リフォームに携わって30年のベテランリフォーマーが、快適キッチンを解説!
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- 2020.06.11
- 王子店
こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
突然ですが、皆さんはどんなキッチンライフを送っていますか?
私はリフォームプランナーとして30年間やってきましたが、年間少なくても5件はキッチンのリフォームをしています。30年間で約150件ちかく手がけてきました。
そんな中であらためて思ったことは、『キッチンは、奥様のお城』だな・・ということです。
時代とともに、キッチンは目覚しい変化を遂げてきました。
コンロは、片面焼きから水無し両面焼きへ、さらに最近は魚だけでなく、パンやオーブン料理もこなします。換気扇は、火をつけたら勝手に動作を始め、自動で掃除をしてくれるものも出てきました。水栓は手をかざせば水が出て、食器の片付けは、食器洗い乾燥機がボタンひとつでピカピカにしてくれるようになりました。
そんな日々変化しているキッチンですが、私のお城(狭いお城ですが・・・)も5年前に自分でプランを決めてリフォームしました。
今までお客様にご提案してきたことと、自宅をリフォームした経験から、“キッチンはこうしたら便利だな”と思うことを、今回はお話したいと思います。
私の自宅は、壁付けキッチンから対面式にして、キッチンに開放感をもたせました。開放的なキッチン空間は、リビングとの間につながりができ、お料理しながら家族とおしゃべりを楽しんだり、テレビを見たりしています。キッチン背面には、キッチンとお揃いの色で、家電収納とゴミ箱がついているカウンター収納を配置しました。電子レンジや炊飯器、電気ポットがすっきり納まります。
このような家電収納でお客様からよくご質問をいただくのが、「炊飯器やポットの蒸気が逃げずに湿気がたまってしまうのでは?」という心配です。
実はそれに配慮されている製品があって、自宅のこの家電収納にも「蒸気排出ユニット」というファンを搭載した器具を付けました。湯気を吸い取り排出してくれるので、しまったまま調理をしても、湿気がこもる心配がなく便利です。
家電収納の引き出しには、普段使いの食器を入れています。上部の吊戸棚は、私の身長に合わせて高さを調整し、取り出しやすいアイレベルの位置になるよう設計しました。作り付けの家具なので耐震面も安心です。
片付けや掃除、お手入れの面では、食器洗い乾燥機が共働きの強い味方です。自宅は、除菌ミストで洗うタイプを導入しました。ミストで浮かせて60度のお湯で洗浄、油汚れも落ちやすく、2度洗いなしで洗い物が完了します。
換気扇は、シロッコファンのフィルターが、とても改良されていて手の届く位置にあります。すぐ外せて、すぐ洗える。そうじゃないと面倒くさがりの私は、洗わなくなってしまうので・・・。今は全自動でフィルターを洗ってくれるものもあります。
扉の色は、レッドやイエローなど、その時代の流行りがありますが、最近は、ホワイトや木目が人気です。私の家は、どんな物とも合いやすいようにホワイトの扉を選びました。
『私のお城』の感想は、使い勝手がよく、手の届くところになんでもあり、動線がすごく良くなりました。おかげで忙しい朝のお弁当作りもなんなくこなせるようになりました。
キッチンだけでもここ数十年で、便利な機能がたくさんできました。ぜひ皆さんも、自分のお城の好きなところ、自慢ポイントを見つけてください。