スタッフ日誌

足元からあたたかく健康な暮らしに一役、床暖房の魅力

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  • 2021.10.12
  • 前橋店

20211012photo00当社リフォーム実例:床の貼り替えと同時に床暖房を導入しました。

日に日に朝晩冷え込むようになりましたね。
今日はこれからの季節に私がおすすめしたい、床暖房についてお届けます。

私も長年リフォームプランナーの仕事をしておりますが、地面からの冷気の影響を受けやすい1階のお住まいや、寒さにお悩みのお客様に必ずご提案させていただきます。

床暖房のメリットはたくさんあり、
・エアコン暖房に比べて乾燥しにくい
・頭は涼しく足があたたかい「頭寒足熱」で、健康によい状態で過ごすことができる
・動作音がなく静か
・足元から空間全体までまんべんなくあたたまる
・火を使わない暖房器具なので安全

など、他にもたくさんのメリットがあります。
床暖房には種類があり、大きく分けて「電気式」と「温水式」があります。

【電気式と温水式、何が違うの?】
20211012photo01 温水式床暖房を設置している様子です。

電気式は、床下に設置した発熱材を電気であたためる仕組みです。発熱材にも種類があり、電熱線ヒーター式、蓄熱式、PTCヒーター式などがあります。PTCヒーター式は、一部の設定温度が高くなると温度センサーで感知し、その部分だけ発熱を抑えてくれます。
例えば日当たりのいい窓付近などは余計にあたためる必要がないので、電気代を節約できるメリットがあります。

温水式は、床暖房パネルに熱源機(給湯器)で作ったお湯を循環させることで、お部屋を暖める仕組みです。熱源機の違いによって電気温水式とガス温水式がありますが、ガスを使う場合、特別料金プランが使えるため光熱費の節約になります。

またガスからお湯と電気の両方を作る「エネファーム」という製品もあります。床暖房やお風呂に使うお湯と、エネファームで自家発電した電気で照明や家電も使え、快適な暮らしだけでなく環境にも優しい住まいをかなえることができます。
※参照:リフォームのTAKEUCHI「断熱・省エネの可視化」

ランニングコストも考慮しつつ、電気式・温水式、お住まいに合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

【床暖房に適した床材は?】
20211012photo02出典:Panasonic「床暖房システム:仕上げ材から選ぶ」

床暖房に適した床材は?というご質問も多くいただきます。床暖房対応となっている床材であれば設置可能で、フローリング、タイル、畳とバリエーションも豊富にあります。無垢フローリングでも床暖房対応の製品がありますので、お好きな床材を見つけてみてください。※参照:株式会社マルホン「床暖房対応フローリング」

20211012photo03出典:Panasonic「床暖房システム:温水床暖房 You温すい」

また最近発売された製品に、床材と熱源機が一緒になったフローリングもあります。床材内に温水パイプを内蔵した、仕上げ材一体型の製品なので、床の貼り替え工事と同時に床暖房も設置でき、工期の短縮になります。フローリングとしての耐久性もあり、天然目のような質感も楽しめるおすすめの製品です。

【床暖房のメリット!】
20211012photo04当社リフォーム実例:床暖房を設置して足元が暖かくなりました。暖房器具を設置も不要なため空間を広々と使えます。

●お部屋を広く使える
床暖房を設置することで暖房器具が必要なくなり、空間を広々と使うことができます。足元がすっきりするのでバリアフリーにしたいお住まいにもぴったりです。また、床暖房はキッチンやトイレ、脱衣室や廊下など、暖房器具を置きにくい場所でも設置できるということもよい点です。特に脱衣室はヒートショック予防のためにもおすすめしたい設置箇所の一つです。

●足元からじんわりあたたかい
床暖房は床の表面温度が45℃以上にはならないため、低温やけどの心配もありません。小さなお子様やご高齢の方、ペットを飼っている方には特に安心して過ごすことができます。
また私が使用した体感ではありますが、電気式と温水式では、あたたかさの感じ方が少し異なり、電気はしっかり足元に暖かさが伝わる一方、温水式のあたたかさは温水から伝わる熱で、じんわりとやわらかく伝わる感じがあります。

お客様から「床暖房は贅沢品」や「工事が大変なイメージがある」といったお声をいただきます。
工事が必要という点では確かに大掛かりな印象はありますが、暖房器具の購入費やランニングコストも考慮していくと、甲乙つけがたい暖房方法ではないでしょうか?

床暖房のある部屋に自然と家族が集まってくる…そんなあたたかい風景を想像すると心も和みます。おうち時間をあたたかく、健やかに安全に過ごすためのアイディアの一つとして、ご検討ください。

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