スタッフ日誌

音やにおいに配慮して、ペットも家族も快適になる住まいづくり

  • Stay Home Love home
  • リフォーム・リノベーション
  • 施工
  • インテリア
  • デザイン
  • 2021.03.18
  • 広告宣伝部

20210318PHOTO01当社リフォーム実例:猫ちゃん達の健康維持のために、家中を遊び回れるようキャットウォークを設置しました。

在宅時間が長くなって、最近ペットを飼い始めた方も増えていると聞きます。初めてのペットとの暮らしはいかがですか?楽しめているでしょうか?
周りに在宅ワークをする人も増えていて、ペットによる外への鳴き声漏れ等が以前よりも気になっていたり、仕事中にペットが机の上に乗ってきたりして、困っている方はいませんか?
人間もペットも何かとストレスが増える近頃の生活ですが、リフォームプランナーの視点からいくつか改善方法をご紹介したいと思います。

【音対策】
(1)音配慮ドアの活用

20210318PHOTO02出典:DAIKEN「音配慮ドア」

居室タイプの片引き戸、片開き戸の音配慮ドアのご用意があります。機能は、気密性の高い防音ドアまでとはいきませんが、一般的なリビングドアと比べて音漏れを30~50%軽減する効果があります。値段も通常のドアと変わらない価格帯になっています。ペットのいる部屋はもちろんですが、にぎやかなリビングや子供部屋、安眠できる寝室にもおすすめです。

(2)防音カーペットの活用

20210318PHOTO03出典:サンゲツ 住宅用カーペット「スタイルキットVol.1」カタログ

お部屋に合わせてレイアウトできるタイル状のカーペットです。ペットが飛び降りた時や、走り回る際の床衝撃音を軽減し、周囲に響きやすい甲高い鳴き声の反響も減らせます。何よりうれしいポイントは、傷んだり汚れた部分だけはり替えたり、水洗いもできるので、とても便利な商品です。もちろんカーペット以外のペットに最適な床材のご用意もたくさんあります。

(3)天井材で音の響きを抑えよう

20210318PHOTO04出典:DAIKEN「ダイロートン健康快適天井材」

厚さ9㎜や12㎜の調湿ロックウール吸音板で、不快な生活音や室内の響きを和らげてくれる天井材もあります。同時にペットの排泄物、トイレ、生ごみなどの生活臭を吸収し、気になるにおいを緩和する効果もあるので、一石二鳥のおすすめ商品です。柄が豊富で施工性もよいのですが、下地材の基準や割り付け方法など、施工についての細かい規定がありますのでご相談ください。

その他にも、家の外に鳴き声漏れを軽減する自然給気口用の部材や、給気・排気用のフード等もあります。

【におい対策】

20210318PHOTO08当社リフォーム実例:猫ちゃんがLDKのどこでもくつろげるよう、キャットステップ&キャットウォークを造作しました。床も滑りにくいペット用フローリングを採用しています。

ペットとの暮らしは、何と言ってもにおいにお悩みの方が多いのではないでしょうか?
このにおい対策には、やはり通風・換気が最も重要だと言えます。窓や室内扉を開けて、室内外の空気を入れ替えることはもちろん、窓を開けなくても外気の空気を室内に入れ、室内の空気を外に排出する「24時間換気システム」の設置も有効です。「常時換気」と呼ばれるこの24時間換気システムは、ゆっくりと家全体の空気を入れ替えて循環させていきますが、トイレやキッチン、お風呂場などに設置している換気扇は「局所換気」と呼ばれ、部分的かつ、集中的に換気してくれます。

ペットのにおいは、犬のような体臭というのもありますが、どちらかというと排泄物のにおいが一番悩ましいところと言えるでしょう。仮に不意にペットのトイレを吸気口の近くに設置してしまうと、悪臭を部屋全体に運んでしまいます。トイレの配置は、室内の空気の流れの最終地点にするのが重要です。もちろんペットトイレの近くに専用の換気扇を設置することもできます。空気の流れや適切な換気設備の設置はプロのリフォームプランナーにご相談ください。

20210318PHOTO05当社リフォーム実例:デッドスペースを利用して、ワンちゃんのトイレ空間をつくりました。お掃除しやすくにおいが付着しにくい「エコカラット」を壁に採用しています。上部にはお掃除グッズを収納するスペースも設けています。

また、抜け毛が乾燥による静電気や湿気によって壁に付着することもにおいの原因になりますので、調湿・脱臭機能のあるセラミック系の建材や消臭機能付の機能性クロスもおすすめです。
エコカラットのようなセラミック系の建材は、表面に無数にある微細な孔に湿気やにおいの成分を吸着させることができ、においが広がるのを防ぎます。珪藻土や壁紙と比べてもはるかに優れており、短時間で気になるにおいを低減できることが特徴です。

においや音の対策として、床や天井、扉などに、このような機能性建材を組み合わせて、インテリアを工夫してみてはいかがでしょうか?
おうち時間が長くなっていますので、ペットに優しく、人にもストレスのない快適な住まいで、寛ぐ時間を一緒に楽しんでいただければと思います。

詳しい内容は、お気軽にリフォームプランナーにご相談ください。

20201014ill02