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プロが提案する和室の再生、活用術!

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  • 2021.05.13
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20210513photo02当社リフォーム実例:リビングの隣の日当たりのいい場所に、小上がりを作りました。様々な用途で使用でき、ご家族が集まる和空間になっています。

こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
今年は早くも梅雨入りしている地域があり、関東でも例年より早まるかもしれませんね。雨の日が続くと在宅時間が長くなり、家族間でもストレスなく過ごすためには、互いによい距離感を保つための、家の中の空間の活用が重要になっているように感じます。
在宅ワークに集中できる部屋や、夫婦別々で自分の趣味に没頭できる空間、子供の成長に伴って新たな子供部屋も必要になってきますね。家の中でいくつの部屋があっても足りないと思っている方は多いではないでしょうか?

そこで、今日は皆さんからの問い合わせが多い和室の改修方法について、ご紹介させていただきます。ご参考になれば嬉しいです。

20210513photo03当社リフォーム実例:ご家族がくつろげる空間を優先に考慮し、あえて和室を畳のままにし、内装だけをリフレッシュしました。

和室は、LDKの横に作ってあるパターンの間取りが多いです。夫婦の寝室として使っていたり、なんとなくの第2応接間や子供の勉強部屋として使ったりしますよね。場所的に扉を閉めないとリビングから丸見えになるし、閉めてしまうとリビング側が圧迫感を感じてしまうなどの悩みがあります。
家族構成やご予算もいろいろあると思いますが、和室をどうにかうまく活用したいと思っている皆さまに以下のようにご提案します。

【既存和室を大きく変えずに活用する】
20210513photo04当社リフォーム実例:和室へつながる建具に格子のガラス戸を採用。圧迫感も軽減でき空間にひろがりが生まれます。

1.一般的に畳の上にベッドや家具など置きにくいという感覚はあるかもしれませんが、簡易的に洋室として使用するなら、畳の上に固めのラグをひくことである程度解消できます。もちろん畳に重い家具の跡が残ってしまいますが…。

2. LDKとの間の襖をガラス入り等の引き戸に変えます。これによって、一気に洋室の雰囲気に近づき、リビング側から感じる圧迫感も軽減されます。

3. 障子を残して、既存押入れの襖だけを襖紙からクロスに張り替えるというのもおすすめです。
改修内容を最小限に抑えて、和室を完全に洋室に作り替えることなく、和洋折衷の雰囲気で素敵に利用していただける方法です。

また既存押入れを、洋服かけられるクローゼットや在宅勤務時のデスクスペースに改修することもおすすめです。和室の押入れの横幅は1間半(2730㎜)の場合が多いので、1間の幅をワークスペースとして利用し、残りの半間をクローゼットにしてもいいと思います。扉を開ければワークスペースが現れるって素敵ですね!

20210513photo05当社リフォーム実例:押し入れ空間を利用し、書斎スペースを新たに造作。格子でゾーニングした点もポイントです。

【和室から洋室へリフォーム】
20210513photo06当社リフォーム実例:和室2間を解体し、フローリングにはり替え、ゆったり過ごせる洋室にリフォームしました。

1.畳を撤去し、新設するフローリングを隣合うお部屋と同じ高さになるよう下地を調整しますと、段差も解消され、一体感のある広々とした空間になります。

2. フローリング・建具の色味に合わせて、扉や壁紙も洋室の仕様に変えると、洋室の雰囲気がぐっとアップします。同時に、カウンターや本棚などもプラスすると、空間が効率的に使えておすすめです。

3.部屋の利用用途として洋室が便利という点も多いですが、畳のよさも捨てがたい方は、「小上がりの畳スペース」がおすすめです。1畳ほどでも、小上がりを設けるだけで、腰を掛けて本を読んだり横になったりと様々な用途が生まれます。畳の下に収納ボックスが付いている商品は、思いがけない収納スペースが生まれてとても便利です。床より高い位置になることで目線も変わり、なんだか特別な空間になりますね。

20200629-photo02出典:Panasonicユニットを自由に組み合わせて、くつろぎの畳スペースを作ることができます。畳の下は収納になります。

【和室をもっと素敵に家族団らんの場にする】
家庭内での個々の空間も必要とする今、反対に家族団らんの機会がとても減っています。いつかまたみんなで楽しく集まる日のために、とびっきり素敵な和室を用意することもいいですね!

畳というとい草のイメージが強いですが、最近は、和紙でできた高性能な畳の人気が高まっています。和紙というと弱いイメージがあると思いますが、実は全くそんなことなく、機械すきの和紙に樹脂コーティングを施すことによって、い草に比べて、ダニ・カビの心配、色あせも少なくメンテナンスも簡単です。何より色バリエーションが豊富で、お部屋全体のコーディネートの可能性も無限大です。

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20210511photo06-600x457当社リフォーム実例:イエローとグリーンの爽やかな色合いの縁なし畳でモダンな雰囲気の和室です。

私自身は、自宅に置き畳を取り入れて、とても気に入っています。広いスペースは確保できないのですが、自宅のサイズに合わせて半畳サイズの畳を2、3枚フローリングの上に置いています。暑い日でもサラッとした肌触りで涼しさを感じることができ快適です。

和室の活用や和室の楽しみ方などについてお悩みの方は、ぜひ一度リフォームプランナーとお話をしてみてください。皆様の快適なおうち時間を今後もサポートさせていただきます。

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