スタッフ日誌

洗面室の5つの悩みを解決する方法

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  • 2021.08.25
  • 成増店

20210824photo00当社リフォーム実例:造り付けの収納を撤去し、洗面化粧台とセットのサイドキャビネットに変えたことで統一感が出て見た目がスッキリ、収納量もアップしました。

家の中のコロナ感染予防対策が日に日に重要になってきている昨今、洗面脱衣室に関するリフォーム相談や改修希望は増えています。今回は同じようなお悩みを抱えている方のために、我が家のお悩みをご紹介しながら解決方法を一緒に考えていきたいと思います。
我が家の洗面脱衣室は北側にあり、2畳ほどのスペースなのですが、不便で解消したいと思っている点がいくつかあります。

(1)窓の位置
換気扇の設置の代わりに窓を開けて換気をしなければならないのですが、窓が洗濯機置き場の背面の少し高い位置についているためとても開けにくいのです。毎日の開け閉めがとても億劫になってしまいます。

●解決方法1「換気扇を取り付け」
20210824photo01当社リフォーム実例:洗面台の上部に換気扇を設置しています。空間は白を基調にシンプルにまとめ、アクセントとなるグレーのクロスを側面に貼りました。

戸建の場合…新しく換気扇のダクト用の穴を開け、新設します。
マンション…浴室の換気扇を浴室と洗面所の2室換気できるものを取り付けます。

●解決方法2「調湿機能のある製品を取り付け」
20210824photo02出典:LIXIL「内装機能タイル:エコカラットプラス」

換気扇以外にも湿気対策にエコカラットのような調湿機能のあるタイルなどを貼るのも効果的です。エコカラットを貼る場合、空間全体の調湿効果を発揮する目安として、その空間の床面積の1/4以上の壁面積に施工すると効果を発揮するそうです。また、エコカラットはイメージに合わせて様々なデザインのものがありますので、アクセントとして貼るのもおすすめです。

(2)収納不足
生活をしていると洗面所に置いておきたいものが意外とたくさんありませんか?私は洗濯やお風呂で使う洗剤やシャンプー等のストック、タオル、下着類、化粧品、体重計等を洗面脱衣室にすべて収納できるのが理想ですね。

●解決方法1「収納量の多い洗面化粧台に取り替え」
20210824photo03 当社リフォーム実例:2段引出しタイプの洗面化粧台に取り替え、収納量がアップしました。

洗面化粧台の収納を開き扉タイプから2段引き出しタイプに交換します。
開き扉の場合、奥に入れた物が取り出しにくいため不要なものまで詰め込んでしまいます。2段の引出しタイプなら、奥まで見えるので出し入れしやすく有効に使えます。また体重計も収納できるタイプの洗面化粧台もあるので、体重計置き場にお困りの方はこれで解決出来ます。

●解決方法2「吊り戸棚を設置」
20210824photo04当社リフォーム実例:デッドスペースとなっていた洗濯機上に棚を設置して有効活用しました。

洗濯機と天井の間には、デッドスペースと呼ばれるもったいない空間があることが多いですよね。ここに吊り戸棚を取り付ければ収納力がアップします。手が届きにくいという場合には昇降式の吊り戸棚もあります。

●解決方法3「壁厚収納(ニッチ収納)」
20210824photo05当社リフォーム実例:給排水管がある壁内の空間ができた部分にニッチ収納を造作。タオルを奥のにちょうど良いスペースになりました。

壁内の空間を利用して収納を作ることもできます。間柱の間の空間を利用して、奥行が10㎝から14㎝くらいのニッチ収納の造作が可能な場合があります。タオルや小物などを収納することができます。筋交いといって斜めに構造用の部材が入っていることもありますので、取り付けをご検討される場合には、プロのリフォームプランナーによる確認が必要です。

(3)水はねが気になる
洗面台の横の壁がクロス仕上げのため、水ハネ、汚れがとても気になります。それだけでなく、タオル掛けのタオルを使う際に爪が壁に当たってしまい、クロスが剥がれてしまいます。

●解決方法1「キッチンパネルを貼る」
20210824photo10当社リフォーム実例:柄がポイントのAICAのメラミン化粧板です。キッチンに使われることが多いのですが、水はねが気になる洗面台の壁に貼っても効果的!汚れもさっと拭き取れます。

キッチンパネルという水はねに強いパネルを貼れば、水はねしてもすぐに拭き取れますし、爪が当たっても剥がれてくる心配はありません。キッチンパネルの他にもタイル等を貼るのもインテリアのアクセントとなるので、おすすめです。いずれも水はねや汚れに強いので、お掃除も簡単に済みます。色や柄が豊富にあるので、好みにあったものを選べますね。

●解決方法2「洗面台と壁面の隙間をなくす」
20210824photo11 当社リフォーム実例:壁との隙間が無いように天板のサイズを空間の幅にピッタリと合わせて作りました。

洗面台の寸法はオーダーメイドし、壁との微妙な隙間をなくすこともできます。設置場所にピッタリの洗面台であれば、水が入ってカビが発生してしまうというお困り事も無くなり、汚れも溜まりにくくなります。

(4)洗面台や壁、床が白ばかりで面白みが無い
我が家は床も壁も洗面台も真っ白で面白味がありません。白は清潔感があり空間を明るく広く感じさせてくれる色なのですが、シンプルすぎて個性のない感じになってしまいます。また床に落ちた髪の毛や壁の手垢などの汚れもとても目立つのです。

●解決方法1「壁にアクセントクロスを貼る」
20210824photo07当社リフォーム実例:空間の幅に合わせて設置。収納量を確保するため、洗面台と同じ扉材でキャビネットも追加しました。キャビネットの下段は、引き出しタイプにしたことで取り出しやすくしています。

無地のものでも色が付いたクロスを貼るだけで、空間の雰囲気が変わります。壁の一面を貼るだけでも十分にイメージチェンジできますので、おすすめです。落ち着いたトーンのクロスでシックな雰囲気にしたり、レンガやタイルのような柄のクロスにしてもおしゃれに見えます。

●解決方法2「床のクッションフロアをはり替える」
20210824photo06当社リフォーム実例:床にタイル調のクッションフロアを貼り、空間のアクセントになりました。

洗面室の床は、お掃除のしやすいクッションフロアであることが多いため、はり替えが比較的簡単に行えます。明るい色だと汚れが目立つ…という場合には、グレイッシュのカラーを選ぶと、髪の毛が落ちていても目立ちにくいのでおすすめです。
もちろんグレイッシュだけでなく、色やデザインは様々ですので、お気に入りのものにはり替えてみませんか?洗面化粧台の色との組み合わせにお悩みであればいつでも弊社スタッフまでご相談ください。

(5)洗濯物干しが不便
我が家は洗濯機がある洗面室は1階にあるため、湿って重い洗濯物を抱えて2階のベランダまで干しにいくのがとても大変です。また、梅雨時期や冬は室内干しになることも多く、部屋干しするとタオル類がすぐに臭くなってしまうというのも悩みです。

●解決方法1「洗面室の場所を移動する」
洗濯機の場所からベランダなどの洗濯物干し場までの距離を短くすることで、重い洗濯物を移動させる負担と手間を省くことができます。間取り変更が可能であれば、家事動線を見直してこのようなリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

●解決方法2「浴室換気乾燥暖房機を設置する」
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浴室に浴室換気乾燥暖房機を設置すると、洗った洗濯物を隣の浴室ですぐに干すことができます。室内で干すことができれば、梅雨時期や寒い冬も気にする事無く干せるのでおすすめです。また、室内といっても浴室内ですので、リビングで干されていて生活感が出てしまう…なんていうこともありません。

●解決方法3「室内洗濯物干しを設置する」
20210824photo09当社リフォーム実例:洗面脱衣室に洗濯物干しを設置して、洗濯物をすぐに干すことができます。

リビングや寝室に設置することも多い洗濯物干しですが、洗面室に取り付ければ湿って重くなった洗濯物を移動する事無く干すことができます。取り外し式や昇降できるものであれば、邪魔になることもありません。設置する場所は、物干しのスペースと人が通るスペースが重ならないように工夫することが大切です。

他のお部屋に比べ空間はコンパクトなのですが、手洗い、歯磨き、髪を乾かす、服の脱ぎ着、など、たくさんの作業が行われ、家族の出入りも多くあります。ストレスを感じやすい場所だからこそ、お掃除のしやすさや空間の快適さにこだわりたいですね。
リフォームのTAKEUCHIが解決方法を皆さまと一緒に考えますので、お気軽にお問合せください。

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