家具やフローリングを守る、窓まわりの紫外線対策
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- 2021.08.18
- ときわ台店
当社リフォーム実例:西日でお悩みだった窓に遮熱シートを施し、差し込む日差しが緩やかになりました。
8月も半ばが過ぎ、まだまだ暑い日は続きますが、皆様はお家の紫外線対策をされているでしょうか?よく晴れている日はもちろんのこと、曇りの日でも多くの紫外線が降り注いでいると言われています。
お出かけの際に日焼け止めを塗っている方は多いと思いますが、意外と「おうち」の紫外線対策は盲点になっていることが多いようです。紫外線は窓やカーテンをすり抜けて、確実にお家の中にまで入ってきています。日焼けによるダメージで分かりやすいのは、色褪せ(退色)です。知らない間に木製家具やフローリング、畳、プラスチック、革製品なども日焼けによって退色します。いつの間にかお気に入りの家具が変色していた…なんてことになったらショックですよね。
そんな「うっかり日焼け」を防ぐためにも、おうちの中でもしっかりと対策をされることが大切です。
そこで私がおすすめしたい紫外線対策を3つご紹介いたします。
(1)「内窓」の取り付け
出典:YKK AP「マドリモ 内窓 プラマードU」
まずご紹介したいのが、「内窓」です。皆様は内窓もしくは二重窓というものをご存知ですか?今設置されている窓の室内側に、もうひとつ窓を取り付けるという工事です。既存の窓にもうひとつの窓を足すことで、断熱性・気密性がアップし、省エネ効果を得られることはもちろん、窓に使われるガラスの種類によって、紫外線をカットしてくれる嬉しいポイントがあります。
内窓は、単板ガラス若しくは2枚のガラス(複層ガラス)を組み込んで作られているものがほとんどですが、2枚のガラスの間に、「Low-E金属膜」をコーティングしてある「Low-E複層ガラス」というものが、紫外線をカットしてくれます。
熱の伝わりを抑えるLow-E膜が、外気の熱だけでなく、紫外線を70%以上カット(※)すると言われています。※参照:YKK AP「Low-E複層ガラス 概要」
このLow-E膜を使用製品は、LIXILの「インプラス」、YKK APの「プラマードU」があります。
2社の製品は、性能に関してはほぼ同じですが、いくつかの違いがありますのでご紹介します。
【窓枠カラー】
出典:YKK AP「マドリモ 内窓 プラマードU・窓枠カラーグレイ」
木目を含めて、それぞれのメーカーとも6色のカラーバリエーションがありますが、「プラマードU」は、ここ数年人気のグレイッシュ・カラーのようなインテリアと相性のいい、グレイのラインナップがあります。また「ホワイト」も壁紙やインテリアとなじみやすく、純白に近い白になりますので、「真っ白の窓枠がいい」という希望であれば、「プラマードU」をおすすめします。
【設置条件】
設置にはいくつかの条件があります。2枚引違い窓を設置する場合は既存窓枠の奥行が「インプラス」ですと70mm必要で、「プラマードU」は73㎜必要となります。奥行きが満たない場合、両者とも新たにふかし枠を設置し、窓を取り付けます。
【和室組子】
和の空間に馴染むデザインの窓もあります。和室に内窓を設置する場合、障子らしく見せる「組子」のデザインは「インプラス」は1種のみで、「プラマードU」は荒間格子と横繁吹き寄せ格子の2種類があります。
【プラス機能】
「インプラス」には、樹脂製の枠の部材にほこりがつきにくい「ダストバリア」という機能がついています。一方、「プラマードU」はこの機能はありません。
ご自宅の状況やデザインの好みで、お選びいただければと思います。
また、工事が簡単で、1窓あたり最短60分程度でリフォームできるのも嬉しいですね。(リフォーム場所によっては工事時間が長くなる場合もございます。)今なら内窓の設置工事は、「グリーン住宅ポイント制度」の対象にもなっていますので、おすすめです!
(2)窓フィルムを貼る
窓自体はそのままに、手軽に紫外線カットしたいという方におすすめしたいのが、窓のフィルム貼りです。
3Mの「スコッチティント™ ウインドウフィルム」という透明のフィルムを窓に貼るだけで紫外線をカットする効果が期待できます。機能性が高いので、台風の季節に心配な窓の破損による飛散を防止や、防犯対策にもなります。
フィルムは、透明なもの以外にスモーク調のものや色が付いたもの、素敵なデザインのものもたくさんありますので、外からの視線を遮る目隠しにもなります。「カーテンを付けるほどではないけれど、外からの視線が気になる」という階段や廊下の窓に採用してはいかがいでしょうか?空間のアクセントとしてもおすすめです。
(3)紫外線カットのカーテンに取り替え
出典:サンゲツ「アイテム選びのヒント」
一番お手軽に実践して頂けるのがカーテンのお取り替えです。窓の数が多くて内窓やフィルムを貼るには費用がかさんでしまう、という場合には紫外線カットしたい窓の大きさや場所等のバランスを見ながらカーテンの取り替えを検討するのもおすすめです。UVカット効果の高いカーテンなら90%以上のカット率(※)のものもあるので、窓辺に降り注ぐ紫外線をしっかりシャットアウトすることができます。※参照:サンゲツ「アイテム選びのヒント」
弊社では、インテリアに合わせたカーテンやファブリックのコーディネートも提案しておりますので、ぜひご相談ください。
まだまだ暑い日が続きます。
窓周りの紫外線対策で、ご家族の皆様はもちろん、おうちの家具やフローリングなどを守り、安心快適に過ごしましょう。