スタッフ日誌

家の寿命を延ばすメンテナンス~実施の時期とチェックポイントは?

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  • 2020.03.26
  • ときわ台店

こんにちは、リフォームのTAKEUCHIです。

毎日、新型コロナウイルスのニュースが続いていますが、暖かい日が続き、桜が満開の時期を迎えましたね。街中で美しい桜を見ますと、四季のある日本に暮らす素晴らしさを改めて実感します。

さて、私たちの生活を支える住まいもまた、1年を通して、風雨や暑さ・寒さ、ときには地震にさらされながら、月日とともに老朽化します。家の劣化を少しでもくい止めるために重要な役割を果たすのが、定期的なメンテナンスです。しかし、具体的にどのような方法が効果的なのかを知らない方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、10年、20年、30年をめどに、行うべき住まいのメンテナンスや注意したい劣化のシグナルなどを解説します。

20200326photo01当社リフォーム実例:築30年以上の戸建てのお住まいをフルリノベーション。外観もサイディングでリフォームし新築のようになりました。<詳しくはこちら>

目次
「10年目」家のメンテナンスのチェックポイントは?
●「20年目&30年目」老朽化した家のメンテナンス

●「10年目」家のメンテナンスのチェックポイントは?
20200326photo02当社リフォーム実例:外壁塗装についてのコラム「プロに聞いてみた」より。<詳しくはこちら>

大切な住まいをきれいに保ち、末永く住み続けるためには、各設備の補修・交換といった定期的なメンテナンスが不可欠です。しかしいつごろ、どんなメンテナンスが必要かまでは意外と知られていません。築年数によっても、注意を払うべきチェックポイントは異なります。

10年を経過した家で、まずチェックしてほしいのが外壁です。外壁塗料には、10年前後で耐用年数を迎えるものもあります。例えばウレタン系塗料で10年前後、シリコン系塗料では10~15年ほどが目安です。また、塗料の耐用年数をまだ迎えていない、基本的に塗装の必要がない外壁材を使用している場合でも、劣化のシグナルが出ていればメンテナンスが必要となります。壁に触ると粉がつくチョーキングや、ひび割れ(クラック)、コーキングの浮き、こけやカビの発生などが見られるようなら、早期のメンテナンスが先決です。

20200326photo03当社リフォーム実例:外壁の劣化の目安、チョーキング化。塗装表面が紫外線、熱、水分、風などによって劣化が起こり、顔料がチョークのような粉状になり消耗していく現象<詳しくはこちら>

外壁と同様、直射日光や風雨にさらされる屋根の劣化も、雨漏りを防ぐために早めの対処が必要です。金属屋根のさびや瓦屋根のずれ、雨どいの破損などは、外壁と同じタイミングでリフォームを行えば、足場代を節約できます。

屋内では、水回りの点検やメンテナンスが必要となります。特に給湯器は、寿命が10年前後とされています。キッチンや浴室、トイレでは、換気扇や扉といった設備の不具合、タイルのひびなどが見られるようになったら、補修が必要になります。水栓から水がぽたぽたと流れ落ちてくる、排水のつまりなどの症状は、水漏れを防ぐためにも早めに対策をしましょう。クロスは、汚れや変色、たわみ・しわなどが現れた時点で、張り替えを検討してみてください。

 

●「20年目&30年目」老朽化した家のメンテナンス

20200326ill01当社会社案内資料:住まいのメンテナンス表。PDFファイルをダウンロード

見た目にはきれいでも、築20年が経過すると、家の老朽化が進んでいるケースは少なくありません。
10年目と同じく、外壁や屋根はしっかりとした点検・メンテナンスをおすすめします。外壁塗料の耐用年数は、フッ素系塗料で15年~20年、無機系塗料はで20年~25年とされており、耐久性に優れた塗料を使用していても、外壁の劣化は進みます。場合によっては、外壁材や屋根の張り替えも必要です。
キッチンや浴室などの住まいの設備は年々進化を遂げていますので、汚れが落ちない、狭さ・寒さ、収納不足などのお悩みがある場合には、このタイミングで交換するのも一考の価値があるでしょう。給排水管は定期的な点検に加えて、交換も必要となる時期です。

20200326photo04当社リフォーム実例:築40年のお住まいをリノベーション。壁をできるだけなくし狭小住宅を広く使えるような間取りにしました。<詳しくはこちら>

一般的な日本の住宅は、30年を過ぎれば寿命を迎えるといわれています。屋内、屋外を問わず、さまざまな場所に劣化や不具合が発生しやすくなります。新築当初とは家族構成やライフスタイルが変化していることも多く、必要な機能や適した間取りが変化しているかもしれません。バリアフリー化なども含め、現在の生活に合った住まいの再構築を考えてみるのもよいでしょう。
外壁や屋根は、補修や塗装だけでなく、張り替えの時期を迎えます。水漏れなどが起きやすいバルコニーは10年に1度を目安に防水処理を行い、30年をめどに交換を検討してみてください。雨どいや玄関ドア、サッシなども、点検・修理だけでなく交換が必要な時期となります。
屋内では各設備はもちろん、畳やフローリング、扉なども劣化が進むので、状況に応じて交換を検討してみてください。

築30年となれば、住まいの老朽化は避けられません。しかし、定期的なメンテナンスを行うことで建物の寿命を延ばし、後々、大規模な修繕をしなければならないようなことは防げるはずです。

一般的なメンテナンスの時期を把握することは、計画的な家の管理に役立ちます。住まいに気になる不具合がある、老朽化した設備を交換したいといったときには、ぜひリフォームのTAKEUCHIへご相談ください。リフォームを通じて、お客様の大切な住まいを守るお手伝いをしてまいりたいと考えております。

記事:板橋区常盤台 リフォームのTAKEUCHIときわ台店