木製サッシでこだわり空間を作りませんか?
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- 2023.02.15
- 首都圏リフォーム事業部
戸や窓などの建具は、建築の中住まいの中でも人間が最も多く触れる部位です。
よって手が触れて優しい木でつくることはとても理にかなったことです。
床材に合わせて好みの材種や色を決める楽しさがありますし、何より時間が経つほど見た目の深みや触った時の質感は、金属や樹脂にはないあたたかみを感じます。
しかし室内ドアや障子等の内部建具はまだ木製も多くありますが、外部建具と言われる玄関扉や窓等は、その性能やメンテナンス性、防火の規定によりほとんど使われなくなってしまいました。
当社リフォーム実例:無垢の木の内窓を設置。二重サッシの断熱効果で快適に過ごせるようになりました。
ただ近年、玄関扉や窓にも断熱性能を求める傾向にあり、アルミの1000倍、樹脂の1.5倍ほどの断熱性能が高い木製サッシが発売され、採用する方も増えてきました。
以前は、木製建具と言えば大工さんの作った枠に建具屋さんが合わせて造作するような物だったので、気密と呼べるような性能を出すことは不可能だったのですが、断熱気密の考えが進んだ外国製の枠金物を使うことで、金属や樹脂製に負けない気密性能のある製品も増えています。
また、市街地の防火の規定がある地域では、隣地や道路境界から延焼のおそれのある範囲は防火性能のある物しか使用出来ませんが、木製建具の場合はこの問題も、木は燃え始めるのは早いですが、そのあと表面に炭化層を作りそれ以上なかに酸素を供給させないという性質を利用して防火性能の規定をクリアできる仕組みとなっています。
その性能も金属サッシと同様国土交通大臣の認可を受けているので安心して使用できます(金属サッシでは対応できない大きい開口の物まであります)。こうなると使わない手はないのですが、やはりデメリットも有ります。
まずは、メンテナンス性。
外部側も木の素地が見えているので、耐候性のある塗料を塗布したとしても、最初から3年後とその後5年毎に再塗装が必要です(建物の環境により前後しますので、定期的なチェックが必要です)。
手のかかる物の方が愛着が生まれると考えられる方は良いのですが、なかなかそうもいきません。
そういう方におすすめなのが、劣化しやすい外側をアルミで覆った複合サッシです。こちらも環境によって違いますが、メンテナンスの頻度は格段に下がります。ただこの場合、断熱性能と防火性能は多少落ちるので注意が必要です。
さらに最大のデメリットは価格です。
大きさや機能で多少違いますが、おおよそアルミサッシの2倍の費用はかかります。
アルミサッシは規格サイズで大量生産して価格をある程度抑えて製造できますが、木製サッシの製品は各現場に合わせた特注品であることや防火の認定を取得するために個別にテストや申請手続きなどにもコストが発生します。
こういったコストは価格の上昇につながっていると考えられます。国や地方自治体によっては、脱炭素時代に向けて補助や助成を行っている事業もありますので、上手に利用しましょう!
2023年2月現在最大200万円の補助額が出る、断熱施工に関する「先進的窓リノベ事業」、という補助金制度がスタートしました。
他にも当社にてご案内できる補助金についてご興味のある方は、こちらをご覧ください。
また、木製サッシは金属や樹脂サッシに比べてCO2排出量が大変少なく作れる商品製品ですので、環境にも優しい商品です。
おうち時間が増えている昨今、環境にもやさしい、自分好みのこだわりのある空間を作ってみてはいかがでしょうか?