狭いキッチンの収納力と家事動線を改善~リフォームのポイントと最新キッチン事情~
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- 2019.12.05
- 前橋店
早いもので、今年もあっという間に師走となりました。冬本番を迎え、寒さも本格的になってきましたので、風邪などをひかないように暖かくしてお過ごしください。
さて今回は、収納力と機能性に優れたキッチンに関する話題です。狭いキッチンをリフォームで快適な空間にするアイデアや知識に加え、最新のキッチン事情についてもお伝えします。冬の家事をより効率的で楽しいものにするためにも、キッチンについて今一度一緒に考えてみませんか?
当社リフォーム実例:カウンターや収納もすべてオーダーしたキッチンです。冷蔵庫上の目隠しルーバーや配色にもこだわりました。<詳しくはこちら>
●狭いキッチンを使いやすく~改善のポイントは?
●収納力と機能性がアップ!最新キッチン事情
●狭いキッチンを使いやすく~改善のポイントは?
当社リフォーム実例:L型キッチンから、家電収納+I型キッチンにリフォーム。食器棚を処分し、通路もすっきりしました。<詳しくはこちら>
キッチンリフォームを成功させるポイントの1つに、今あるキッチンの問題点を明確にすることが挙げられます。キッチンが狭いというお悩みの場合、狭いと感じる箇所を洗い出してみるのがおすすめです。通路幅が狭い、家事動線が使いにくい、キッチンカウンターが片付かない、食器棚が空間を圧迫しているなど、ご家庭によって狭く感じる原因はさまざまです。
キッチンに適した通路幅は、使用人数によっても異なります。一般に、扉の開閉なども考慮すると、1人用で80~90cm、2人以上で1.1~1.2mが目安といわれています。広すぎると逆に使いにくいこともあるので注意が必要です。使用する人物の体格などを踏まえ、プロの意見も参考にしながら決定すると良いでしょう。
ワークトライアングルは、キッチンの動線を決める上で参考になります。使用頻度の高いシンク、コンロ、冷蔵庫を正三角形になるように配置し、合わせて3.6~6.0m内に収めることで、作業しやすくなるというものです。シンクとコンロの間は1.2~1.8m、冷蔵庫とコンロの間は1.2~2.7m、シンクと冷蔵庫の間は1.2~2.1m、を目安に配置するのが良いとされています。キッチンの動線を考え直すときのヒントにしてみてください。
キッチンカウンターが散らかったり、食器棚が空間を圧迫したりする場合には、引き出し式収納の導入で、キッチン全体の収納力アップを図るのがおすすめです。最新の引き出し式収納には、鍋やフライパンに加え、カトラリーやレードルなどを収納できる段構造の商品もあります。食器棚を撤去し、カウンター上のものを減らしても、十分に収納量を確保できるでしょう。また、設備を同じシリーズで揃えれば、統一感のあるすっきりとしたキッチンも実現が可能です。
●収納力と機能性がアップ!最新キッチン事情
当社リフォーム実例:対面キッチンの場合、腰壁を作ることで、リビング・ダイニングからキッチンの手元を隠すことができます。天板はステンレスです。<詳しくはこちら>
最新のキッチンは、便利な機能を持つ商品が多くなっています。
シンクやワークトップは耐久性に優れた定番のステンレス製をはじめ、華やかな人工大理石製も高い人気を得ています。人工大理石製の中には、魅力である高いデザイン性を備えるだけでなく、汚れにくさや耐熱性・耐久性を強化したものも見られます。シンクの形状や機能面も進化を遂げており、水切りやバスケット、プレートなどを着脱可能にすることで、洗い物以外の作業をサポートする商品にも注目が集まっています。
また、引き出し式収納とともに、キッチンの収納力向上に活用されているのが、可動式の吊り戸棚です。
従来型の吊り戸棚は、奥まで手が届かず、デッドスペースが生じやすいという難点がありました。可動式であれば手の届く高さまで降ろして物の出し入れができるので、デッドスペースが減り、使い勝手も良くなります。キッチンの開放感や明るさをアップさせるために、吊り戸棚自体をなくす方向で検討する方もいます。上部空間を圧迫する吊り戸棚などを撤去することで、リビングを見渡せるようになり、閉鎖感のないLDKと一体感のあるキッチンになります。
当社リフォーム実例:キッチンを囲んでいた壁を撤去し、吊戸棚もなくしました。<詳しくはこちら>
対面式キッチンは、開放感のあるおしゃれなデザインで人気が高まっています。しかし広いスペースを必要とするため、設置が難しいことも多々あります。その場合には、代わりに家電カウンターを取り入れることで、対面式キッチンの開放感を演出すると同時に、収納力の向上を図るのも1つの方法です。
当社リフォーム実例:対面にするのは難しかったため、キッチンと同じ面材で家事カウンターを造作。空間もゾーニングされ使いやすくなりました。<詳しくはこちら>
キッチンの問題点がはっきりしたら、機能性の高い最新設備も柔軟に取り入れたリフォームプランを立てていきましょう。プロの手を借りながら、理想のキッチンを追求してみてください。
住まいの性能は年々進化しており、収納力や使いやすさを見直したリフォームで、より快適なキッチンにすることができます。リフォームのTAKEUCHIは、これまでの豊富な実績から、キッチンリフォームをはじめ、お客様の理想を叶える住まいづくりのお手伝いをしております。ぜひお気軽にご相談ください。