スタッフ日誌

狭いマンションを広く見せる「なんちゃって広々!」の工夫

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  • 2021.06.29
  • 西武練馬店

20210629photo00当社リフォーム実例:2LDKの間取りの洋室1部屋を解体し、廊下もリビングとつなげて広々と感じる空間になりました。

最近リフォームした我が家。狭いマンションなのですが、出来る限り広く見せる為、あらゆる工夫をしました。広く見せるポイントは「天井、床を隠さない」、「目線を遮らない」ことです。題して「なんちゃって広々!」へ変えるコツを、当社リフォーム実例を交えながらご紹介したいと思います。

まずは水まわり。マンションですと水まわりは本当に最低限のスペースしかないことが多いですよね。広いスペースが欲しいけど、優先順位を考えるとここを狭くするしか無い…。分かっています。仕方ないのです。なので…

20210629photo01 当社リフォーム実例:リビングの家族の様子を見ながらお料理できる、オープンな対面キッチンを採用しました。

我が家ではキッチンに吊戸棚は付けませんでした。なぜなら吊戸棚があると天井が隠れてしまうし、目線が奥まで届きません。それだけで部屋が分断されたようになり、狭く感じるのです。

もしも壁に面したI型のキッチンだったとしても、やはり吊戸棚は無い方が広く感じることが多いです。少しだけ収納が欲しい…という場合には壁に見せる収納棚を取り付けるのがおすすめです。お気に入りの器や植物などを飾ってもおしゃれに見えていいですね。

20210629photo03出典:ウッドワン「無垢の木と鉄のフレームで構成されたシンプルな棚板収納」

そして将来的にキッチン用品等が増えて収納が足りなくなった時には、天井を隠さないフレームタイプの収納を取り付けるつもりです。予めリフォームの際に天井に裏地を入れておけば、後からこのように収納を取り付けてアレンジすることもできます。

20210629photo05当社リフォーム実例:玄関からの動線が近く、帰宅時にすぐ手が洗えたり、来客の方も気兼ねなく使っていただけます。

洗面は、吊戸棚で天井を隠さないことは勿論、化粧台を浮かせて床を奥まで見せることにしました。これだけでも少し広くなったように感じませんか?
それから、思い切って壁と扉を取り払い、リビングに対してオープンにしています。これが案外便利。帰宅時、来客時にはスムーズに手を洗うことができます。また、オープンな空間なので朝の混み合う時間でもごちゃごちゃせずに余裕ができ、混雑が緩和されています。将来息子がヘアセットするようになったり、娘が化粧をするようになったりしても、空間にも心にも余裕ができる気がします…。

20210629photo06当社リフォーム実例:壁は作らず開け閉めが楽なカーテンで仕切ることで、空間が広く感じます。

寝室として使っている洋室のウォークインクローゼットにもちょこっと工夫。扉を付けないことで空間を広く感じさせるという方法です。我が家はここをロールスクリーンで隠しています(普段ほぼ開けっ放し)。ロールスクリーンを閉めても床との間に若干隙間が空くので、ウォークインクローゼット側の床が少し奥まで見えて、大袈裟ですが、空間に広がりを感じます。
オープンな洋室は、現在子供部屋として使っていますが、将来的には天井を隠さない家具や、床を隠さない薄手のカーテンで仕切って夫婦の寝室になる予定です。狭い我が家、絶対に狭く感じることは避けたいのです。

20210629photo07当社リフォーム実例:温かみのある無垢の木の棚を使った、収納力も豊富な「見せる収納」です。

最後にリビング。我が家は本が多かった為、壁に本棚を設置しました。そしてポイントなのは床面、天井面が隠れないよう、空間を空けているというところです。背板は壁が見えるように、ガチャレール+棚板という仕様にしました。おかげで広い壁一面に本棚がありますが、圧迫感を感じることなく過ごせています。
また、これは「たまたま」なのですが、床に置かれる家具(ダイニングテーブル、椅子、ソファ、ローテーブル、デスク)も全て、床を隠さない脚の物です。無意識にそのような家具を集めていたようですね。このことでさらに空間を広く見せることができているかもしれません。

このような工夫で、狭い我が家では「なんちゃって広々!」を実現しております。私と同じように、狭いお家にお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずは置き家具の選び方から試してみてはいかがでしょうか。床の障害物が少ないと、お掃除ロボットも大喜びですよ(笑)。是非参考にしてみて下さい。

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