スタッフ日誌

お部屋は床から暖めよう
床暖房でぬくぬくあったかライフ その1

  • リフォーム・リノベーション
  • プランニング
  • 施工
  • 建築
  • 2018.02.01
  • ときわ台店

こんにちは、リフォームのタケウチときわ台店です。

楽しいお正月もあっという間に終わり、いつの間にかもう2月ですね。

私は寒い朝が苦手なもので、朝はついついギリギリまでベットの中から出られないのですが、今年からは頑張って早起きを続けています。
寒い朝にあるといいなあ、といつも思うのが床暖房です。

20180201photo03床暖房

床暖房は、私たちがお客様のお宅をプランさせて頂く際に、よくご提案させて頂く商品なのですが、お客様の反応は、「そんな高級品」とか「うちにはもったいない」とか「ガス代・電気代、高いんでしょ?」などのお言葉をよく聞きます。

でもそんなことはないんです!

条件が合えば簡単な工事で設置できますし、タイマー設定で、必要な時間だけ効率よく暖めことも出来ます。実際に使ってみて頂いての満足度もすごく高い商品なんです。実際、床暖房には色々な種類や工法があります。この記事を読んで頂き、ご自宅にあった床暖房を是非見つけて、快適・暖かな冬をお過ごしください。

【目次】
1. 床暖房のメリット
・輻射熱で暖かい!
・高い耐久性・メンテナンスフリー
2. 床暖房のデメリット
・設置の費用、時間、手間
・ゆっくりな暖房
3. 温水式VS電気式
・「温水式床暖房」のメリット・デメリット
・「電気式床暖房」のメリット・デメリット
4. 温水式と電気式床暖房、どうやって決めればいいの?

1. 床暖房のメリット
輻射熱で暖かい!
床暖房の最大のメリットは、床からお部屋全体が暖かく出来ることです。

空気の特性として、暖かい空気は上にのぼり、冷たい空気は下におります。床暖房は床を暖めて放出された熱が上にのぼり、壁や天井で反射する「輻射熱(ふくしゃねつ)」が発生しますので、お部屋全体をまんべんなく暖かくすることが出来ます。
一方、エアコンは上からの暖かい空気が下に下りてこないので、お部屋全体を暖めることができません。またホットカーペットは輻射熱がないので、触れている部分しか暖まらず、こちらもお部屋全体を暖めることが出来ません。

20180201ill01床暖房

高い耐久性・メンテナンスフリー
床暖房に使用する温水マット自体の耐久性は30年程度あり、他の暖房器具より長く使用することが出来ます。また基本的にメンテナンスの必要もありませんし、お部屋に暖房器具を置く必要もなく、空間を広く使うことができます。(温水の熱源機については、必要に応じてメンテナンスが必要になることがあります)

2. 床暖房のデメリット
設置の費用、時間、手間
一番のデメリットは設置に費用と時間、手間がかかることです。
設置条件によりますが、6畳で65万円程度の費用がかかります。(熱源機含む)
ファンヒーターなどは、購入してすぐに使えますが、床暖房の場合、設置の時間も必要です。
そして床の工事の為、工事の際には部屋を空にしなくてはなりません。
リビングに設置したいけど全ての荷物を移動するのは・・・。というお悩みを良く伺います。

そんな方にお勧めするのが、フローリングの張替え時に、床暖房も一緒に工事してしまうことです。どちらの工事もリビングを一度、空っぽにする必要があるので、同時に実施してしまうことで、手間も半分で、時間も短縮されますよね。

20180201photo02床暖房工事

ゆっくりな暖房
床暖房は、暖かくなるまでに少し時間がかかることもデメリットとしてあげられます。
完全に暖まるのに60分程度かかりますので、寒い朝など、一刻も早く部屋を暖めたいときは、ファンヒーターなどの補助暖房をお勧めしています。
この点も、朝起きる時間の少し前にタイマーを設定しておくことで、あらかじめ部屋を暖めておくことが可能です。
一方、暖まるのがゆっくりなため、スイッチを切ってもしばらくは暖かさが続く、というメリットもあります。
床暖房は、スローライフな暖房なんですね。

 

3.温水式VS電気式
ひとくちに床暖房といっても、温水式と電気式の2つがあることをご存知ですか?
温水式か電気式かを検討するにあたり、まず決めるべき点があります。
まずは温水式と電気式それぞれのメリット・デメリットを説明します。

温水式床暖房のメリット・デメリット
温水式は屋外に熱源機を設置し、温めた水を床下にチューブを通して循環させ、お部屋を暖める工法です。熱源機は燃料が電気やガスのものがあり、ご自宅にあったものが選べます。部屋の中の空気を暖める為、部屋全体を均一に暖められるのが特徴です。また電気式に比べ、暖まりが早く、低温やけどの心配も少ないのが特徴です。

20180201ill02温水床暖房

メリット
・暖まりが早い
・ランニングコストが安い (例:約114/8h
・低温やけどの心配が少ない

デメリット
・熱源機は消耗品なので、定期的にメンテナンスが必要
・温水パネルが厚いので、床に直貼りの場合は段差が出来てしまう
・工事に手間がかかる

 

電気式床暖房のメリット・デメリット
電気式床暖房は、電熱線などを組み込んだパネルを設置し、床を暖める工法です。
パネルが薄く、熱源機も必要ないため、工事がシンプルです。
定期的なメンテナンスも必要ありません。
温水式より立ち上がりに時間がかかることと、長時間使用していると接地面が高温になり低温やけどの恐れがある部分は注意が必要です。
ランニングコストは電気料金の契約内容によって変わりますが、ガスよりは割高になることが多いといわれています。

20180201ill02電気床暖房

メリット
・工事がシンプルで費用が安い
・定期的なメンテナンスが不要
・熱源機が不要

デメリット
・立ち上がりに時間がかかる
・長時間使用の際に低温やけどの恐れあり
・ガス代よりも割高なランニングコスト

4. 温水式と電気式床暖房、どうやって決めればいいの?
設置スペース等をクリアできるのであれば、温水式をお勧めしております。
設置の際は温水式の方が手間や時間などかかるのですが、日々使用することを考えると、温水式のメリットが大きいためです。
そのため床暖房を検討される際は、まず温水式が設置可能かを確認してください。
もしマンションなどで温水式の設置が難しい場合は、電気式の検討をしましょう。
ただ、設置場所が台所のみなど範囲が狭い場合は、費用と施工性から例外的に電気式をお勧めしています。

20180201photo01床暖房

いかがでしたでしょうか?決して贅沢品ではない、床暖房の良さを知っていただけましたでしょうか?次回は床暖房設置際の工法の違いや、床暖房対応のおすすめフローリングもご紹介します。お楽しみに!

記事:東京都板橋区 リフォームのTAKEUCHIときわ台店