スタッフ日誌

フレキシブルに使える土間空間のアイデアと実例紹介

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  • 施工
  • 2023.01.11
  • 杉並永福店

1出典:平田タイル「シャトー」

こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
3年ぶりに行動制限のない年末年始となりました。皆さまどのようにお過ごしでしょうか?私は久しぶりに親戚や友人に会い、久しぶりにわいわいと楽しい時間を過ごしました!

早速ですが、「土間」のある家が数年前からブームになっているのはご存じでしょうか?
SNSにもおしゃれな土間空間がたくさん上がっているので、自宅にも取り入れたい!という方もいらっしゃると思います。
今回は、フレキシブルに使える土間空間のリフォームアイデアと実例をご紹介します。

1.「土間」って何?
2出典:WOODONE「ドレタス」

「土間」とは、建物内で床を張らず、地面を露出するか、三和土(たたき)、タイル張りなどにした所。※引用元 デジタル大辞泉
辞書の意味の通り “古民家にある玄関““炊事場”“土足で入れる作業場”等、外からそのまま土足で入れる空間というイメージが多いと思います。
昔ながらの「土間」空間ですが、現代の住まいに合わせて工夫すると、とっても便利に活用できます。

2.土間の用途に合わせた床の素材選定
思い切って土間のある家にリフォームするぞ!となった時に重要になるのが、床の材質です。土間の用途に合わせた、代表的なおすすめの仕上げ材をご紹介します。

【モルタル・コンクリート】
3当社リフォーム実例:築90年の伝統木造家屋の昔ながらの趣は残しつつ、水廻りや居住スペースは快適に過ごせるよう現代風にリフォームしました。

「土間」といったらこのイメージが強いかと思います。昔ながらのモルタル仕上げです。
耐久性が高く、デッキブラシなどでゴシゴシ洗うこともできるので、DIYを行ったり、自転車やアウトドア用品をたくさん置いたりしたい方におススメです。
純和風のインテリアにも合いますし、ブルックリンスタイルやインダストリアルインテリアのようなクールな内装にもぴったりです。デメリットとしては、モルタル打設後、固まるまで歩行ができなくなるため、在宅でのリフォーム工事が難しいです。

【タイル】
4当社リフォーム実例:ベビーカーにお子様を乗せたまま出入りできる玄関土間空間を作りました。将来的にはお子様の遊び場や植物を育てたり、趣味の空間や工作を思いきり楽しんだりできます。

タイルは高級感があり、様々なデザイン・質感を選べます。お手入れも比較的簡単で、モップ、ブラシ、雑巾で拭くなどでOK。観葉植物を置いたり、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま出入りしたりするのにおススメです。また、ベランダ側にタイルの土間空間を設けてあげると、アウトドアリビングとして活用することもできます。タイルのデメリットとしては、焼き物なので硬いものを落としてしまうと割れる可能性があります。そのため、DIYなど工具を使う空間には不向きです。また、タイルの種類によっては、水に濡れると滑りやすくなるので選定の際は注意が必要です。

【塩ビ素材(フロアタイル・長尺シート等)】
5当社リフォーム実例:詳細はこちら

フロアタイルや長尺シート等の塩ビ素材も土間に活用できます。フロアタイル、長尺シートは商業施設で土足歩行の場所でも活用されています。そのため、玄関と続きの土間空間にも使用できます。モルタル・コンクリート、タイルと比較して、コストが抑えられるのと、工期が短くて済みます。
トイレや洗面所にも使用する素材なので、素足やスリッパで出入りすることもあるウォークインクローゼットやパントリー等、室内空間よりのお部屋に向いています。デメリットとしては、耐久年数が10数年で、傷や摩擦に弱いため、ベビーカーやキャスター付きのものをよく使う場合は向いていません。また、水が継ぎ目から侵入すると剥がれやすくなるため、水洗いは不可。
モルタル・コンクリート、タイルとは異なり、貼替が比較的簡単なので、汚れが目立ってきたり、インテリアのイメージを変えたいときにすぐリフォームが可能です。

3.土間のある家の実例紹介
実際に土間を取り入れた実例をご紹介します。

【ぐるっと一周できる家事動線ラクな住まい】
630×480 (630 × 380 px)7当社リフォーム実例:詳細はこちら

玄関土間から入って、ウォークスルークローゼットを中心に家全体をぐるっと一周できる間取りにリフォームした事例です。玄関土間には、靴やアウトドアグッズ、スーツケースもまとめて収納できます。ベンチ椅子も置き、ゆったりとした空間になりました。

【子育て世代にうれしい土間のある暮らし】
8
9当社リフォーム実例:詳細はこちら

玄関横の部屋をおもいきって土間空間にリフォームした事例です。玄関だけでなく、テラスとウォークインクローゼットに直接出入りできる間取りです。自転車やアウトドア用品をテラスから出し入れしやすくなりました。また、ベビーカーに子供を乗せたまま出入りができるので、スムーズにお出かけができます。

【大容量の土間収納】
10当社リフォーム実例:詳細はこちら

土間空間をそこまで広く取れない場合も多いかと思います。省スペースでも大容量の土間収納をつくった事例です。既存の玄関収納を撤去して、土間置きスペース付きの天井まである大容量の収納に変えました。土間置きスペースはベビーカーやアウトドアグッズをそのまま収納できます。

外のようにも使えるフレキシブルな土間空間のアイデアと実例をご紹介しました。趣味の空間、収納スペース、ワークスペース等、ライフスタイルの変化に合わせて活用することができますので、リフォームの際にはぜひ取り入れてみてください!