スタッフ日誌

ご自宅の外壁材は何かご存知ですか?
外壁材別リフォーム方法ご紹介 その1

  • リフォーム・リノベーション
  • プランニング
  • 施工
  • 2018.03.01
  • 杉並永福店

こんにちは。リフォームのタケウチ杉並永福店です。
みなさんはご自宅の外壁がどんな材料を使った外壁材かご存知でしょうか?
普段何気なく目にしている外壁ですが、ご自宅の印象を決めるとても大切な部分です。
さて、そんな外壁に使われている材料はたくさんの種類があり、特徴も様々です。
今回は外壁材の種類、そしてそれぞれの外壁材に対応したリフォーム方法をいくつかご紹介させて頂きます。

20180301photo01外壁イメージ

目次
1.外壁材の種類と特徴
●サイディング
A)窯業系サイディング
B)金属系サイディング
●モルタル
A)ジョリパット
B)吹き付けタイル
C)リシン
●ALC(軽量気泡コンクリート)
●RC(鉄筋コンクリート)
●レンガ・タイル

1.外壁材の種類と特徴
今回ご紹介する外壁材は、
●サイディング、
●モルタル、
●ALC(軽量気泡コンクリート)、
●RC(鉄筋コンクリート)、
●レンガ・タイル
の5種類をご紹介します。

●サイディング
サイディングというのは板状の材料を外壁に貼り付けたもので、最近の住宅では外壁材として多く使用されています。
また、サイディングには種類があり、「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「木質系サイディング」「樹脂系サイディング」があります。
中でもリフォームで多く使われるのは「金属系サイディング」と「窯業系サイディング」が多く使用されています。

20180301photo02外壁サイディング

A)窯業系サイディング
セメント系のサイディングで、セメントと繊維質や無機質を混ぜ、硬貨させた外壁材です。地震に強く、防火性能に優れ、デザイン性が豊富です。価格帯が幅広いことから、サイディングの中で最も多く使われています。

B)金属系サイディング
ガルバリウム、アルミニウム、ステンレス鋼板が使われています。他のサイディングと比べてメンテナンスの必要が少ないというメリットがあります。
鋼板製の表面は水分を吸収しないので対凍害に優れていますので、寒冷地で使われることの多い外壁材です。また、重量も軽い為、リフォームで既存の外壁に上張りする際に多く使われます。

20180301photo08外壁コーキングサイディングのメンテナンスで1番大切になってくるのが、サイディング材の継ぎ目や開口部(窓・ドア)廻りに使われるコーキングのメンテナンスです。このコーキングが劣化してくるとコーキングがヒビ割れたりし、そこから雨が浸透して雨漏れなどのトラブルに繋がりやすくなりますので、そうなる前にサイディング材も含めたメンテナンスが必要になります。
(コーキングとは・・・建築物において、気密性や防水性を確保するため、施工される隙間を目地材などで充填すること。)

 

●モルタル
モルタル壁はラス(針金の網)の上に水・砂・セメントを混ぜたモルタルを塗りつけていきます。モルタルは仕上げ方によって特徴があります。今回は3種類の仕上げ形状をご紹介させて頂きます。

20180301photo03外壁モルタル

A)ジョリパット
フランス生まれの材料です。砂と塗料を混ぜて材料を作ることで仕上がり表面がざらざらになる左官仕上げです。
デザインの質感を損なうことがあるので、塗り替えのメンテナンスの際は、通常の塗料ではなく、専用メーカーの材料で塗りなおす場合が多いです。

B)吹き付けタイル
違う種類の塗料を約1mm~5mmの厚みで吹き付けることで、表面が凸凹になるように仕上げます。弾性タイプの塗料もあるので、モルタルの弱点であるクラック(ヒビ割れ)を発生しにくくする塗料もございます。

C)リシン
塗料に砂を混ぜて吹き付けます。仕上がり表面はザラザラしていて、モルタルの仕上げ方法としては安価な施工方法です。
塗り替えの際は吸い込みが強い為、しっかりと下塗り材を吸わせてから仕上げ材を塗装する必要があります。

 

●ALC(軽量気泡コンクリート)
ALCとはAutoclaved(オートクレーブ養生) Light weight(軽量気泡) Concrete(コンクリート)の略で、通常のコンクリートの4分の1にした軽量コンクリートで、鉄骨造の外壁に多く使われています。リサイクルも可能な環境に考慮した材料です。

20180301photo05外壁ALC

通常のコンクリートの10倍もの断熱性能があります。
ALCは塗装の塗膜が剥がれてしまうと水を吸いやすくなるので、塗膜が剥がれる前に早めの塗り替えが必要になります。
また、サイディング材と同じようにALC材の継ぎ目や開口部にコーキング処理が施されている為、塗り替えの際はコーキングのメンテナンスも必要になります。

 

●RC(鉄筋コンクリート)
RCとはReinforced(補強された) Concrete(コンクリート)の略です。

20180301photo06外壁RC

通常、コンクリートは圧縮による力(負荷)には強いとされていますが、引っ張る力(負荷)には弱いというデメリットがあります。RCは鉄筋を入れて引っ張る力(負荷)に対して補強したものになります。
また、コンクリートは不燃材なので、耐火構造になります。

 

●レンガ・タイル
レンガ・タイル共に、もの自体の寿命は長くメンテナンスフリーと思われがちですが、実際は色あせや、もの自体が欠けてしまうこともあるので、都度メンテナンスが必要になります。
どちらも見た目が良く、高級感があります。レンガは厚みが70~90ミリあるので、耐火性という点でみると通常の外壁材に比べて、優れています。

20180301photo07外壁タイル

 

以上、主な外壁材の種類についてご紹介しました。
みなさんのご自宅の外壁材はどんな外壁材かわかりましたか?
もし判りにくい点があれば、リフォームの専門家に相談されることをお勧めします。

次回は、外壁リフォームの時期の目安や、外壁リフォームでどんなことができるのか、お得なリフォームポイントなどもご紹介します。
お楽しみに!

記事:東京都杉並区 リフォームのTAKEUCHI杉並永福店