スタッフ日誌

屋根材比較!
あなたのお宅にぴったりの屋根を見つけよう

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  • 2018.07.26
  • 成増店

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。

毎日暑い日が続きますね!暑さと比例して最近は、ゲリラ豪雨や大型台風など、雨にまつわる被害も多いように感じます。
そんな大雨でご自宅が「雨漏りしてしまった!」という方はいらっしゃいませんか?

家を雨風や日差しから守る屋根には様々な種類があり、寿命や強度、特性も異なるんです。

そこで今回は、屋根材の種類を詳しくご紹介したいと思います。ご自宅を守るためにも、どんな屋根材があるのか、ぜひ参考にしてみてください。

屋根イメージ

目次
1.金属系の屋根
・ガルバリウム鋼板/・ステンレス/・トタン/・銅
2.スレート系の屋根
・化粧スレート/・天然スレート
3.セメント系の屋根
・プレスセメント瓦/・コンクリート瓦
4.粘土系の屋根
・日本瓦

1.金属系の屋根
屋根材は大きく、「金属系」「スレート系」「セメント系」「粘土系」4種類に分類され、その1つが金属系の屋根です。代表的な金属系の屋根材を見ていきましょう。

金属屋根

・ガルバリウム鋼板
アルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の比率で配合された、日鉄住金鋼板の製品です。軽量でデザイン性に優れ、耐久性もあることから人気の素材です。
デメリットとしては、防音性や耐熱性の高いタイプは、価格が高くなることがあげられます。

・ステンレス
自転車などの素材としてもおなじみのステンレス。錆びに強く、軽量でありながら強度も充分です。塗装は色褪せるものの、耐久性という観点からはメンテナンスも必要ありません。
ただし、かなり高価な素材なので、一般住宅ではあまり採用されません。

・トタン
トタンは亜鉛めっき鋼板の通称です。つなぎ目が少ないので雨漏りしづらく、軽量で安いというメリットがあります。
ただし、耐久性や錆やすさに難があり、熱をダイレクトに通すので、夏は暑く冬は寒いというデメリットがあります。機能性が高いとはいえず、見た目も安っぽいので、最近ではあまり選ばれない素材です。

・銅
銅は強度が高く、しっかりとした厚みのものであれば、一生使えるとも言われます。雨にさらされると表面に緑青と呼ばれるものが表れ、緑色に変色します。この状態になると、一旦この状態になると、その後ほとんど変化することはありません。
ただし、近年では酸性雨の影響で、穴が空いてしまう事例も報告されています。また、ステンレス以上にコストがかかり、緑色の外観は人を選ぶというデメリットもあります。

金属系の屋根だけでもこんなに種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、どれを選ぶか迷いますよね・・・。
そして、金属系屋根以外にもまだまだありますので、続いて見ていきましょう!

 

2.スレート系の屋根
スレートは屋根に広く用いられている素材の一つです。人工のものと、天然のものがあります。

コロニアルスレート屋根当社リフォーム実例:外壁塗装と一緒に屋根もメンテナンス。<詳しくはこちら>

・化粧スレート
セメントに繊維を混ぜた人工のスレートです。軽量で安く、カラーバリエーションも豊富です。加工性も高いので、広く普及している屋根材の一つです。
ただし、割れやすいので定期的否メンテナンスが必要になり、色褪せもかなり目立ちます。以前はアスベストが含まれていましたが、2006年以降のものには使用されていません。

・天然スレート
天然の石材を混ぜて、板状に加工した素材です。自然の風合いがあり高級感があります。また、耐久性や耐熱性も高いのですが、価格が高価なので、日本の住宅ではあまり使われることはありません。

スレート系の屋根、特に化粧スレートは、デザインやカラーバリエーションが豊富な点がいいですね。また金属系と比べると、耐久性、耐熱性、遮音性にも優れています。費用の面では、金属系より高くなる場合がありますが、瓦屋根より安価で施工できますので、費用対効果がいいと言われています。

 

3.セメント系の屋根
セメントとは、石灰石や石膏と粘土を混ぜあわせて焼いた素材です。屋根材に用いられるものには主に2種類があります。加工性も高いため、平形や波型、瓦のような和形など、様々な形状があります。
30年ほどは持つと言われていますが、メンテナンスをしないと色褪せや変色が起こりやすく、また、カビや苔が生えることも。

セメント系屋根

・プレスセメント瓦
厚型スレートとも呼ばれ、含まれるセメントの割合が多いセメント系の屋根材です。熱や衝撃に強く、カラーバリエーションも豊富です。

・コンクリート瓦
プレスセメント瓦と似た素材ですが、セメントの配合量が少なく、製造過程も異なります。押し出して成形されるので、加工の精度が高いのが特徴で、立体的な形状にも加工しやすいことから、洋風の住宅に採用されることも。

見た目は瓦屋根のような雰囲気ですが、瓦より軽量、安価などがいい点です。一方、こまめなメンテナンスが必要で、紫外線や雨風での劣化が進むと、表面がザラザラとしてきます。そうなりますと割れや浸水がおきやすくなりますので、注意が必要です。

 

4.粘土系の屋根
粘土を瓦の形に整えて乾燥させ、高温で焼き上げることで作られる屋根材です。日本では古くから使われてきた、伝統的な素材といえますね。

瓦屋根

・日本瓦
耐久性、耐熱性、遮音性全てに優れ、色褪せることもないので、塗替えも基本的には必要ありません。形状や焼き上げる前の釉薬の有無などによって、さらに細かく分類されますが、素材としての特徴は大きく変わりません。
デメリットとしては、重量があるので、耐震性に難があるという点です。ただし、最近では機能性の改善により、軽量な瓦も登場しています。

 

屋根材4種類をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
普段の生活の中で屋根材を意識することはほとんどないかもしれませんが、大きく分けても、屋根材にはこんなにも多くの素材がありました。

ご自宅に使われている屋根材によっては、そろそろ葺き替えやメンテナンスが必要な時期かもしれません。雨漏りなどのトラブルが起きてしまってからだと大変です。

屋根塗装メンテナンス

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記事:板橋区 リフォームのTAKEUCHI成増店