住まい・暮らしのリフォームコラム

リフォーム体験談 【Vol.12】

こまめに工事を重ねながら
常に心地よい暮らしを実現し続けるリフォーム.part4

2020年8月28日

前回に引き続き、TAKEUCHIでリフォームをしていただいた、A様ご夫婦の「リフォーム体験談」をご紹介します。 10年ほど前に中古一戸建てを購入されてから、浴室、トイレ・洗面、外壁、キッチン、防犯カメラの設置……と、10年間で延べ13回。年に1〜2度1カ所ずつ、こまめなリフォーム工事を繰り返してこられました。その背後には、まるでかかりつけ医のように、どんな時も家と家族の心地よい暮らしを守るホームパートナーの存在がありました。

4.「理想の住まい」というゴールはない

−−中古一戸建てを購入されてから10年間で延べ13回、こまめなリフォーム工事を繰り返してこられたA様ご夫妻。まとめて一気にリフォームしたほうが効率的なのではないか、という考え方もある中で、あえてこまめにリフォームする方法を取られたのは、どうしてなのでしょうか。

奥様うちの場合は、主人や息子が建築関係の仕事をしているからというのもあって、家に手を加えること自体への心理的なハードルは低いのかもしれません。家を買って、最初にリフォームしてしまえばそれで終わりという発想はなかったですよね。

旦那様中古で住宅を購入して、リフォームでこまめに手を加えてきたのは、もちろん予算上の理由もありますが、暮らしや家族の変化を考え、変更を加えやすい物件を選んだ結果でもあります。今は1階には私の仕事の荷物を置くスペースが必要ですが、引退後は必要がなくなるだろうな、その頃には子供たちが独立して家族が減っているかもしれないな、そうなったらリフォームして1階や3階を貸すこともできるな……などと考えていました。

奥様その上私がすぐ思いつきで「こうしたい、ああしたい」って言ってしまうから(笑)。

旦那様でも、家ってそんなもんでしょう? 住んでいるうちに、「こうしたい、ああしたい」というのは必ず出てくる。だから、理想の住まいを追求するのにゴールなんてないんじゃないのかな。
少なくとも僕らにとっての理想の家は、その都度その都度変わるものですよね。

−−ライフステージに合わせて、家の使い方は変わる。理想の住まいは変わる。こうした考えからこまめに工事を繰り返してこられたご夫妻ですが、この10年を振り返って、思いがけないメリットにも気がついたそうです。

奥様結果として、この10年の間、ほとんど定期的にTさんにいらしていただいていたので、常にプロの目が入っていた状態。家が不調を抱えることがありませんでした。家を長持ちさせるという点からもよかったんじゃないかと思います。

旦那様それはそうかもしれないね。私も今はまだ仕事が忙しいので、あまり家のことはできないから。とても助かっています。

 

Tさん常に心地よい暮らしが実現できているようであれば、私も嬉しいです。そして、リフォームのいいところは、既存のいいものが残せるところだと思うんです。この家は元の造りがしっかりしている上に、床などの資材もとても素敵なものが使われているので特に。

奥様そうそう、床はよく褒められるんです(笑)。 そうだTさん次は、玄関の扉を交換したいと思っていて、また相談しますので、よろしくお願いしますね。

Tさんはい!これからも末永く、よろしくお願いします。

−−その時その時、今心地よく暮らせる住まいを実現するために、信頼できるハウスドクターを得て、こまめに手を加えながら暮らすA様ご夫妻のこの選択は、建物を長く持たせることにもつながる、エコなライフスタイルと言えるかもしれません。

次回はお話が変わります。住まい・暮らしのリフォームコラム 【Vol.13 】は、9月に更新予定です。