スタッフ日誌

お庭を素敵なテラス空間に!素材選びやメンテナンスのポイントをご紹介

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  • 2021.10.19
  • ときわ台店

20211019photo00 当社リフォーム実例:お子様が遊ぶスペースや休憩する場として活用できるように、ウッドデッキを設置しました。

在宅ワーク等で家での時間も長くなり、ご自宅のお庭に目を向ける機会が増えた方も多いのではないでしょうか?

最近私が担当したお客様も、雑草だらけで手入れもできず、手付かずになっていたお庭を気にされてご相談いただきました。活用方法をお客様と検討して、念願のゴルフ練習場をつくりました。

そのようなお悩みの方も多くいらっしゃるかと思いますので、今回はお庭の活用やメンテナンス方法を交えながら、お庭をもっと快適にする「テラスの種類や素材の選び方のポイント」をご紹介したいと思います。

【活用方法1】ウッドデッキ
20211019photo02出典:LIXIL「樹ら楽ステージ」

コロナ禍で、以前よりウッドデッキ設置のご要望を多くいただくようになりました。
設置の際におすすめなのが「リビングからフラットに外に出られるようにすること」です。高さを揃えリビングと続いた空間にすることで一体感が出て、リビングも広くなったように感じます。

屋根をつければ天気が心配な日も気にせず洗濯物が干せたり、テーブルと椅子を置けば天気の良い日に朝食を楽しんだり…など、生活シーンが広がりワクワクしますね。

ウッドデッキの素材は大きく分けて、「天然木」と「樹脂木」があります。天然木の風合いは素敵ですが、綺麗な状態を保つには腐食しないよう、およそ3年おきに定期的な塗装が必要になります。一方、樹脂木は塗装が不要で、設置当初の状態を長く保てるのがメリットです。

樹脂木はプラスチックに木粉を混ぜた材料で、シロアリなどの虫がつくことを防止でき、日焼けによる変色も少なくて済みます。水を吸わないため腐食の心配もありません。
デメリットとしては、天然木より表面温度が上がりやすく、真夏は素足で歩くと熱くなりますので、サンダルやスリッパが必要です。また、雨の日は表面に水が残りやすく、滑りやすくなるといった点も注意です。

20211019photo3 出典:LIXIL「レストステージ」

ウッドデッキのサイズも大きなポイントです。幅3.6m×出幅2.5m(図1)程あれば、椅子とテーブルを置いても余裕があり、デッキで食事を楽しむことができます。幅2.7m×出幅1.5m(図2)程ですと、椅子を置く程度のスペースになり休憩の場所にもなります。洗濯物干しをする場所にしたい、子供の遊び場にしたいなど用途によってデッキのサイズを計画することが大切です。

【活用方法2】タイル仕上げ
20211019photo04出典:LIXIL「タイルデッキ」

タイルのメリットは清掃性が優れている点です。ブラシで水洗いができますし、日々の掃除は、ほうきで落ち葉や土、砂を掃く程度で十分です。
汚れが落ちやすい素材のため油汚れも落ちやすく、よくバーベキューを楽しむお宅にもおすすめです。隙間や床下に空間がないため、ウッドデッキのように落ち葉などが入り込むこともなく、掃除もしやすいでしょう。

ただ、ウッドデッキのようにリビングからフラットに外に出られるようにするために窓の高さと合わせて設置しようとすると、場所によっては床下の換気ができなくなるため注意が必要です。

デメリットとしては、白色のタイルを選ぶと、太陽を反射して眩しく感じることがあります。濃い色に比べ汚れが目立つといった点も注意が必要です。また、タイルは水を吸わないため、雨水が抜けるよう排水も考慮する必要があります。外用や、表面がザラザラした風合いのものを選ぶと、雨の日も滑る心配がなく安心です。

【活用方法3】人工芝
20211019photo05当社リフォーム実例:お庭を整備して、念願のゴルフの屋外練習場をつくりました。

クッション性があるため転んでもケガをしにくいという点で、お子様やペットの遊び場の仕上げ素材としてもおすすめです。また、ゴルフ愛好家の方からの「パターゴルフの練習のために設置したい」とのご要望も多いです。

そのまま敷くと地面の凹凸がそのまま出やすいため、綺麗に仕上げるには砕石などで下地をしっかり平らにすることが重要です。あらかじめ防草シートを貼った上に仕上げると、隙間脇から雑草が生えにくくなります。

注意点としては、重いものを長時間置くと芝が寝てしまうので気を付けましょう。
日々のメンテナンス方法は落ち葉を掃き、小枝や小石が入り込んでしまった場合は掃除機で吸い取ります。
ジュースなどの水分をこぼしてしまった場合は、すぐにモップで拭き取れば大丈夫です。バーベキューなどの油汚れは、中性洗剤で速やかに拭き取りましょう。

比較的安価な材料ですので、ウッドデッキやタイルと組み合わせて使うこともおすすめです。メインはウッドデッキとし、周囲を人工芝にするとメリハリが出て素敵な空間になりますね。

ウッドデッキ、タイル、人工芝をご紹介しましたが、耐久性の高いものほど高価になる傾向があります。しかしその分メンテナンスも楽になり、長くお使いいただけます。バーベキューをしたい、子供の遊び場としてプールを置きたい、気分転換にくつろぐ椅子とテーブルを置きたいなど、使い方を予め計画しておくことで、お家に合った素材を選んでいただければと思います。

【目隠しフェンス】
20211019photo06出典:LIXIL「フェンスAA」

くつろぐ空間にするためにプライバシーの面も大切です。

人通りの多い道路に面しているお宅や窓が大きなお宅は、外からの視線を考えて目隠しフェンスも一緒に設置すると、そのような心配も無くなる上、統一感も出るのでおすすめです。縦格子や横格子などの、風と光は通して目線は遮れるフェンスが人気です。
あまり高さがあると圧迫感が出てしまいますが、低いと通行人との目線が気になるため落ち着きません。リビングでテーブルに座ったときに、外からの目線が合わないようフェンスの高さも気をつけましょう。

【日除けのシェードやオーニング】
20211019photo07出典:LIXIL「スタイルシェード」

日差し対策にシェードやオーニングもおすすめです。夏場は、室内へ差し込む日差しを遮ることでエアコンの効率も上がりますし、ウッドデッキでくつろぐ際にも日除けとして活用できます。せっかく作ったウッドデッキも暑すぎて使えないとならないよう、見落としがちな日除け対策は重要なポイントです。

いかがでしたか?お庭の新たな活用方法はイメージできましたでしょうか?お庭のメンテナンスのお悩みを解決し、綺麗に長持ちさせるためにも、選ぶ素材や設置方法をプロと相談し、毎日がちょっとワクワクするような空間をぜひかなえてみてください。

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