こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです！

ことしも季節の大きな節目となる春分を迎え、日増しに昼が長くなっているのを実感しています。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉のとおり、寒さが過ぎ去り、菜の花や桜といった美しい草花を楽しめる暖かな春がやってくるのを願うばかりです。

さて、私たちが毎日のように使う浴室は、住まいの中でも狭さや寒さなどを感じやすい場所です。しかし、もう慣れてしまったから……と諦めている方も少なくありません。介護や育児でも十分な広さが必要になりますし、何より浴室は、日々の疲れを癒すことができるゆとりのある空間にしたいものです。そこで今回は、ユニットバスのサイズアップや洗面所も含めた浴室の間取り変更など、浴室を広くする方法をご紹介します。

当社リフォーム実例：新しい洗濯機の購入に合わせて、ランドリースペースの間取りも見直し、直線状につながるすっきりした空間になりました。<詳しくはこちら>

●狭い浴室はユニットバスのサイズアップを検討
近年の主流であるユニットバスとは、すでに製造された浴槽や床、壁などのパーツを現場で組み立てるタイプの浴室です。このサイズ変更が、浴室の狭さの解消を考える上で有効な方法となります。

サイズには規格があり、1216や1418といった複数の種類から選べます。例えば1216は、内寸で幅120cm×奥行き160cmということです。しかし壁の厚みもあるので、実際にはこれよりも広さが必要です。
一般に、1坪は約182cm四方の広さを表しますが、ユニットバスでは厚みを差し引き、160cm×160cm前後が大きさの目安となります。以下は、坪数ごとの主なサイズです。
集合住宅に多い0.75坪では1216、1418など、1坪用は1616、1717など、1.25坪用は1618、1620などがあります。1.5坪は主に戸建用となり、1624、1818などから選べます。
このように、奥行きと幅の異なる種類が存在することから、坪数を変えずに浴室を広げる検討も可能です。

当社リフォーム実例：在来浴室からユニットバスへリフォーム。洗い場が広く掃除がしにくかったお悩みも解決しました。<詳しくはこちら>

また、お風呂でゆったりと過ごすために、足を曲げなくても入れる浴槽が欲しいというご希望を耳にします。個人差もありますが、一般に手足を自由に動かせる浴槽には、160cm以上の幅が必要といわれています。親子での入浴にも同程度の広ささがあると便利です。
浴槽や洗い場は、広すぎると掃除が負担になるケースもあります。しかし、介護を行うご家庭では、洗い場にある程度の広さが必要となるでしょう。介護用には、1.25坪以上を目安にサイズを検討してみてください。

 

●浴室の拡張には洗面所も含めた間取りの変更も
ユニットバスのサイズアップのみで狭さを解消できないときには、間取りの変更による拡張をおすすめします。
間取りを変更する方法の1つが、浴室の増築です。希望の広さを実現しやすくなりますが、既存の設備や外壁、天井などを取り除き、土台作りから工事を行うため、工期は長くなる傾向にあります。お住まいの場所が防火地域・準防火地域である、増築面積が10㎡を超えるといったケースでは建築確認申請の手続きも必要です。

当社リフォーム実例：マンションの浴室もサイズアップできる可能性があります。壁を挟んで隣り合う収納の奥行きを削った分、浴室の奥行きを広くすることができました。<詳しくはこちら>

増築以外では、間仕切りをずらし、隣のスペースを削って広くする方法が挙げられます。よく見られるのは、隣り合うことの多い洗面所の一部を浴室に当てるリフォームです。老朽化や収納不足といったお悩みがある場合には、同時に洗面台を交換される方もいます。

しかしこの場合、構造上、壁の位置をずらせないケースも出てきます。その際に用いられるのが、間仕切りの壁を薄くする方法です。大幅な拡張はできないものの、ユニットバスのサイズを少しだけ大きくするといったことは可能です。この方法だと、浴室の隣のスペースを狭くする必要もありません。

浴室リフォームは、戸建てだけではなく、マンションなどの集合住宅でも行えるものがあります。最初から無理と諦めず、ぜひ一度プロに相談することをおすすめします。

ここまで見てきたように、狭い浴室を広くするにもいくつかの方法があります。リフォームのTAKEUCHIでは、広さや暖かさといった快適性、掃除のしやすさなどの使い勝手にも配慮した浴室リフォームをご提案しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

記事：杉並区和泉　リフォームのTAKEUCHI杉並永福店