スタッフ日誌

ご自宅の外壁材は何かご存知ですか?
外壁材別リフォーム方法ご紹介 その2

  • リフォーム・リノベーション
  • プランニング
  • 施工
  • 2018.03.08
  • 杉並永福店

こんにちは。リフォームのタケウチ杉並永福店です。
前回、外壁材の種類についてくわしくお話しさせていただきました。
みなさんはご自宅の外壁がどんな材料を使った外壁材か、おわかりになりましたでしょうか?

今回は、それぞれの外壁材に対応したリフォーム方法をいくつかご紹介させて頂きます。<前回のお話しはコチラから>

目次
1.外壁リフォーム時期の目安
2.外壁のリフォームはどんな事が出来るの?
・塗装リフォーム
・サイディングによるリフォーム
3.外壁リフォームをもっとお得にするには?
・屋根も一緒じゃなきゃもったいない?
・玄関ドアは家の顔

1.外壁リフォーム時期の目安
20180308photo01外壁イメージ

外壁は変化の激しいものではないので、いつ手をつけるべきか、判断が難しいですよね。
一般に、外壁塗装の塗り替えは10年~15年に1回は塗り替えたほうがよいといわれています。また、上記の年数に関わらず外壁の状態によって、下記のような症状が見られたら、そろそろリフォームを考えたほうがいい時期だと言えます。

チョーキング(白亜化)
20180308photo02外壁チョーキング
外壁を手で触ると白い粉が付きます。これは劣化によって生じる現象で、白い粉は塗料に含まれる顔料になります。この状態は防水性能が失われている状態ですので、雨水が外壁に染み込み、鉄筋や木部等を腐食させるので、早めの対処が必要になります。

クラック(ひび割れ)
20180308photo03外壁繰クラック
コンクリート壁やモルタル壁には数年でクラックが生じます。
こちらも、雨水がクラックを通じて染み込み、鉄筋や木部を腐食させます。
また、クラックによって雨漏れになるケースも少なくありませんので、適切な処理が必要になります。

苔・藻
20180308photo04外壁苔サビ
苔・藻が発生するということは、塗膜による防水機能が失われているということになります。防水機能が低下し、水分を含みやすくなっていますので、こちらも早めの塗り替えが必要になります。苔や藻は外壁のみならず、屋根にも発生します。


鉄部には錆が発生します。錆は進行が早いため、放っておくと、跡形も無くボロボロの状態になります。錆も適切に処理していく必要があります。

2.外壁のリフォームはどんな事が出来るの?
ここまで、外壁の種類とリフォーム時期の目安について、お伝えしてきました。
皆様のご自宅の外壁はどんな素材で、リフォーム時期についても、イメージがつきましたか?
次は、具体的な外壁リフォームの方法とその注意点について、お伝えしたいと思います。
代表的な外壁リフォームは「塗装」と「サイディング」です。

●塗装リフォーム
20180308photo05外壁塗装1

塗装は上記で紹介した外壁材のうち、下記の素材であれば、リフォーム可能です。
・サイディング
・モルタル
・ALC(軽量気泡コンクリート)
・RC(鉄筋コンクリート)

一方、「レンガ・タイル」の場合、塗装が非常に難しく、塗装には適しません。
タイルの材質によっては、表面を保護する塗料を塗ることもあります。

ここでは、塗装方法を2つ紹介します。
ⅰ. 塗りつぶしでの塗装
ⅱ. 透明な塗料でのクリア塗装

塗りつぶしでの塗装は、外壁リフォーム塗装で最もよく用いられる塗装方法です。
塗りつぶし塗装の特徴は、外壁の色合いや風合いを変える事が出来る点です。
色合いや風合いが変わることで、家全体の雰囲気をぐっと変えることができます。
また色を分けての塗装が可能で、お好みの塗装色で外壁が仕上がります。
後述するサイディングも含めて、モルタル、ALC、RCと幅広く用いられる塗装方法です。
20180308photo06外壁塗装塗りつぶし

クリア塗装は、透明な塗料を使い塗装していくリフォーム方法です。塗りつぶし塗装と違い、現在の雰囲気を残すことが可能です。
ツヤ感のでるツヤ有り塗料や、ツヤを抑えたい場合は三分ツヤを選ぶ事も出来ます。
但し、外壁の劣化が進んでいる場合、クリア塗装で塗れない場合もありますのでご注意ください。またクリア塗装も、後述するサイディングの場合に用いることもできます。
20180308photo08外壁塗装クリア

塗料の種類も様々あり、塗料の種類と費用目安として
アクリル塗料・・・1500円/㎡~
ウレタン塗料・・・1800円/㎡~
シリコン塗料・・・2200円/㎡~←一般的に多く使用される塗料です
フッ素塗料・・・4000円/㎡~
となります。塗装の種類によって、見た目だけでなく、機能も様々です。
ここまでくると種類が多くて、なかなかわかりづらいですよね・・・。
リフォームのTAKEUCHIでは、塗装勉強会「とそ勉」を各店舗にて実施しています。塗装の種類、機能、費用など、多種にわたる塗装についての知識を、わかりやすくお伝えしています。
住まい・暮らしのリフォームコラムでも、塗装についてご紹介してますので、ぜひご覧下さい。

●サイディングによるリフォーム
20180308photo07外壁塗装塗サイディング
サイディングによる改修方法は2通りあります。
ⅰ. 既存の外壁を撤去して、新しいサイディングを貼る
ⅱ. 既存の外壁の上から、新しいサイディングを貼る(カバー工法)
サイディングの材料によってどちらの工事方法か決めることも多く、「窯業系サイディング」のように重量があるサイディングだと既存の外壁の上に張ってしまうと建物に負荷が掛かってしまいますので、既存の外壁を撤去して貼る場合が多いです。既存の外壁を撤去することで外壁の内部(隠蔽部)の状態を確認し必要に応じて補修などを行う事が出来ますが、工期やコストが掛かってしまいます。ⅱの工事方法は重量の少ない「金属系サイディング」で行う事が多いです。

3.外壁リフォームをもっとお得にするには?

●屋根も一緒じゃなきゃもったいない?
外壁の塗装をする際は、ご自宅の外周に足場を組み立てる必要があります。

一般に、屋根も劣化状態が外壁と似ている事はほとんどです。
そのため、外壁リフォームのために組み立てる足場を使って、一緒に屋根も塗り替えてしまうことをお勧めします。
一緒に工事する事で無駄なコストを抑えることが出来、住宅の寿命も延ばすことができます。
20180308photo09外壁塗装塗足場

●玄関ドアは家の顔
外壁に関わらず、リフォームをして綺麗にすると、リフォームしていない部分が今度は目立ってきて気になる、という話しをよくお聞きします。
外壁の場合は、外壁・屋根がきれいになることで、既存の玄関ドアとの差が気になりやすくなることがあります。玄関ドアはお家の顔と言われるように、訪問時に一番目に入る部分です。また、最近の玄関ドアはアルミ製のものが多いのですが、アルミは後からの塗装が出来ません。
最近は玄関ドアの工事も1日で出来るようなものもありますので、外壁リフォームの際は、ぜひ玄関のリフォームも検討されることをお勧めします。
20180308photo10外壁塗装塗ドア交換

いかがでしたか?
住宅の外壁にもたくさんの種類があること、外壁リフォーム時期の判断方法、外壁リフォームの方法について、ご理解いただけたかと思います。
もしご自宅の外壁の種類がわからない場合は、お近くのリフォーム業者にお問い合わせすることをお勧めします。ご自宅の外壁材の種類からリフォーム時期、対応方法まで、丁寧に提案してくれるはずです。
外壁はご自宅の第一印象を決める大事な要素であり、ご自宅の寿命を左右する大事な要素でもあります。
外壁リフォームで、皆様の暮らしがより豊かで健やかなものとなることを願っています!

記事:東京都杉並区 リフォームのTAKEUCHI杉並永福店