スタッフ日誌

狭いリビングを広々
快適にするリフォームって? その1

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  • 2018.02.15
  • 王子店

こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
まだまだ寒い日が続きますね。関東では雪もふり、通勤・通学が大変だった方も多いかと思います。きれいな雪を見ているのは好きなのですが、やはり暖かい春が待ち遠しいですね。

さて、春と言えば、転勤や卒業、入学で新しい生活を始められる方も多いかと思います。
新しい住まいのレイアウトを考えるのは楽しい反面、狭い間取りが多い日本では、快適なレイアウトを見つけることがなかなか大変です。
そこで今回は、生活の中心となるリビングについて、効率的に空間を利用した4つの快適リフォーム術をお伝えします!

20180215photo02リビングダイニング

【目次】
1. 色味でこんなにちがう!
2. 対面キッチンにご用心?!

1、 色味でこんなにちがう!
狭いリビングを広くするリフォームを考えるとき、まずは天井、壁、床の色味を考えてみましょう。
リビングの実際の広さを変えることは大変ですが、壁紙や床の色味、明るさ、面積を変えることで、リビングの心理的な広さを大きく変えることができるんです。
以下の2つの写真をご覧下さい。

20180215photo01リビングインテリア比較

床や壁の色が明るいと、なんとなく広く感じられませんか?
これは明るい色や暖色系など、「膨張色」といわれる色の視覚的効果によるもの。「膨張色」はその名の通り、空間をより広く見せる効果があります。
一方で黒や濃い色、寒色系の色は「収縮色」と呼ばれ、空間に引きしまった印象を与えます。

左の写真は、私がリフォームをさせて頂いたお客様の写真です。元々は濃いイエロー系の床材でしたが、メープルの床材にし、白っぽい壁紙にさせて頂きました。
今までのイメージとガラッと変わりますね。

20180215ill02色相暖色2●●膨張色のメリット・デメリット●●
膨張色:パステルカラーのような明るい色、薄い色、暖色系の色(赤、オレンジ、ピンク、黄色など)
効果:開放的な印象になり、清潔感がある
天井が高く感じる
反射が多く、広く感じる
キズや汚れが目立ちやすい
フローリングは明るすぎると髪の毛など目立ち、掃除が大変

 

20180215ill02色相寒色2●●収縮色のメリット・デメリット●●
収縮色:黒や濃い色、暗い色、寒色系の色(青、緑、紫など)
効果:落ち着いた印象になる
大人っぽくかっこいい雰囲気になる
暗く感じるので照明は一段階明るめがおすすめ
フローリングは暗すぎるとホコリなどが目立ちやすい

 

 
私たちの暮らしや心は、周りの色にたくさん影響を受けているんですね。
だからこそ色を意識し味方につけることで、暮らしはぐっと変わります。
狭いリビングに悩まれている方は、ぜひ膨張色を使ってみてください。

2、対面キッチンにご用心?!

20180215photo03リビングダイニング

最近は、リビング、ダイニング、キッチンが一緒になっているLDKが流行っています。リビング、ダイニングとキッチンを、つながりのあるひとつの空間とすることで、家事をしながら家族と会話ができたり、明るく開放的な空間で家事ができるからです。
またひとつの空間にすることで、広々としたお部屋とすることができます。

20180215ill03リビングキッチンレイアウト
その際に対面キッチンを選ばれる方も多いのですが、対面キッチンにも弱点があります。
対面キッチンは、キッチン後ろ側に冷蔵庫やカップボードを置くレイアウトになるため、壁付けのキッチンに比べ、より大きなスペースが必要となります。そのため十分なスペースを確保できない空間で対面キッチンとしてしまうと、十分なリビング、ダイニングスペースを確保できなくなってしまいます。
キッチンスペースも大事ですが、リビング、ダイニングも大事です!
キッチンの置き方ひとつで、家族のくつろぎ方も変わってしまうことに気をつけましょう。

いかがでしたでしょうか?
同じ広さの空間でも、色使いやレイアウトによって、ずいぶん違う印象になります。

次回は、家具選びや間取りについてもお話しさせていただきます。お楽しみに!

記事:東京都北区 リフォームのTAKEUCHI王子店