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住みながらでもリフォームできる? メリット・デメリットや仮住まいの候補を解説

  • 2025.02.28


リフォームのご相談をいただく際に「住みながら工事が可能か、仮住まいが必要になるか」についてよくご質問をいただきます。実際に、リフォームの中には住みながらできるものとどうしても一時的な仮住まいが必要になるものがあります。まずはリフォームを計画する上で、ご希望のリフォーム内容は仮住まいが必要になるか知ることが大切です。
そこで本記事では、住みながらできるリフォームと住みながらできないリフォームを解説します。また、その際のメリット・デメリットもご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

《目次》
(1)住みながらできるリフォーム・できないリフォーム
■ 住みながらでもできるリフォーム工事の例
■ 住みながらできないリフォーム工事の例
(2)住みながらリフォームすることのメリット
■ 家賃や引越しなどの費用や手間がかからない
■ 工事の進捗を間近で見ることができる
(3)住みながらリフォームすることのデメリット
■ 工事日数が長引くことがある
■ 慣れない環境がストレスになる
(4)仮住まいはどのように選ぶ?
■ ホテル
■ ウィークリーマンションや短期賃貸物件
■ リフォーム会社所有の専用物件
(5)まとめ



(1)住みながらできるリフォーム・できないリフォーム
ここでは、住みながらできるリフォーム工事の例と、住みながらできないリフォーム工事の例をご紹介します。

■ 住みながらでもできるリフォーム工事の例
まず、住みながらでもできるリフォーム工事の例は下記のとおりです。

・キッチン、お風呂、洗面、トイレの一部の設備交換
・部分的な床・壁紙の張替え
・外壁・屋根の塗装
・外構、エクステリア、門扉の交換


キッチン、お風呂、洗面、トイレの一部の設備交換や部分的な床・壁紙の張替えは、工事期間が2~3日の部分的な工事内容であれば、住みながらの工事が可能です。生活への大きな支障はありませんが、工事期間中は一時的にお水や電気が使用できない時間帯がありますので注意が必要です。
また、外壁・屋根の塗装、外構、エクステリア、門扉の交換など外部の工事は、住みながらの工事が可能です。外まわりの工事の場合は室内の生活に与える影響は少ないですが、工事内容によってベランダに洗濯物を干せない期間が発生することもありますので注意が必要です。


■ 住みながらできないリフォーム工事の例
一方で、住みながらできないリフォーム工事の例は下記のとおりです。

・水回りの位置変更を伴う全面的なリフォーム
・全室の内装工事、壁・床・天井など大規模な工事
・間取り変更を伴うリフォーム、フルリフォーム


水回りの位置変更、水回りの全面的なリフォームは、配管工事が伴うため、住みながらの工事は生活に支障をきたします。設備が使用できない期間が長くなるため、仮住まいが必要になるケースが多いでしょう。
全室の内装工事、壁・床・天井など大規模な工事も、家全体にわたる工事が必要となるため、仮住まいを用意したほうが生活のストレスはなくなる可能性が高いと言えます。
間取り変更を伴うリフォームは壁の撤去や新設が必要であり、騒音や粉塵が発生するため、生活環境が大きく乱れることがあります。間取り変更を伴うリフォームは仮住まいが必要になります。
また、住みながら工事が可能なリフォーム内容でも、小さなお子様やペットがいる場合は仮住まいも検討しましょう。工事の騒音や粉塵は、特に子供やペットにとって大きなストレスとなる可能性があるため、仮住まいを推奨します。

仮住まいが必要になるかどうかの判断基準は工事期間中に家族の生活が成り立つかどうかという点です。家族全員が安心してストレスなく暮らせるのかどうかを考え仮住まいを選択するか検討する必要がありますが、初めてのリフォームでは工事の様子がイメージできない場合がほとんどかと思いますのでぜひリフォーム会社の専門スタッフにお気軽にご相談ください。


■ 住みながらリフォームをするかどうか迷う工事内容
工事内容によっては、仮住まいをするかどうか判断に迷うケースもあります。
例えば、水まわりリフォーム1箇所であれば住みながらの工事が可能ですが、複数箇所の水まわりリフォームで工事期間が長くなる場合や、リビング・キッチン同時リフォームで工事範囲が広くなる場合、部分的な内装工事などは、住みながら工事も可能ではありますが生活に制限が発生するため判断に迷うというお声をいただきます。次の項目では、住みながらの工事と仮住まいについて、それぞれメリット・デメリットを解説します。



(2)住みながらリフォームすることのメリット
住みながらリフォームするメリットをご紹介します。

■ 家賃や引越しなどの費用や手間がかからない
1つ目のメリットは、仮住まいの費用がかからないことです。仮住まいの家賃や引っ越しにかかる費用を節約でき、経済的な負担を軽減できます。また、仮住まいの費用を抑えられる分、リフォームのプランや仕様をより充実させることも可能です。


■ 工事の進捗を間近で見ることができる
2つ目のメリットは、工事内容を間近で見ることができる点です。
完成後の仕上がりだけではなく解体中の様子など、リフォームの裏側を見ることができます。工事期間中は私たちリフォームスタッフも工事の確認にお伺いしますが、進行状況やご相談したいことをすぐにお客様に見ていただけますので、スムーズに工事を進めることができます。


(3)住みながらリフォームすることのデメリット
住みながらのリフォームにはメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
ここでは、そのデメリットを順番にご紹介します。

■ 工事日数が長引くことがある

1つ目のデメリットは、工事日数が長引くことです。たとえば、住みながらのリフォームであるため作業が小分けになります。一度に進めるよりも、部分ごとに小分けに行う必要があるため、全体の工期が長くなります。
また、工事日数が長引くことで費用が増える可能性も考えられます。職人の作業回数が増えるため、人件費が追加されるケースもあります。


■ 慣れない環境がストレスになる

2つ目のデメリットは、慣れない環境がストレスになることです。たとえば、ホコリが舞ったり大きな音がしたりする環境はストレスになりやすいです。リフォーム作業中は騒音が発生し粉塵も飛散するため、居住者にとって快適な環境とは言えません。

また、家族以外の人の出入りがあることに慣れない可能性もあります。職人が日中に出入りするため、リフォームの作業中はプライバシーの確保が難しいです。
さらに、お水やリフォーム箇所の設備が一定期間使えなくなることがあります。水まわりの工事では一時的にお水や電気が使えなくなることを考慮しておきましょう。


(4)仮住まいはどのように選ぶ?
仮住まいを検討する場合、仮住まい先はどのように選べばよいのでしょうか?ここからは仮住まい先の候補についてご紹介します。

■ ウィークリーマンションや短期賃貸物件
1週間から数ヶ月の工期の場合、週単位、月単位の短期間で契約ができる物件がおすすめです。ウィークリーマンションの場合は家具家電の設備が整っていて気軽に入居できる物件もあります。物件によって敷金礼金の有無や手続きが異なり様々です。必要な間取りや工事期間に応じてご家族にあった物件探しをおすすめします。

■ ホテル
数日で終わる工事の場合はホテルの宿泊がおすすめです。ホテルの滞在であれば清掃のサービスもありストレスも少なく、宿泊先の選択肢も多くあります。
中にはリフォーム期間を利用してご旅行に行かれる方もいらっしゃいます。

■ リフォーム会社所有の専用物件
リフォーム会社によっては仮住まい用の物件を所有・紹介している場合もあります。
リフォームの計画と合わせて仮住まいも相談できるとスムーズで安心です。
当社では、仮住まい用の物件をご紹介する他、東京都板橋区ときわ台/群馬県高崎市の2か所に自社所有の仮住まいのご用意もございます。
仮住まい物件のご紹介
冷蔵庫や洗濯機などの家電が備わっており、身軽な状態で入居可能です。工事期間中もストレスなく快適に過ごしていただける環境ですので、仮住まいもあわせてリフォーム会社へ相談したい場合は、ぜひ一度当社にお声掛けください。


(5)まとめ
住みながらのリフォームは、費用や手間を抑えられる一方で、工期が長引いたり生活環境が一時的に不便になることがあります。リフォーム内容によっては、仮住まいが必要なケースもあるため、事前に工事の内容をしっかりと把握し、工事の可否をリフォーム会社に相談することが大切です。仮住まいの期間を短縮する工夫や、リフォーム会社が提供する物件を活用することで、費用を抑えながら快適にリフォームを進めることも可能となります。
当社では、お客様のご希望の工事内容に合わせて、負担の少ないスケジュールや進め方をご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。