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耐震診断にかかる費用・料金は?自宅の耐震性を知ろう

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  • 2019.08.08
  • ときわ台店

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。

8月に入り、蝉の鳴き声が盛んに聞こえる季節となりました。
照りつけるような日差しを感じると、いよいよ夏真っ盛りという気分になりますね。屋外にいるだけで疲れてしまうぐらいの暑さに見舞われた日には、少しでも早く家に帰って寛ぎたいものです。

しかし、もし家の耐震性が不十分だとしたら、自宅でゆっくりと過ごす時間が少々不安に感じられるかもしれません。
今回は、家族の安全にも関わる耐震診断のお話です。耐震診断でわかることや、診断にかかる費用についての情報をお届けします。

耐震図面イメージ

目次
●耐震基準や耐震診断とは?
●耐震診断にかかる費用は?

●耐震基準や耐震診断とは?
大地震が頻発する日本では、建物が倒壊するおそれを減少させるため、地震に対する建物の強度を示す「耐震基準」を、建築基準法で定めています。
この耐震基準は、宮城県沖地震(1978年)発生後の1981年と、阪神・淡路大震災(1995年)の後にあたる2000年に、基準を引き上げる方向で大きな改正が行われました。そして、改正前の基準で建てられた建築物は強度が十分でないおそれがあるとして、耐震診断の対象となっています。
耐震診断判定

耐震診断には簡易診断、一般診断、精密診断があります。
簡易診断は、項目に沿って自分で行うセルフチェックです。
一般診断では、現行の耐震基準と照らし合わせ、耐震性の総合評価が行われます。診断は、図面と目視による調査で実施されます。具体的には、地盤や基礎に関する事項に加え、図面どおりの建築物となっているかや、壁のひび割れ・傾きの有無などが調査項目です。こうした調査による総合評価は数値化され、1.5以上で「倒壊しない」、1.0以上1.5未満で「一応倒壊しない」、0.7以上1.0未満で「倒壊する可能性がある」、0.7未満で「倒壊する可能性が高い」と判定されます。
そして、建物の状態によってより詳細に状態を確認する必要がある場合には、壁を壊して調査を行う精密診断が行われるのです。

●耐震診断にかかる費用は?
耐震診断費用

耐震診断の費用は、建物構造の種類や床面積、そして建物の状態にも大きく左右されます。
木造住宅では、延べ床面積が120㎡程度で、15~50万円が目安とされています。そして鉄筋コンクリート造では、1,000~2,000円/㎡が相場です。鉄骨造になると、1,500~3,000円/㎡が目安になります。建物の階数も関係しますが、延べ床面積が広くなるほど、1㎡あたりの単価は下がっていくことが多いでしょう。
いずれも、構造図などの図面がない場合には復元が必要となり、その分の追加費用がかかります。
また、耐震診断で補強が必要と判断され、耐震設計や耐震工事も行うことになったときには、耐震診断費とは別に費用が発生しますので、念頭に置いておきましょう。

耐震改修は、10月よりお引渡しのお住まいが対象の「次世代住宅ポイント制度」の対象にもなっています。築年数や状態によりご自宅の耐震性に不安を感じたら、信頼できる専門家へ早めに相談しましょう。耐震診断をはじめ、自宅の耐震性についての疑問や不安があるときには、ぜひリフォームのTAKEUCHIまでお問い合わせください。お客さまとともに、安心・安心な住まいづくりを行ってまいります。

記事:板橋区常盤台 リフォームのTAKEUCHIときわ台店