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木目の模様が生み出す癒しと安らぎの効果を空間に取り入れる

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  • 2021.06.01
  • 王子店

20210601photo00出典:朝日ウッドテック株式会社「クールジャパン/スクエアタイプ」

長引くおうち時間、皆様はどのようにお過ごしですか?お住まいをより快適に過ごせるよう、工夫しながら過ごしたいですよね。
そこで今回は、木のインテリアをプラスすることで、癒しの空間に変わるアイディアをプロの目線からご紹介します。

室内を見渡してみると、木材がよく使われているのがわかります。フローリング(床材)や建具(扉)、家具などが始めに目につくのではないでしょうか?

実は木目は自然が生み出す不規則なリズムを刻んでいて、ぬくもりを感じさせる癒し効果があると言われています。また木肌(木の表面)は紫外線をあまり反射しないことも、あたたかみを感じる理由だそうです。木がふんだんに使われた空間に入るとホッとする感覚になることが多いのはこのためです。

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さらに興味深いのは、室内を見渡した時に木肌の見える割合を「木視率」と呼び、木視率が40~50%あると、落ち着く空間になるそうです。一般的に、大まかな部屋の面積の構成は天井20%、壁60%、床20%程度となっています。

【床が木目のフローリングで、壁や天井が木が使われていない場合】
床に木目のフローリングが使われていて、壁・天井には木肌が使われていない場合は、木視率が20%となります。そのようなお住まいの方におすすめなのは、以下の3つの方法です。

1.天井に木目の板材を張る
20210601photo01 出典:朝日ウッドテック株式会社「クールジャパン/スリムタイプ」

最近はLDKが一体的な間取りのお宅が増えておりますが、写真のように片側だけ木目の板材で仕上げることで空間をゾーニングすることができ、特別感が出ます。開放感のある勾配天井の魅力を活かし、高級感のある落ち着いた空間の演出にもなります。

2.壁に木目パネルでアクセントを設ける
20210601photo02 出典:朝日ウッドテック株式会社「クールジャパン/ボーダータイプ」

取り付ける木材の向きを同じにすると木目に統一感が出たり、違う方向に取り付けつけるとアクセントになったりと、異なる表情を楽しむことができます。調湿効果もありますので、湿度が気になるお部屋に取り付けるのもおすすめです。

3.木目の壁面収納を取り付ける
20210601photo03 当社リフォーム実例:フローリングに合う壁面収納を新設。扉材の色にこだわりました。

木目を取り入れる方法として、家具や壁面収納を設置することも効果的です。壁面収納は様々な色や素材を選ぶことができますので、床や壁の色と合わせてコーディネートするのもおすすめです。
上記の実例のように壁の一面だけでも木目をプラスすることで、ぐっと自然の中にいるような安らぎの空間になります。

【床と建具が木目の場合】
また、床が木目のフローリングで、建具に木目が入っていたり、木目の家具を置いている場合には木視率が30~40%程度になります。
そのようなお住まいの方にさらに木製インテリアを取り入れる方法は、以下の3つがあります。

1.部屋の入口や窓にウッドブラインドを掛ける
20210601photo04 当社リフォーム実例:和の雰囲気を活かしてダークブラウンの木目で統一。「和モダンな古民家風」の寛げる空間を作りました。

窓に床の色に合わせたウッドブラインドを取り付けると、インテリアにも馴染んで空間が引き締まります。面積が広い窓に取り付ければ、木視率も上がりますね。

2.タテ格子で空間を間仕切る
20210601photo05 当社リフォーム実例:リビングと書斎スペースを木製の格子で緩やかに仕切っています。

目隠しとしてだけでなく、空間を仕切る役割としても効果的です。格子なので圧迫感も少なく、見た目の印象も良いので空間に馴染みます。

3. 木目のデザインパネルを飾る
20210601photo06 出典:朝日ウッドテック株式会社「クールジャパン/スクエアタイプ」

壁の一部に取り付けて、絵画を飾っているようなインテリアにするのもおすすめです。
上記の製品は様々な模様の木製パネルがあり、それを組み合わせることでより立体感がでます。テレビのバックボードやアクセント壁などでさまざまなレイアウトをお楽しみいただけます。

このような方法で、よりあたたかみのある住まいに変える方法がたくさんあります。
自然素材ならではのぬくもりや木目のゆらぎ、肌触り、香りが楽しむことができますし、部屋の一部に使われているだけでも深呼吸したような穏やかな気持ちになりますね。
ぜひお住まいに木目のあるインテリアを取り入れて、おうち時間を癒しの空間にしてみてください。

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