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床材やラグマットも影響する?床暖房の注意点

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  • 2019.10.10
  • 千歳烏山店

こんにちは!リフォームのTAKEUCHIです。

10月もそろそろ中旬。過ごしやすい秋の季節というのは短いもので、これからあっという間に寒い冬を迎えます。
そろそろご自宅でも、冬の準備をお考えになる頃ではないでしょうか。

今回は、冬の寒さ対策には欠かせない、心地よい暖房設備である床暖房について、そのメリットや注意点について説明したいと思います。
床暖房設置リフォーム実例当社リフォーム実例:床暖房を設置し、無垢フローリングで仕上げました。冬でも素足が気持ちのいい住まいになりました。<詳しくはこちら>

目次
●床暖房が心地よい暖かさなのはなぜ?
●床暖房には対応したフローリングやラグマットが必要

床暖房が心地よい暖かさなのはなぜ?
床暖房は、床材の下にある「ガス式温水マット」や「電気式パネルヒーター」によりまず床を暖め、その「輻射熱」により部屋全体を暖める暖房器具です。

輻射熱というのは、物体に波状で熱を伝えるものです。床暖房は赤外線効果によって、直接周囲の壁や家具などを暖める効果があります。
床暖房輻射熱画像イメージ

エアコンやファンヒーターは暖めた空気を送風するため、「暖かい空気は上へ」、「冷たい空気は下へ」向かう原理により、どうしても部屋の上下で温度差が生じます。しかし、床暖房の場合はこの輻射熱により、部屋全体が均等に程よく暖まるというメリットがあるのです。
そのため、吹き抜けがある場合でも、エアコンなどのように「暖かい空気が全部2階へ逃げてしまって、足元が寒い!」ということがなく、心地よい暖かさが長持ちします。また、ストーブやファンヒーターと違い火傷や火事の心配もほとんどありませんから、とても快適かつ安全な設備だといえるでしょう。

ただし、部屋全体が温まるのに少々時間がかかるというデメリットもあるため、暖房開始時にはタイマーを事前にセットしておいたり、エアコンやファンヒーターと併用して使ったりといった工夫も必要です。

床暖房には対応したフローリングやラグマットが必要
床暖房を新たに取り入れる場合、床材も一緒にリフォームすることになります。
床材を選ぶ際の注意点として、床暖房に適していないフローリングもあるということを覚えておきましょう。
床暖房対応ではないフローリングを使用すると熱で変形してしまうことがあります。必ず、床暖房に対応したフローリングを使用しなければなりません。
特に、無垢フローリングの場合は反りなど変形しやすいので注意してください。

床暖房と二重サッシ施工実例当社リフォーム実例:LDKを広く開放的にし、フローリングも貼り替えました。二重サッシも採用いただき、断熱性がアップ!

また、デザイン性やクッション性が欲しいといった理由から、上にラグマットを敷きたいという方も多いと思います。実は、床暖房は床の上に敷くものにも注意が必要です。

床暖房のメーカーでは、基本的に床暖房の上には家具や敷物を置かないように注意を促しています。上に敷物を敷くと、熱がこもって暖まりにくくなったり、フローリングやラグマットなどを傷めてしまったり、こもった熱による火傷の心配があったりするためです。たとえば床暖房に対応していないラグマットは、裏面の滑り止めや接着剤が溶けてしまうこともあります。

床暖房の上にラグマットを敷きたい場合は、通気性など、素材に配慮した床暖房対応のものを使用しましょう。
床暖房はとても心地よい暖房設備ではありますが、床材や、その上に敷く敷物にも配慮が必要ですので注意しましょう。

リフォームのTAKEUCHIでは、床暖房のリフォームに合わせて、適したフローリングやラグマットのご相談もお承りいたします。床暖房の導入をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

記事:世田谷区千歳烏山 リフォームのTAKEUCHI千歳烏山店