スタッフ日誌

モダンな畳がインテリアをランクアップ!和室を自由に楽しむアイデア

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  • 2019.11.21
  • ときわ台店

日足がどんどん短くなり、朝晩の冷え込みが厳しくなる今時期は、早く帰宅して、旬の魚や野菜を使った滋養のあるお鍋を囲みたくなりますね。そんな秋の夜長のリラックスタイムを素敵に演出してくれるのが、居心地のよい住まいです。
今回は、和室や畳を使ったスペースを、ライフスタイルに合った自然な形で暮らしにうまく取り入れる方法をご紹介します。せっかくつくった和室をどのように使ったらよいか分からないというお悩みはありませんか?枠にとらわれない自由な発想で和の空間を楽しみ、より快適で心地よい住まいを実現しましょう。

20191121photo04当社リフォーム実例:畳は井草の縁なし畳です。箪笥をおく部分は、石目調のフロアタイルにし、和洋折衷のモダンな和室にしました。<詳しくはこちら>

目次
●小上がりで自分らしく和室を楽しむ
●段差のないくつろぎの和室~畳をモダンなインテリアに~

●小上がりで自分らしく和室を楽しむ
日常的に使いたくなる和室づくりを行う上で、まずご提案したいのが小上がりの活用です。部屋の一角に設ける小上がりが、洋間との一体感を保ったまま、空間全体を立体的に見せます。
床にそのまま座ったり、寝転がったりできる和室は、椅子に腰掛けることの多い洋間と比べて、目線が低くなりがちです。その点、小上がりであれば、段差の分だけ目線を上げられるので、家の中で家族が互いに目線を合わせて過ごしやすくなります。

20191121photo05当社リフォーム実例:リビングの一角に小上がりの和室を作りました。お子様たちの宿題部屋やご主人様の仮眠室として活用いただいてます<詳しくはこちら>

また、畳は好きでも正座が苦手な方や足腰の弱った高齢者の中には、「和室を使うのは無理かも……」とためらう方もいます。しかし、気軽に腰掛けられる小上がりであれば、足腰への負担が少なくて済むので、通常の和室よりも利用しやすいでしょう。
小上がりは床下に収納スペースをつくれるので、棚などを置かずに、収納場所を増やしたいときにもおすすめです。段差があることで、ほこりやごみが舞い込みにくくなり、通常の和室よりも掃除の頻度が少なく済むというメリットもあります。

生活の中に特別感のある空間を生み出せるのも、小上がりの魅力でしょう。趣味を楽しむ場や、お客様を迎える応接スペースなど、住む方の用途に合わせてつくられる小上がりは、日々の生活に豊かさと自由をもたらしてくれるはずです。
また、縁に古典柄が付いたタイプの畳以外に、近年では縁なしで半畳サイズの琉球畳や和紙畳に人気が集まっています。カラー畳の登場で、半畳サイズを色ちがいに組み合わせたモダンな敷き方も楽しめるようになりました。

●段差のないくつろぎの和室~畳をモダンなインテリアに~
和室のイメージは、畳の種類や敷き方によって大きく変化します。従来の畳には、い草を使用した縁付きのタイプが多く見られますが、上述の通り、最近では異なる素材を使った縁なしの畳も広まっています。その代表格が琉球畳です。琉球畳には、い草ではなく、七島イ(しっとうい)が使われており、四角い形状と畳の目の細かさが特徴的です。一般には、正方形の縁なし畳を総称して琉球畳と呼ばれることもあります。

20191121photo08当社リフォーム実例:襖を造作したシノワズリ調のモダンな建具に変えました。畳は和紙畳です<詳しくはこちら>

そしてもうひとつ。機能性の高さで人気の和紙畳は、素材に和紙を使うことで耐久性を高めています。カビやダニの発生を抑え、色あせしにくいというのも利点です。琉球畳、和紙畳ともに色そろえが豊富なことから、デザイン性が高く、モダンな和室づくりに多用されています。
畳の敷き方には伝統的なルールがあり、葬儀などで用いられる不祝儀敷きと一般家庭向きの祝儀敷きの敷き分けなどは、その代表的なものです。しかし近年では、畳の敷き方も形式にとらわれず、琉球畳、和紙畳も取り入れ、より自由に畳を楽しむ傾向にあります。

20191121photo01当社リフォーム実例:置き型の和紙畳です。壁も印象的な配色でけいそう土で仕上げました。<詳しくはこちら>

琉球畳や和紙畳の利用は、洋室と和室の隔たりを目立たなくしたいときにも有効です。インテリアに合わせた色選びが可能で、一般的な畳よりも洗練されたおしゃれな雰囲気を生み出せます。部屋の境目に段差をつくらずフラット化し、琉球畳や和紙畳も活用することで、より自然に和室をLDKと一体化することも可能です。

段差を解消することで、小上がりとはまた違った面で子供からお年寄りまで集いやすい空間となり、掃除機掛けなどもしやすくなるメリットがあります。

用途やライフスタイル、求めるデザインなどによっても、その家庭で必要とされる和室は異なります。形式にこだわらない自由な発想で、それぞれの暮らしに合った和室づくりを行ってみてください。

既存の枠にとらわれることなく、使用方法やお好みのスタイルに合ったプランニングを行うことで、家族みんなが使い続けたくなる和室の実現が可能です。リフォームのTAKEUCHIでは、お客様の理想とする暮らしやご要望を伺い、住みやすさなどにも考慮したプランをご提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

記事:板橋区常盤台 リフォームのTAKEUCHIときわ台店