スタッフ日誌

洗濯機の場所1つで変わる、家事動線を配慮した家づくり

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  • 2022.12.27
  • 西武練馬店

1当社リフォーム実例:間取り変更し、洗濯機・洗面台を並べて配置。デッドスペースがなくなり、洗面脱衣室が広く使えるようになりました。

こんにちは。リフォームのTAKEUCHIです。
早いもので2022年もあと数日となりました。今年もたくさんのお客様からリフォームのご依頼を賜りました。心より御礼申し上げます。

そんな中、私自身が感じていることですが、この1~2年で皆様からの住まいに求めるニーズが大きく変化しています。
1つは、コロナ禍で高まった衛生面の重要性と在宅勤務といった仕事のスタイルの変化によるリフォーム需要です。
もう1つは、”家事効率”に関するニーズです。
中でも洗濯は、洗う→干す→しまうと工程が多く、負担や面倒に感じる方が多いです。

通常洗濯機置き場は洗面脱衣室にあると思います。お風呂に入る時に脱いだ衣服をそのまま洗濯機に入れられますし、洗濯に残り湯を使う場合も便利です。

一方で家事をしながら洗面室を往復したり、ベランダに行って干したり、乾いてから畳んでしまったり、家の中で行ったり来たりと往復する回数も意外と多いですね。
そこで今日は家事負担を少しでも軽減するリフォームアイディアをご紹介したいと思います。

1.キッチンに洗濯機⁉家事を一箇所に集約して時短に
2当社リフォーム実例:キッチンの動線上に洗濯機を配置。家事効率がアップしました。

洗濯機がキッチンに⁉と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの時間を使う家事を一箇所に集めて同時にやっちゃおう!という考えです。キッチン空間には給排水設備も備えてあるため、そこに新たに洗濯機スペースを設けることは可能です。
※現場の状況・諸条件によりできない場合もございます。

3当社リフォーム実例:2階リビングのお宅のため、キッチン横にランドリースペースを配置しました。

キッチン空間に洗濯機ってちょっと抵抗あるなぁ…という方は、扉で仕切ることもできます。キッチンとランドリーをより近くに配置し、行ったり来たりを少なくするだけでも、家事への負担が軽減しますね。

2.戸建てにお住まいの方必見、サンルームで安全性アップ
4当社リフォーム実例:2階の縁側を広げ、室内に洗濯物干場を作りました。

戸建て住宅の場合は、1階で洗濯し2階のベランダに干すという動線もよく見かけます。水分を含んだ重い洗濯物を運んで上がるのはしんどいなぁと思ったことはありませんか?足腰にも負担が大きく、階段事故にもつながりやすい動線です。
そこでおすすめしたいのは、サンルームや室内干しのスペースです。
1階の縁側を利用して室内物干しの空間を作ったり、ベランダに近い場所に洗濯機スペースを新規造作したり、運ぶ労力を軽減するアイディアです。室内物干しスペースがあれば、突然の雨でも安心ですね。

3.動線上に配置して機能的&空間をコンパクトに
5当社リフォーム実例:室内の僅かの空間を活用して、外に置いていた洗濯機を室内に移動!便利になって喜んでいただきました。

団地やマンションのお住まいで、ベランダに洗濯機があるという方もいらっしゃると思います。外にあることで、寒い時期は余計につらい家事になりますね。
リフォームの機会に室内へ移動し、動線上のちょっとしたスペースに配置することで家事もスムーズになりました。

6当社リフォーム実例:洗面室、ランドリー、トイレ、浴室をまとめてコンパクトに。壁を極力少なくし、圧迫感を軽減しました。

さらに、ご夫婦やお一人暮らしなら、ランドリー・洗面室・トイレを一つの場所にまとめることもおすすめです。コンパクトに集約した分、動線上の利便性だけではなく、水回りと寛ぐ空間のゾーニングも明確となり、家具の配置や収納の納まりも楽になります。

洗濯機の場所1つで、空間の使い方も動線も変わってきます。こうした発想やアイディア次第で、お客様一人ひとりに合ったより快適な暮らしのご提案ができます。
これからもより多くの方に喜んでいただけるよう、TAKEUCHIスタッフ一同これからも精進して参ります。来年もどうぞよろしくお願い致します。