スタッフ日誌

インテリアと調和する暮らしに馴染む仏壇スタイル

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  • 2021.07.15
  • 成増店

20210714photo06当社リフォーム実例

こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
今回はお家の中にある「仏壇」についてのお話です。弊社の実例を交えて、お家のリフォームの際の工夫やお薦め商品などについてご紹介します。

突然ですが、皆さんのお家で仏壇の置き場所に困っていませんか?家族の人数が増えて、収納場所がもっと増やす必要がでてきたり、寝室として使いやすさで和室が洋室に変わったり、お家の家具もコンパクトになったりして、仏壇の置く場所がだんだんなくなってしまいましたね。その上、「インテリアにマッチしない」「奥行きが大きいので、ほかの家具より前に出っ張る」「正座がだんだんできなくなって・・・」などのお困りの声もしばしばお客様から頂いています。なかなかやっかいな仏壇置き場問題です。

今回は、これらのお悩みをいくつかの視点に分けて、アイディアを共有したいと思います。
まず、和室や床の間のないお家の仏壇の置き場所です。
実は、仏壇は「北向きを避ける」と一般的に言われており、そのほかのルールは特にないそうです。和室に置いても洋室に置いても問題ありません。リビングのような人の行き来が多く、毎日手を合わせられる場所に置くのが理想的だと言われています。実際、リフォーム工事をさせて頂いたお客様の半数以上が、仏壇の設置場所はリビングとなっています。ただリビング設置は、お部屋全体のインテリアとのマッチや日常的な動線の妨げにならない位置への配置が気を付けたいポイントとなります。

20210714photo08当社リフォーム実例

こちらの実例は、昔ながらの台付き大型の仏壇ですので、ある程度広めのスペースが必要となります。リビングの一角に仏壇専用の収納スペースを造作しました。違和感なく、お部屋全体の雰囲気に馴染ませるため、面積の大きい壁の色と合わせて扉も白い色で合わせました。更に、開くときに出っ張らないように垂直収納扉金物を利用し、仏壇の両側に差し込めるよう工夫しています。

同じように仏壇専用の収納スペースを造作するにしても、「床に置くタイプの大型の仏壇」と、「台の上に置いて利用する上置きタイプの仏壇」の違いもあります。お家の広さにもよりますが、上置きタイプのほうがよく目にしますね。正座をしたときに仏壇に祀られている本尊が目線よりも上に位置しなければならなければなりませんので、床や畳の上に直接置くことは避け、台に乗せるようにして利用することは基本だそうです。
年齢とともに、正座が難しくなることを懸念して、椅子に座って拝むことができ、高めの置台を造作させて頂いた実例もあります。

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こちらは、施主様はまだ50代ですが、将来のことを考えて、お家の全面リフォームの際に椅子に腰を掛けて、無理のない体勢で将来も利用しやすい仏壇スペースを造作しました。こういった、将来を見据えた計画も大切ですね。

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仏壇で利用する色々な仏具や予備用のお線香、ロウソクを収納するスペースが仏壇の近くにあるととても便利です。こちらの実例は、立った姿勢で仏壇を利用しやすい高さまで収納棚を造作したケースです。横幅95㎝、高さ82㎝の造作収納によって、仏壇周りのものはすべて納まって、すっきりしています。施主様の強いご要望があって、いつもリビングにいる家族全員を見守ってもらえるよう、あえて仏壇を表に設置しました。周りの家具や掛け軸と調和が取れていて、素敵ですね。

20210714photo11当社リフォーム実例

従来の和室を壁紙や畳のリフォームによって、モダンな空間に変身させ、仏壇スペースを一新する実例もあります。こちらの和室は、イグサの畳床を和紙の縁なしタイプに作り替え、内装全体も深みのある色合いにしました。従来の和室のしっかりした構造体に加え、落ち着いた雰囲気がプラスされ、ゆっくりとご先祖の皆様と会話できる空間になりました。和室の良さ、懐かしさを感じますね。

昨今の住宅事情や暮らし方に合わせて、「お仏壇事情」もどんどん進化しているようです。
「家具風仏壇」や「壁掛け仏壇」、「A4仏壇」・・・選択肢が増えたことで、お家の広さやインテリアに合わせて選ぶことができます。

20210714photo05当社リフォーム実例

最近は、上記の実例のような、コンパクトな仏壇も登場しました。
仏壇メーカのはせがわとカリモク家具との共同開発仏壇『ソリッド ボード ジャスト』シリーズも、家具と一体感があって、リビングに仏壇を設置する場合のおすすめ商品です。日本国内生産にこだわり、耐震用転倒防止機能が付いているなど、現代“インテリアへのニーズ”がそのまま反映されています。

ここまで、仏壇に関連するお話をさせて頂きましたが、少しでも皆様のご参考になれたら嬉しいです。
お家のリフォームは、今だけではなく先を見据えた生活も視野に入れて、末永く快適に暮らせるよう、TAKEUCHIは一番に考えます。ご相談、お問合せは、お気軽に店舗、リフォームプランナーまでおたずねください。

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