ツーバイフォー工法で
どのようなリフォームができるのか? その2
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- 2017.11.23
- 千歳烏山店
こんにちは!リフォームのTAKEUCHIです。
前回は、ツーバーフォー工法とツーバーフォー住宅と在来工法住宅の違いなどについてお話しさせていただきました。今週は、ツーバーフォー住宅の特徴や、リフォームで注意すべき点などをお話しさせていただきます。
前回のお話しはこちらから
1. ツーバイフォー工法の特徴は?
●耐震性が高い
●気密性が高い
●耐火性能が高い
2. ツーバイフォー工法のリフォームで注意することは?
1. ツーバイフォー工法の特徴は?
ツーバイフォー工法は、一般的に在来工法に比べて、3つの特徴があります。
●耐震性が高い
●気密性が高い
●耐火性能が高い
いずれも、ツーバイフォーの建て方の特徴がそのまま強みになっています。
●耐震性が高い
在来軸組工法では、柱や梁などで軸組をして建て、筋交や構造用パネルで構造を造作しますが、ツーバイフォー工法は上記に挙げたツーバイフォー材を使って床・壁を順番に造作していくこととで、構造と下地をフレーミングの際に一緒に造っていきます。面で構成されているので、線の在来工法に比べ、よりも耐震性能を高めやすい、ということですね。また、構造ルールによって耐震性能を確保しており、合理的な工法だと言われています。
(梁:建物の構造材のひとつ。柱の上にわたし、柱と柱をつなぐ水平材のこと。筋交:柱と柱の間に斜めにわたす補強材のこと。自身や台風などによる建物の変形を防ぐことが目的。)
●気密性が高い
フレーミングの際に床を造り(仕上げ材の下地まで造ってしまいます)、その上に壁を造るという形で建てますので、在来軸組工法に比べて「隙間」が少なくなります。仮に在来軸組工法で同様に気密性を高めようとすると、隙間を埋める作業をしていくために大工さんの手間と費用、時間がかかります。
●耐火性能が高い
隙間が少ないという点と壁・天井が石膏ボード下地であることから、在来工法に比べ、耐火性能が高いといえます。こちらも面で構成されるツーバイフォー工法の強みですね。ツーバイフォー工法で建てられた住宅は、耐火性能を認められ、火災保険の費用を抑えられることもあります。
2. ツーバイフォー工法のリフォームで注意することは?
ツーバイフォー工法でも、キッチン、浴室、トイレなどの水廻り設備の交換や、内装、外壁や屋根の塗装などのリフォームは在来軸組工法など、他の工法と同じで比較的容易にリフォームすることができます!
ただ、「構造ルール」のもと、「面」で構成するツーバイフォーの特徴から、壁の位置をずらしたりする間取り変更や窓やドアなどの開口部を大きくするリフォームでは注意が必要です。
まずはしっかりツーバイフォー工法の構造ルールを理解しているリフォーム業者に依頼することが重要です。
まずはご自宅がどんな工法で建てられているのか把握しましょう。壁の厚さや床下、天井裏などを見ることでどのような工法で作られているか分かります。
実際にはリフォーム業者に依頼して、ご自宅の工法を確認することもあると思います。
その際は、ツーバイフォー施工実績を聞いてみてください。施工実績のある業者であれば、安心して工事を任せられます。
ツーバイフォー工法の構造ルールに適合するか、適合するための工事方法をしっかりと検討する必要があります。構造部分を検討することで、リフォーム後にツーバイフォー工法の特徴の一つである耐震性能が下がることなく、安心してお住まい頂けるようになります。
慣れていないリフォーム業者だとツーバイフォー工法の住宅のリフォーム自体を断ってくることもあるそうです。
よくツーバイフォーはリフォームしにくいと言われている理由は、実は「ツーバイフォーはリフォームしにくい」のではなく、「ツーバイフォー工法を熟知しているリフォーム業者が少ない」ということなのだと思います。
いかがでしたか?
ツーバイフォー工法では、在来軸組工法のように比較的自由に間取りを変更することはできませんが、ツーバイフォー工法の構造ルールに則ってプランニングすることで、間取り変更も可能です。
しっかりとしたツーバイフォー工法の知識をもった会社とリフォームの計画をすることが重要ですね。
もしご自宅がどのような工法で建てられているか分からない方は、いつでもリフォームのTAKEUCHIまでご相談ください。