪華で風情のある建物・敷地が広がっています。戦後この建物・敷地を寄付し、博物館として残したのだとか。
この敷地はそれぞれの役割を担った棟や庭で構成されていますが、中でも一際目を引いたのは大広間棟です。当時の大地主は、こんなにも立派な建物を残すことが出来たのかという衝撃を受けました。
柱を少なくしたことで庭を思う存分見渡すことが出来るというなんとも贅沢な造り。夏に訪れましたが日本建築ならではの清涼感も感じられ、しばらく庭を眺めていたい、そんな気分にさせてくれました。
「紅葉の時期はどんな表情かな」「冬景色も良いだろうな」
日本の建築・庭園を訪れると四季の移り変わりが待ち遠しくなります。
新潟に行かれる際は是非立ち寄ってみて下さい。