先日、ムートン(羊の毛皮)工場の見学をしました。

ムートンという呼び名をスタンダードにしたのは、この会社の創設者とのことで、その他、食品加工を行う会社の一グループ会社で、歴史を感じる工場でした。
ムートンというと、まだ夏の暑さもあるこの時期、『暑い』イメージがありますが、
お話を聞いて、私は先入観の塊だったと痛感いたしました。

それは、
・ムートンは、一年を通して23度程度を保っていること。
・30度を超える夏日には、ムートンの上がひんやり心地よいこと。
・15度以下の冬には、ムートンの上がほっこり暖かいこと。
・人間と同じで毛にキューティクルがあるため、吸放湿性が高い上に水分や汚れを
はじくこと。
・季節を問わず、一年を通して使用し続けられるもの。
ということでした。

そして、今まで気にも留めていなかったのですが、
『羊毛の断熱材』がある事を思い出しました。
化学繊維の断熱材と違い、最近では多い水害に強く、断熱性が高いので、
冷暖房費が節約できるようです。

調湿性が高いので、壁内部、屋根内部の湿気対策、
羊毛自体が科学物質の浄化力がある為、シックハウス対策にも良いそうです。
ムートンはリフォームの素材としても活用しています。
今後、このような見えない所の商材も、ご提案できるようにしたいと思いました。