当社施工実例：和室を改修しワンルームの広いリビングにしました。内装選びや色合いを厳選し、和洋折衷のリビングが完成しました。

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。

寒い日が続いていますね。寒い日こそ、”あってよかった！”と幸せを感じるのが「床暖房」です。

昔から頭寒足熱は体にいいと言いますが、足元から暖まることによって血行が促進され、自律神経や関節症などにもよい効果があるそうです。

一方で気になるのは導入にかかる費用や、光熱費などのランニングコストだと思います。

そこで今日は、床暖房の種類や、設置費用、ランニングコスト、電気代の節約術などについてご紹介したいと思います。

1.床暖房の種類、電気式・ガス式それぞれの特徴は？
参照：Panasonic「電気床暖房 フリーほっと」

床暖房には大別すると「電気式床暖房」と「ガス温水式床暖房」の2種類に分けられます。

電気式床暖房は、床パネル内部の電熱線を電気で発熱させる方式で、設置費用が比較的リーズナブルである反面、かかる電気代は高めです。また接触部分が44～45℃と高温になることもあり、低温やけどを起こすケースも見られます。

電気式床暖房を細かく分類すると電熱線式・蓄熱式・ヒーター式に分けられます。

また、仕上げ材（フローリング・カーペット・フロアタイルなど）によって採用される方式の制限が生じる場合があります。ご検討の際には設置場所の条件や仕上がりイメージをリフォームプランナーとご相談ください。

ガス温水式床暖房を設置している様子。

ガス温水式床暖房は、室外機で温められた水や不凍液を、室内⇔屋外と循環させることで、部屋全体を輻射熱で暖める方式です。

複数の部屋や広い範囲に設置でき、温度ムラが少ない、基本メンテナンス不要などが特徴です。

ガス温水式床暖房は、床下のパイプに温水を循環させる設置の際の工事費用は電気式よりかかるものの、月々かかる光熱費の面でお得です。

床暖房シーズンの冬期（12～4月）のガス料金がグッとお得になるプラン(※1)もあります。また、接触部分の温度は40℃程度とあって、低温やけどの危険性もほぼありませんので、小さなお子様やペットがいるご家庭は特におすすめです。
※1　参照：東京ガス　家庭用ガス温水床暖房契約「暖らんぷらん」

床暖房は、長く使い続けることを考え、住まいの環境に合った種類を選ぶことが重要です！

2.気になるランニングコストの比較と節約術

当社リフォーム実例：フローリングのはり替えと合わせて床暖房を導入しました。段差も解消され安心して過ごすことができます。

床暖房を検討する上で、コストは非常に重要ですよね。

設置費用（イニシャルコスト）だけではなく、維持費用（ランニングコスト）の相場をご紹介します。

目安としては、6畳程度1部屋で

電気式床暖房は、設置費用35万円～　ランニングコスト9,000円～/月※注2
ガス温水式床暖房は、設置費用45万円～　ランニングコスト6,000円～/月※注3
　程度です。

※注2　ガス温水循環式：熱源機は都市ガス・1日8時間使用した場合
※注3　電気式：200V電源タイプ・1日8時間使用した場合

また以下の方法で使い方に気をつけていただくと節約につながります。

・付けたり消したりを繰り返さない

床暖房の立ち上げ時には大きなエネルギーが消費されるため、つけっぱなしのときと比べて、約5倍のコストがかかるといわれています。

オン、オフを頻繁に繰り返さず、可能な限り継続して使用することをおすすめします。また、少し設定温度を下げると、さらに節約につながります。

・早めに電源オフ

床暖房は電源をオフした後も余熱で暖かさが持続します。

電気ヒーター式と比較すると、ガス温水循環式の方がこの余熱時間が長く、通常30分～1時間程熱が残ります。

就寝や外出時には早めにスイッチを消すことも節約につながります。タイマーを活用することもおすすめです！

・カーペットやラグは使わない

床暖房は、輻射熱が発生することで部屋全体を暖めます。

そのため、床にカーペットやラグを使わない方が、効率的に部屋が暖まります。

・二重サッシなどで、お住まいの気密性を上げる

床暖房で室内がいくら暖まっても、窓や開口部から熱が逃げてしまったら元も子もありません。

二重サッシ等でお住まい全体の気密性上げることで、より暖まった熱が室内に滞留し、光熱費の節約につながります。

床暖房は、寒い冬を快適に過ごす上でぜひおすすめしたい住まいの設備です。

床暖房の施工実績が豊富なリフォームのTAKEUCHIでは、お客さまの住まいに合わせた床暖房のリフォームを行っております。ぜひお気軽にご相談ください！