出典:YKK AP

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。
突然ですが、「夏には暑い外気熱の70％近くが窓から室内に入り、冬は部屋の中で暖めた空気の熱の50％近くが窓から逃げてしまう」という事実はご存じでしょうか？
効果的な対策の1つとして言うまでもなく、窓やドアの断熱、遮熱対策が不可欠ですね。室内の環境改善方法はいろいろありますが、開口部対策だけでも行っておけば、劇的に快適に過ごしやすくなります。

出典:YKK AP

またこれからの時期、家での事故で気をつけたいのが「熱中症」です。体温を下げるための体の反応が弱くなってくるシニア世代は特に注意が必要と言われています。参照：総務省消防庁「熱中症対策リーフレット」

昨年年末に「グリーン住宅ポイント制度」が閣議決定され、断熱改修工事やエコ住宅設備の設置工事、そして、耐震、バリアフリー改修工事などのリフォーム工事内容がポイントの発行対象となっています。今回のポイント制度は、withコロナ時代の新しい生活様式を支援する目的もありますが、過去に導入された住宅ポイント制度同様、お家の開口部、すなわち「窓やドアの断熱改修工事」も再びポイントをゲットするチャンスとなっています。そこで今回は「窓やドアの断熱改修工事」の具体的な対象工事内容をご紹介します。

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1. 内窓の設置
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いまある窓の内側にもう 一つの窓をつけて二重窓にすることです。
内窓は、既存の壁を壊さずにリフォームできるので、1窓約60分のかんたん施工でできます。窓の断熱性が高まり、お手軽リフォームで大きな効果を得られます。これから夏に向けての暑さ対策として、仮に遮熱タイプの複層ガラスの商品を選定した場合、従来の単板ガラス窓の半分の日射熱を遮断する効果があります。そのうえ、室外の騒音も半分以下に抑える遮音効果もあり、在宅ワークや睡眠の質の向上にも役立ちますね。
設置のご検討の際は、既存窓台の最少寸法や強度などの確認が必要となりますので、近くの店舗、リフォームプランナーにお気軽にお声掛けください。

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2. いまある窓を外して新しい窓に
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いまある窓は、一般的に普及しているアルミサッシ（単板ガラス）が多く、夏の時期、日中窓の表面が温度上昇し、室内に流入することによって部屋を暑くしてしまいます。アルミサッシを樹脂製サッシに取り換えることで、外気の熱を室内に取り込まず、高温になりやすい室内環境を簡単に改善できます。
四季の温暖さの激しい日本は、冷暖房費は電気代の中でも大きな割合を占めています。樹脂窓は冷暖房を過度に使わず、健康的でありつつ、節約もできるエコナ暮らしを
かなえてくれます。（マンションの窓は、共有部分となりますので、個人による取替工事は基本できませんので、ご注意ください。そして、ガラス種・開閉形式・デザインによっては補助対象とならない場合があります）

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3. 窓はそのまま、ガラス交換し性能アップ
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窓の断熱性能は、「ガラス」と「枠」の組み合わせで決まります。1枚のガラスを2枚のガラスに、若しくは2枚のガラスの内側に熱の伝わりを抑える特殊な金属膜をコーティングしているLow-e複層ガラスにすることで、高い断熱性能や防露性能を得られるのみならず、お肌や床、家具へのダメージを与える紫外線もカットしてくれます。
ガラスは大きく分けて「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」があります。
窓の方角や位置、そして、戸建て住宅の場合は軒や庇の状態、隣家との位置関係によって使用するタイプも変わります。ぜひリフォームプランナーと一緒に様々な要素を検討したうえでの実施をお勧めします。

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4. 木造住宅用玄関ドア、引き戸の交換
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壁を壊さず、いまあるドア枠に新しい枠をかぶせるという簡単な施工方法で行います。1日という短い施工時間もうれしいですが、カバー工法による余計な工事費も抑えられます。玄関は、毎日使う大切な生活の一部ですので、安全、快適なものにしたいですね。
お勧めする玄関ドアは、断熱性能はもちろんですが、日々の施解錠が楽になる電気錠、ご年配の方やお子様、一人暮らしの方でも安心できるピッキング対策も万全です。ウィズ・コロナ時代の新しい生活の中、家の換気対策もより重要になっており、通風タイプの玄関ドアについてのお問い合わせも多数頂いております。家中効果的な換気には、風の「入口」と「出口」が必要です。玄関を通風ドアにすれば、住戸全体の風の流れが大きくなり、新鮮な空気の入れ替えのスピードも上がります。

グリーン住宅ポイントの対象期間は（工事請負契約）令和３年10月31日となります。
過去の制度のご利用を見逃してしまった方、結露や寒さ、暑さ対策にお悩みの方、ぜひこの機会をお見逃しなくご活用ください。
国土交通省の動画でも詳しく見ることができますので、ぜひ参考になさってみてください。国土交通省の公式YouTubeチャンネル「MLIT channnel」