愛犬家住宅コーディネーターが提案する ペットにも人にも優しい住まい
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- 2021.01.14
- 成増店
こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
皆様は日々どのようにお過ごしですか?用事がない時は、できるだけ家で過ごされている方も多いのではないでしょうか。また、コロナ禍で家にいる時間が長くなり、ペットを飼い始める方が増えたと聞きました。
そこで今回は、“ペットと一緒に楽しく暮らすためのヒント”をご紹介したいと思います。
私は動物好きが高じて、「愛犬家住宅コーディネーター」という資格を取得しました。ご存じの方はいらっしゃいますか?名前のとおり愛犬と一緒に楽しく暮らすためのアドバイザーのような資格です。
ペットを飼われているお客様からよくいただくお悩みは、「抜け毛やトイレで掃除が大変」ということです。
ペットの毛は、冬の毛から夏の毛に、また夏の毛から冬の毛に生え変わります。春と秋にそれぞれ1カ月ほど続きます。種類や品種にもよりますが、特にこの時期に多くの毛が抜けます。リビングやキッチンの床をはじめ、家中あちこちに毛が漂う状態に、お困りの方も多いでしょう。
掃除も、ソファの布地やラグに毛が絡まって、掃除機だけでは毛を除去できないというケースも多く見られます。ベッドなど寝具も毛だらけになり、粘着テープを使った掃除が欠かせなくなります。また小さなお子様がいるご家庭では、アレルギーも心配ですね。
こうした数々のお悩みを軽減し、ペットにも優しい家にする方法がリフォームにあります。
当社リフォーム実例:フローリングは、ペット用床材、DAIKENのワンラブフロアを採用。和モダンのインテリアに合わせた色を選びました。
まず床材です。
掃除のしやすさから、ペットのいるご家庭はフローリングにされる方が多いのですが、
一般的なフローリングは、犬や猫は滑ってしまい、足腰に負担がかかります。
そこで、効果的なのが「クッションフロア」や「タイルカーペット」です。
これらの床材は、ペットが走っても滑りにくく柔らかい素材のため、ペットの足腰に負担がかかりません。しかも、歩くときの衝撃を吸収してくれるので、実は、人にも優しい住まいとなります。足腰の負担を軽減したい高齢者や、小さなお子様のいる家庭は特に安心ですね。
またクッションフロアは防水性にも優れているため、水をこぼした場合も、拭き取るだけですぐにキレイになります。
出典:サンゲツ 住宅用カーペット「スタイルキットvol.1」カタログ
タイルカーペットは、タイル状にカットしたカーペットを幾つも繋ぎ合わせている床材です。色、柄のバリエーションが豊富なのも嬉しい点です。汚れた部分だけを洗ったり取り替えたりすることができますので、キレイな状態を保ちやすいです。
2つ目は、「タイル」です。
タイルは、汚れやすいトイレまわりの壁や床に使用すると、拭き掃除がしやすく、おすすめです。また消臭機能を備えたタイルもあり、ニオイ対策にもなります。
下記は、私が担当したリフォームをした実例ですが、デッドスペースを利用して、ワンちゃんのトイレコーナーを作りました。周囲は、消臭機能のあるタイル「エコカラット」を使い、意匠性よく仕上げました。
当社リフォーム実例:デッドスペースをペットのトイレコーナーにリフォーム。
ただ床に使う場合は、注意点があります。
硬い素材のため、ペットが飛び降りたときの衝撃で足腰を痛める心配があります。
ペットと暮らす上で機能的な建材も、どこの場所に使うのかによってその機能は異なりますので、ぜひリフォームプランナーに相談ください。
こうしたペットに優しい家は、人にとっても多くのメリットがあります。
掃除がしやすい住まいになれば、家事負担の軽減につながり、日頃から清潔な状態を保ちやすくなりますし、お仕事で忙しいご家庭も、掃除がラクというのは嬉しい場面も多いのではないでしょうか。
ペットに優しい住まいの工夫はご紹介のこと以外にもたくさんあります。リフォームで、ペットと豊かで楽しい暮らしをお過ごしください。