スタッフ日誌

収納リフォームアイディア!
一級建築士が教えるスッキリ収納術 その2

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  • 2017.12.25
  • 首都圏リフォーム事業部

こんにちは!リフォームのタケウチです。
今回のスタッフ日誌は前回に引き続き、主婦暦40年・リフォームプランナー暦30年の一級建築士でもあるリフォームのタケウチ代表・野々村保恵が、「しまう」と「取り出す」だけではない、「かくす」と「みせる」、新しい収納リフォームのアイディアを、プロの視点から教えちゃいます!
収納の力を引き出せば、ガラリと暮らしが変わります!
前回のスタッフ日誌はこちら

 目次
1. 「かくす」と「見せる」の使い分けで暮らしが変わる!
● 「かくす」収納
● 見せつつ隠す!?
2. それでも収納できないときのプチ収納アイディア
3. 収納はヌカみそと同じ!

1.「かくす」と「見せる」の使い分けで暮らしが変わる!
収納というと「かくす」ことばかり考えてしまいがち。「かくす」ことももちろん大事ですが、「みせる」を意識することで、収納は大きく暮らしを変えてくれるんです!

●「かくす」収納
まずは定番の「かくす」収納。一番隠せる収納場所ってどこだと思いますか?
答えはデッドスペース。デッドスペースは空間の有効活用になりながらも、「え、ここに収納があるの?」とびっくりされるくらい、隠せる収納なんです。具体的には、階段下のスペース。お掃除道具や古新聞などを収納することが多いですね。

20171019photo06stairsstorage当社リフォーム実例:階段下のデッドスペースを利用して、ペットグッズの収納に。

また和室を一段高く作ることで、段差に腰掛けることもできれば、畳の下に空間を作ることもできます。

20171019photo02tatamistorage当社リフォーム実例:畳の下は全て収納です。手前は引き出し、奥は跳ね上げの収納になってます。

●「みせる」収納
見せる収納のメリットは、インテリア性の向上と、モノが取り出しやすくなること、いつも目にすることで忘れないこと。
特にお勧めは壁面収納。壁一面が収納になるので、大容量の収納を確保しつつも、圧迫感がでにくい収納です。イチからこだわり収納を造作することもできますし、既製品でも細かい調整でお宅の壁面にピッタリ収まる製品もあります。

また「そんなに見せるのはちょっと・・・」という方には、部分的に扉をつけることをお勧めします。
扉の配置の仕方によっては市松模様になり、扉自体が素敵なインテリアに。半透明の扉にすることで、中に入っているものを把握しやすくすることもグッドアイディアです。もちろん壁面収納すべてに扉をつけて、「かくす」収納にすることもできますので、気分によって変えてみてもいいかもしれないですね。

20171019photo04storage当社リフォーム実例:しまう物のサイズにピッタリ合う食器戸棚を、一から造作しました。

壁厚を利用したニッチもお勧めです。ただの壁だった空間が、「見せる」から一歩踏み込んだ、「飾る」収納に変身です。

20171019photo05nichestorage当社リフォーム実例:窓枠とのバランスも考慮しながら、バランスのよいニッチを作りました。

また壁面収納ほど大きなものでなくとも、キッチンにちょっとした「みせる」棚を作るだけでも、見た目も使いやすさもアップさせることも可能!収納で空間が生まれ変わります。

●見せつつ隠す!?
次は「見せつつ隠す」というアイディアリフォーム。
オープンキッチンのカウンター側上部を「見せる」収納とし、奥様ご自慢の食器を飾るスペースとしました。またその下は「隠す」収納とし、スペースを有効利用しています。

20171019photo01counterstorage当社リフォーム実例:既製品の収納を加工して、ガラス扉と照明をプラスした、ギャラリーのような収納棚です。

キッチン側では、収納の高さのおかげで手元を隠し、水はねなどを防止する効果を持たせています。「かくす」と「みせる」のあわせ技で、機能性を持たせつつ、遊び心あふれるキッチン空間となりました。

2. それでも収納できないときの収納プチアイディア
例えば、古いアルバムや子供の通知表など、取っておきたいけど、毎日見るわけじゃないし・・・なんてもの、ありますよね。
場所はとるけど、やっぱり捨てられない、こういったものは、家の中に収納するのではなく、思い切って貸ロッカーなど使用することがお勧めです。小ぶりのロッカーなら月3,000円程度から借りられます。費用はかかってしまいますが、今の暮らしを大事に考え、生活空間を大きく取るためには、賢い選択といえるかもしれません。
最近は車も所有せず、レンタルやシェアの時代ですから、「収納もレンタルで」という発想も大事になってきますよね。

3. 収納はヌカみそと同じ!
いかがでしたか?「かくす」収納で、空間を有効利用しつつ、スッキリさせ、「みせる」収納で、モノを整理しつつ、暮らしに彩を与え、豊かにする。ちょっとした収納アイディアリフォームで「かくす」と「みせる」を同時に実現することだって可能です。
収納リフォームにおいては、「かくす」「しまう」だけではなく、「見せる」「取り出す」を考えて設計することが、収納の力を最大に引き出すポイントなんです!

経験豊富な先輩リフォームプランナーが以前こんなことを言っていました。
「収納は作っておしまい、ではありません。生活していると又どんどん物は増えてきます。1年に一回程度はチェックして、モノ増やさない、使うものと使わないものを整理してみる事が大事です。“収納もヌカみそと同じ。” 定期的に手をかけてあげないと、かき回しておかないと、ダメになってしまうんです。」
なるほど。暮らしの変化に合わせて、身の回りのモノは変化し、収納も変化していくんですね。
皆様も、収納の手入れを忘れずに、賢く収納し、快適住空間で健やかな時間をお過ごしください!

次回のスタッフ日誌も、
皆様の生活を快適にするちょっとした知識やヒントをお送りします。
お楽しみに!