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エコキュートの仕組みは?利点と注意点も解説

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  • 2019.07.25
  • 成増店

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。

長い梅雨もそろそろ明ける気配、各地で夏祭りや花火大会が開催されるシーズンとなり、いよいよ夏本番が到来しましたね。

一方、暑くなると心配なのが熱中症です。熱帯夜には寝苦しさでエアコンが手放せないご家庭もあるかもしれません。この季節、どうしても高くなる電気代ですが、実は光熱費の見直しをする上で、給湯器の交換は有効な手立てとなり得ます。今回は、家計にも環境にも優しい給湯器であるエコキュートの仕組みに加え、導入に際しての利点と注意点を解説します。

目次
●大気熱でお湯を沸かす!エコキュートの仕組み
●エコキュートを導入する際の利点と注意点は?

●大気熱でお湯を沸かす!エコキュートの仕組み
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エコキュートは、大気熱を利用した省エネタイプの電気式給湯器です。私たちの身の回りにある空気には熱が含まれており、この熱は再生可能エネルギーとして広く活用されています。エコキュートに採用されているヒートポンプ技術は、少ない電力エネルギーで効率的に熱エネルギーを得るためのもので、給湯器だけでなく、冷蔵庫やエアコン、乾燥機などにも使われています。

エコキュートのヒートポンプ内では、まず空気熱交換器において、冷媒に大気熱が取り込まれます。次に、冷媒は圧縮機で圧力をかけられ、高温の熱を発するようになります。そして水熱交換器では、この冷媒が発する熱で水が温められ、温水が作られます。温水はタンクに貯まっていき、必要に応じて給湯される、という仕組みです。
熱の移動のために用いられる冷媒には、CO₂が使われています。熱を伝え終わった冷媒は、膨張弁において減圧され、温度が下がります。その後、空気熱交換器で再び大気を取り込み、繰り返しお湯が作り出されるのです。

電気エネルギーが使われるのは、空気を取り込むためのファンや圧縮時のポンプなど、一部のみに限られています。そのため、エコキュートは使用する電気エネルギーの3倍もの熱エネルギーを生み出すと言われています。

 

●エコキュートを導入する際の利点と注意点は?
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エコキュートの利点として、1つには従来の電気温水器やガス給湯器よりも、導入後のランニングコストを抑えられることが挙げられます。料金が安い深夜電力を利用して作られたお湯が昼間にも使えるので、経済的です。

2つ目の利点は、災害などによる停電時にもタンク内のお湯を利用できることです。断水した際には、蛇口やシャワーからお湯を使うことはできないものの、タンクに装備された非常用取水栓からお湯を取り出し、生活用水として利用できます。

さらに、環境に優しいというのも特長です。自然冷媒であるCO₂を利用することで環境への影響を抑え、少ないエネルギーによる大きな熱エネルギーの生成を可能にしています。
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注意点は、使用人数に合わせた容量のタンクを選んだとしても、いつもよりお湯を多く使えばお湯切れを起こす可能性があることです。大きいタンクはそれだけ広い設置スペースを必要とし、価格も高くなります。
加えて、ヒートポンプから発生する低周波が人体に影響を及ぼすとして、騒音問題に発展することもあります。対策としては、設置時に生活に影響のない場所を選んだり、防振ゴムなどで振動を抑えたりといった方法が考えられます。

今回はエコキュートを例にご紹介しましたが、光熱費の節約はもちろん、省エネで地球に優しい住まいづくりがしたい方など、暮らしの消費エネルギーについてもご相談を承ります。リフォームのTAKEUCHIでは、より快適で便利な暮らしに向けて、お客様のご希望や住環境に応じたプランをご提案します。

 

記事:板橋区成増 リフォームのTAKEUCHI成増店