スタッフ日誌

ワークトライアングルで使いやすい、自宅のL型対面キッチン

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  • 2021.07.06
  • ときわ台店

20210706Photo00当社リフォーム実例:キッチンの向きをリビング側に変えて対面式にしたことで、家族の様子を見ながら料理ができるようになりました。

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。

今回は、システムキッチンについてお話させていただきたいと思います。
皆さんのご自宅は、どのような配置のキッチンですか?
キッチンの配置には壁付けI型、L型、2列型、アイランド、対面…と、様々なバリエーションがあります。
リフォームプランナーとして日々、たくさんのお客様のご自宅へ伺いますが、I型の壁付けの配置が多いように思います。我が家のキッチンは「L型かつ対面」のキッチンなのですが、「L型かつ対面」とはその名の通りキッチンがL字の形で、向きは調理台がダイニング側に面しており、壁が無くダイニングに対して対面になっているものです。
このタイプは実はあまり見かけない形ではありますが、実際使ってみると意外と使いやすい部分も多く、結構気に入っているので、皆様にご紹介させていただきたいと思います。

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お恥ずかしいのですが、こちらは実際の我が家のキッチンです。
シンク側が対面式になっていて、調理しながらダイニングを見渡せるようになっているのが特徴です。吊り戸棚や仕切り壁がないので、空間が明るく開放的なところも気に入っています。

ここからは特に気に入っている3つの箇所をご紹介します。

●その1「作業動線の距離と配置のバランスがよい」
20210706Photo04「シンク」「コンロ」「冷蔵庫」を行き来する距離の合計が、3.6〜6.6メートルに収まるのがよいとされています。

キッチンの使い勝手は、シンク、コンロ、冷蔵庫を結んだ動線が、三角形になると使いやすいと言われています。「ワークトライアングル」と呼ばれる作業動線なのですが、この動線と三角形の距離を意識して配置をすると作業効率が上がるといわれています。L型は特に、下ごしらえや洗い物、調理といった作業をする際に効率的な動線を確保しやすいのです。例えばシンクでお鍋に水を入れてコンロへ移動させたり、コンロで使い終わったフライパンをシンクへ移動させたりなどの作業は、少ない歩幅ですばやくできるので非常に効率よく動くことができます。

●その2「コーナーの使い勝手が良い」
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コーナーはデッドスペースになりがちな部分でもありますが、とても広いのでしっかり使わないともったいない。ということで私はキッチンのこの部分に立つことが楽しくなるような工夫しています。まず奥にはラジオを置いています。これで大好きな音楽やラジオ番組を聴きながら楽しく料理ができています。また、レシピ本を広げて置けるスペースも十分にあるので、スタンドを置いて本を立て見ながら料理します。また、ダイニングテーブル側からは、椅子に座りながら手が届く場所でもあるので、ちょっとした調味料やふりかけセットを置いて、食事の際にすぐに取れるようにしています。
この他にもコーナーに家電を置いたり、カフェスペースとして活用するという使い方もいいですよね。

●その3「コーナー収納の活用」
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そして、使いにくいと言われがちなコーナー部分の収納ですが、私は意外と重宝しています。
我が家のコーナー収納はいたってシンプルな片側開き扉ですが、結構便利に使えています。
ここには米びつ、梅シロップの瓶、ホットプレート、電子レンジに付属してきたオーブンの角皿など、比較的大きく重たくて、でも毎日出し入れしないものを入れています。また、引き出しには入らない背の高い一升瓶やフードプロセッサーなどを入れておくのにも便利です。
この部分はメーカーによってはコーナー収納を引き出せるタイプもあり、何を収納するかで選ぶこともでき、工夫が凝らされています。

ここまでご紹介してきたL型対面式キッチンのおすすめポイントですが、気になる部分があるとすれば、先ほど重宝しているとご紹介したコーナー収納でしょうか。一番奥は手が届きにくいため、どうしても掃除が行き届かないというのが難点です。
また、対面式なのでダイニング側からキッチンが丸見えになるのという点もあります。きちんと整理整頓していないと生活感が出てしまいます。洗剤や、水きりカゴ、台拭きなど…あまり見られたくないものもありますから、特に来客時には気を使います。

このような側面もあるL型対面キッチンですが、私にとってはメリットの方が多く、おすすめしたいタイプのキッチンです。
総じて、★4つ!といったところでしょうか。

キッチンのレイアウトに悩んでいる方の一助になれば、嬉しいです。

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