住まい・暮らしのリフォームコラム

メーカー&職人インタビュー 【Vol.26】

家のどこにいても冬も夏も快適! 健康に過ごせて省エネ効果も期待できる断熱リフォーム.part4

2022年12月16日

住宅設備建材メーカー最大手で、新築・リフォーム問わず多くのニーズに応えるべく、幅広い製品と住宅関連サービスも展開する株式会社LIXIL。住宅の高性能化と省エネの視点から、この度新たに開設された住宅の断熱性能の違いを体感できるショールーム、「住まいStudio」にTAKEUCHIのリフォームプランナーHさんが訪れ、断熱性の高い住宅がもたらす効果やリフォームアイデアを聞いてきました。

4. 断熱リフォームで快適・健康な住まいづくり

Hさんこちらは、まるごと断熱リフォーム前の断面と、後の断面が比較できるブースですね。

本城さんはい、構造躯体の断面で断熱材の比較を見ていただけます。建築された年代によって異なりはしますが、築浅の住宅はこのように断熱材がぎっしり入っている一方、昔のお家はかなりスカスカな状態です。

Hさんこれでは外気温の影響をもろに受けてしまいそうです。断熱素材には何を使っているのですか?

本城さん壁断熱には高性能の「硬質ウレタンフォーム」、天井断熱には「吹込み用グラスウール」、床断熱には「吹付け硬質ウレタンフォーム」を使用しています。

Hさん見えない部分なので、こうして見ることができると安心です。

Hさん実際に断熱リフォームを行う際は、現場調査が必要かと思いますが、どのようなことを調べるのですか?

本城さんお客様の住まいにお伺いし、「お住まい断熱診断」を実施します。もちろん壁を壊すことなく、床下と天井裏を見せていただくほか、窓や壁、天井の温度、各部位の表面温度の測定、サーモカメラでの撮影などで診断することになります。 そして測定結果から、リフォームによって体感温度や冷暖房費などがどのくらい変わるかシミュレーション値を試算し、目標とする断熱性能へ改修するための仕様を選定したうえで「改修提案書」を提出させていただきます。

断熱診断と改修提案書例。数値と図面から必要な工事まで提案してくれる。

Hさん「改修提案書」には数値や図面に必要な工事項目も入っていて、一目でわかりやすいですね。長年住み続けていると、自分の家が寒い、暑いという感覚がわからないと言われることがあります。どうやって気づいていただくとよいでしょう?

本城さん断熱が不十分なことに気づかないケースは多いですね。冬でしたら、朝起きたとき布団から出られないほど寒いのは、熱が逃げてしまっている証拠かと思います。夏でしたら、外から家に帰ってきたときエアコンをつけないと暑すぎてサウナ状態といった感じでしょうか。お客様ご自身でも判断できるかと思いますが、やはり一度、住まいStudioで体感していただきたいですね。

Hさんリフォームに関するご要望で、キッチンや浴室、洗面室、トイレ、または外壁や屋根など、目に見えるところの改修が主軸になることが多く、断熱は後回しになりがちで…。

本城さん確かにそうですね。ただ、日本では、戸建てはもともと断熱材を入れていない非断熱が主流でしたので、築20年、30年くらいの家と新築の家を比較すると、断熱性能には圧倒的な差があります。そこで、目に見えるところをきれいに快適にするのと同時に、現代の基準により近い断熱性能の家にするためには、「まるごと断熱リフォーム」をご検討いただきたいですね。

TAKEUCHIは「まるごと断熱リフォーム」の施工が許可されている登録店。断熱性能の品質担保のため、許可された登録業者のみ施工可能な信頼性の高い工法。また、リフォームで新築並みの断熱性能を実現できることから、国や都道府県の補助金対象※となるケースも。(※諸条件あり)

Hさん築10年程度ですと水まわりのみ等、部分的なリフォームで済みますが、20年、30年経った家では、間取りも含めた全面リフォームを検討される方も多いと思います。そこで断熱も含めリフォーム計画を立てられた方が効率的ですし、長期視点のトータルで考えますと、コスト面もお得ですね! また、インプラス等の断熱窓の良さはだいぶ浸透してきているように思いますが、まるごと断熱リフォーム事例がまだまだ少ないですね。

本城さん家全体に施工するメリットは、室内の温度のバリアフリーがかなうことですね。 空気の層が熱を逃さないというところで、ダウンジャケットや羽毛布団のようなものが家全体を包み込む、と言えばイメージしやすいでしょうか。 一年を通して家の中のどこにいても温度差を感じることなく快適であることで、心身の緊張もほぐれ、ストレスも軽減しますし、光熱費というコストでもメリットは大きいと思います。

Hさんコロナ禍で在宅時間が増えましたし、家にご家族が集まったり、趣味に没頭したりするときに、やはり室内全体が快適だといいですよね。

本城さんその通りですね。断熱というのは、目に見えないだけに、必要性や良さが伝わりづらく、私たちもどのように伝えていけばいいのか模索中ですが、ぜひ課題の解決は一緒に考えさせていただきたいですね。住まいstudioもお越しいただければ、その良さを実感いただけると思います。

Hさん私も大変勉強になりました。ありがとうございました!

――─まるごと断熱リフォームで家中の温度差がなくなり、室内の温度のバリアフリー化が実現できます。省エネはもちろん、断熱性能の高い住まいは、心身の健康にも大きな影響をもたらします。築20年以上の戸建てにお住まいの方は、ぜひ検討されてはいかがでしょうか。

はテーマが変わります。住まい・暮らしのリフォームコラムVol27は、2023年春頃に更新予定です。