ツーバイフォー(木造枠組壁工法)ってどんな工法?
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- 2019.06.20
- 高崎店
こんにちは!リフォームのTAKEUCHIです。
梅雨の時期は外出も少なくなり、少し運動不足にもなっていませんか?
お部屋の中でストレッチをしたり、スポーツジムに行ったりするのもいいかもしれませんね。暑い夏が始まるまでに、体力もつけておきたいところです。
さて、今回は「ツーバイフォーとは?」をテーマに、家の構造とリフォームの考え方についてお話したいと思います。
●ツーバイフォーとはどんな工法?
●ツーバイフォーはリフォームが難しい?
●ツーバイフォーとはどんな工法?
ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)で建てられた家は、リフォームする際に制約が出てくることがあります。ご自宅のリフォームを考えるときに「ツーバイフォー工法がどんな工法で、どんな制約があるのか?」を知っておくことが大切です。
まず、日本の住宅の多くは木造在来工法で建てられており、これは柱や梁といった軸組と筋交い(すじがい)等の耐力壁で構成されます。これに対してツーバイフォーはアメリカで開発された工法で、断面が2インチ×4インチをはじめとした角材に(2×6などもあります!)、合板を貼ったパネルを組み合わせて家を建てていきます。
ツーバイフォーのメリットは、パネルを組み合わせて面で構成することで耐震性や耐風性に優れるだけでなく、断熱性や気密性も高まることです。しかし、パネルの組み合わせに多くのルールがあるため、大掛かりなリフォームやリノベーションで制約を受けることが多いのです。たとえば、壁一面の大きな窓を設けたり、間仕切りを撤去したりするような、「パネルを無くす」工事は困難な場合があります。
とはいえ、リフォームやリノベーションが全くできない訳ではありません。きちんと構造上のルールを守れば、いろいろなリフォームが実現します。
●ツーバイフォーはリフォームが難しい?
当社リフォーム実例:リビングの扉をアウトセットで両開きのものへ交換。間仕切り変更や開口の拡張が難しい2×4住宅でも、オープンな空間になりました。<詳しくはこちら>
次に、ツーバイフォーの住宅をリフォームする際の制限の考え方を紹介します。
まず、ツーバイフォー工法で耐震性や耐風性が最も高くなるのは「窓とドアがない家」ですが、この状態では生活できないので、出入りするドアや、換気や光を取り入れるための窓を作ります。そうすると、窓やドアを開けた壁の耐震性や耐風性は下がります。仮に1階の四方の窓を壁一面に設置するような住宅があったとすると、その住宅の耐震性が低いことは容易に想像できるでしょう。
このように開口部や壁の面積によって耐震性が変わるツーバイフォーは、耐震性を確保するために「開口部の幅は最大4m以下にする」「耐力壁線区画は40㎡以内とする」といった制限を設けているのです。そのため、壁一面の窓を設置するようなリフォームや、間取りを広くするリフォームはツーバイフォーの制限によってできないことがあります。
一方、壁面積が増える間取りの増築や、キッチンやお風呂の水回りといった耐震性や安全性に影響しない部分であれば、在来工法の住宅と同じようにリフォームができます。特にツーバイフォー工法に詳しい業者はルールを細かく決めていることが多く、的確なリフォームの計画を立ててくれるので安心です。
「ツーバイフォー工法はリフォームが難しい」と言われているのは、制約が多いためです。しかし、構造を熟知した業者であれば、基準を満たした上で要望に添った提案ができます。
リフォームのTAKEUCHIでも、ツーバイフォー工法で建てられた住宅のリフォームを承っています。「こんな住宅に住みたい」というご要望を、遠慮なくお知らせください。