スタッフ日誌

屋根は住まいを守る大きな傘!
メンテナンスしてますか? その2

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  • 2018.03.22
  • 千歳烏山店

こんにちは!リフォームのタケウチ千歳烏山店です。
今回も引き続き、「屋根材の種類と屋根材選びのポイント」をご紹介致します。

前回は、屋根のリフォーム時期やどんな工事をするのかをご紹介しました。
《前回までのお話しはコチラから》

では実際に、屋根をリフォームする際、どの屋根材を選ぶかも色々と気になることがありますよね。どんな種類があるのか?それぞれのメリット・デメリットなどなどなど・・・。

そんな疑問を施工事例と合わせてご紹介致します。

20180322photo07屋根完成イメージ

目次
1.屋根の種類別メリットデメリット
●瓦屋根
●スレート屋根
●ガルバリウム鋼板
2.今後のリフォームへのおすすめポイントもご紹介!

1.屋根の種類別メリットデメリット
【瓦屋根】

20180322photo01瓦屋根
日本で古くから使われている瓦屋根は、日本風土に最適で、一番長持ちします。
耐用年数は長く、メンテナンスをすれば50年以上と言われています。
瓦の雰囲気がお好きな方も多いですよね。
<屋根瓦のメリット>
・屋根材の中でナンバーワンの耐久性
・断熱性と遮音性が良い
・古風な雰囲気のデザイン性
<屋根瓦のデメリット>
・屋根が重く、地震に弱い
・台風などで飛散すると、重大事故になりやすい
・ メンテナンスも含めて、価格が高い
・施工できる職人が限られる

おすすめするなら?
屋根瓦という文化を大事にする方にオススメです!
もし瓦の雰囲気がお好きであれば、重さが約10分の1になる瓦調の金属屋根もあります。
耐震性や今後のメンテナンス費用を優先する方は、屋根瓦でなく、別の屋根材への葺き替えがおすすめです。

【スレート屋根】

20180322photo03コロニアル屋根
コロニアルやカラーベストと呼ばれることもありますが、これは外装メーカーであるケイミューの商品名です。新築でよく使用される屋根材で、厚さ2~3mmと軽く、ある程度、耐震性があります。
耐用年数は30年程ですが、7~8年に一度は塗装しなければなりません。
以前のスレート屋根は石綿(アスベスト)を使用していて、これが強さの理由でした。
アスベストの使用が規制された2004年直後の屋根材は弱いものが多いので注意が必要です。築年数が10数年程なのに軒先からボロボロ崩れてしまっていることもあります。
現在のスレート屋根はその点、すでに改良されていますので、ご安心ください。
<スレート屋根のメリット>
・屋根材の中でも価格が安い
・施工が簡単で、施工できる職人が多い
・金属屋根をカバー工法※で施工できる
※カバー工法とは・・・カバー工法とはスレート屋根の上から金属屋根を重ね張りする工法です。屋根を剥がさずに施工できる為、屋根の処分費が節約できるメリットがあります。

<スレート屋根のデメリット>
・リフォームではメーカー保障が付けられない
・上から重ねて施工することができない
・重さは和瓦の半分だが、金属屋根の4倍
・7~8年前後で定期的に塗装しなければならない

おすすめするなら?
屋根の下地がしっかりしていて、アスベストが含まれている屋根なら、金属屋根でカバー工法を!
コストを優先するなら、アスベストの処分費用を省ける、重ね葺きがおすすめです。
ただし屋根の下地に傷みがないかどうか、事前に確認することをオススメします。

アスベストが含まれていないのであれば、屋根の状況により葺き替えも検討を!
葺きかえなら、既存の屋根材をはがしての工事になるため、下地に問題がないかしっかりチェックすることができます!下地に問題がある場合は、下地をしっかり補修してから、金属屋根で施工することをおすすめします。
※アスベストの調査はメーカーの品番から調べることができますし、品番が分からない場合は成分調整ができますよ!

20180322photo04屋根下地

【ガルバリウム鋼板】
錆びにくく丈夫で、穴あき保証が25年ある商品もあります。軽いのでスレート屋根の上に重ねて施工することが可能です。また、リフォーム工事でもメーカー保障があるので、ここ最近の屋根リフォームで多く使用されている材料です。

20180322photo02ガルバ二ウム屋根
<ガルバリウム鋼板のメリット>
・軽いので地震に強い
・耐久性が良く、メンテナンスのトータルコストが安い
・リフォーム工事でも長期メーカー保証がある
・デザインがたくさんある
・カバー工法に対応している

<ガルバリウム鋼板のデメリット>
・断熱材付きの商材を選ばないと、断熱性能を得られない
・遮音効果のある商材を選ばないと、雨音が気になる
・工事費が比較的高い

おすすめするなら?
2016年に新しいタイプのガルバリウム鋼板が開発され、飛躍的に耐久性が上がりました。初期費用は高くてもトータルコストを考えると品質改良された「スーパーガルバリウム鋼板」がおすすめです。IG工業の「スーパーガルテクト」、ニチハの「横談ルーフα」、ケイミューの「スマートメタル」などが有名です。

いかがでしたでしょうか?これまでは屋根材を選ぶにも種類が少なく、選択の余地が無かったかも知れません。今は商材も多くなり、いろいろな選択肢をお客様ご自身で選べる時代になりました。屋根は高いところにあり、普段はあまり見えませんが、家を守っているとても重要な部分です。将来を見据えて早めの準備が肝心ですね。

20180322photo05屋根イメージ職人

ご自宅の心地よさと寿命を決める大きな要素が、屋根とその材料です。
ご自宅にぴったりの屋根リフォームで、皆様の暮らしがより心地よいものになることを願っています!

記事:東京都世田谷区 リフォームのTAKEUCHI千歳烏山店