スタッフ日誌

古民家・レトロ物件のリノベーションにかかる費用相場はどれくらい?

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  • 2019.02.14
  • 高崎店

こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。

早いもので、2019年がはじまり、もう2ヶ月が経ちますね。
10月からは消費増税が決まり、住まいや車といった「大きな買い物」について、計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
今回は古民家のリノベーション費用についてお話ししたいと思います。

目次
●古民家のリノベーションとはどんなもの?
●古民家をリノベーションする費用相場は?

●古民家のリノベーションとはどんなもの?

レトロモダンなダイニング当社リフォーム実例:既存の欄間窓の下に窓を新設し、暗かったダイニングを明るくリフォーム<詳しくはこちら>

「古民家」は特に定義がある訳ではありませんが、およそ築50年以上といった古い住宅のことを指します。
「築50年以上なんて、耐久性は大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、柱や梁に使われるヒノキやケヤキといった木材は、実は何百年も使える丈夫なものなのです。また、部材の断面が大きいのが特徴で、密度も高くしっかりしているものが多くあります。
古民家リノベーションの特徴は、その味のある風合いを残しながら、現代風に甦らせるデザインにあります。例えば、既存の柱や梁、小屋組をあえて見せることで、新しい建材と調和させるのも楽しいものです。
当社のリフォーム実例でも、築90年以上になる古民家をリフォームした実例がございます。

古民家リノベーション玄関当社リフォーム実例:築90年のお住まいをリフォーム。玄関は段差をゆるやかにするため小上がりを追加<詳しくはこちら>

このお宅はかつて「養蚕」をされており、しばし空き家の状態でしたが、施主様の思い出深いご実家を残したいとの一大決心から、貴重な伝統家屋を次世代に残すお手伝いをさせていただきました。
空き家になっていると家もどんどん傷んできますが、不便な点や安全面はリフォームで補うことができますし、他にはない味わいのある素敵な住まいとなって、まだまだこれからも住める家となります。

また、古民家リフォームでよく聞かれるご質問として耐震面を心配される方が多いと思います。

はやり耐震改修は必ず必要となる場合が多く、筋交いや金物で補強したり、耐震壁でバランスをよくしたりといった工夫が必要です。古民家は重厚な瓦屋根がほとんどですので、屋根を軽くすることも効果的です。
古民家は現在の建築工法とは異なり一般的な工法が通用しない場合もあるため、古民家の改修を扱っている建築士や、古民家鑑定士といった専門家に依頼したほうが安心です。

●古民家をリノベーションする費用相場は?

築年数の浅い住宅のリフォームと異なり、耐震改修や技術が必要な職人に依頼するなどで、リノベーション費用は高額になってしまう傾向があります。
では具体的に、リノベーションにかかる費用はどのくらいになるのでしょうか。

例えば、屋根を軽量なガルバリウム鋼板(約10,000円/㎡)にする場合、屋根面積が100㎡あれば、総額は約100万円ということになります。加えて、屋根の下地も、老朽化により改修しなければならない可能性もあります。

内装も全て新しくするならば300万円以上は必要です。さらに、前述した耐震補強にかかる費用や、撤去費用などもかかります。また、キッチンなどの水まわりもお金がかかるところです。水まわり関係を配管も含めて全て作り変えると、350~400万円程度はかかると考えておきましょう。

一般的には、古民家をリノベーションする総費用の相場はおよそ2,000万円からと言われており、フルリノベーションとなると3,000万円以上することもあります。築20~30年の中古住宅をリノベーションする場合と比べて、倍以上はかかってしまう計算です。これは、古民家は床面積が広いことが多く、耐震改修や内外装の工事面積が大きくなることが要因にあります。

古民家イメージ

ただ、古民家のリノベーションでは、既存の材料をいかに活かすかがポイントです。下地や仕上げも、補強・補修をしながらできるだけそのまま利用することで、費用を抑えつつ古民家の雰囲気を残すことができます。また新しい材料と調和させることが大切で、それはデザイン面だけでなく、費用を抑えるコツでもあります。

費用は高くなりがちですが、既存の材料を活かすことでコストを抑え、他にはない個性的なデザインを作ることもできます。

また古民家にかぎらず、思い出を残したり、そのお宅の特徴を活かしたりすることができるのが、リフォームの楽しいところの1つです。
お一人おひとりにあわせた、丁寧でよりよいリフォームをご提案しますので、ぜひお気軽にご相談下さい。

 

記事:群馬県高崎市 リフォームのTAKEUCHI高崎店