住まい・暮らしのリフォームコラム

メーカー&職人インタビュー 【コラムVol.02】 

暮らし照らすもの あかりで実現する理想の住まい .part3

2017年10月16日

2回にわたってご紹介しました「住まいの照明・ライティングの対談」、今回が最終回となります。照明士の﨑山昌治さんと、リフォームのTAKEUCHIマネージャーさんとの対談の様子をご紹介します。前回のお話しはこちらから

『あかり選び』リフォーム現場のアドバイス

—ライティングの重要性から、生活習慣や世代に合わせた照明、特にシニア世代の安全で快適な照明の話しをうかがってきました。

TAKEUCHIマネージャー(以下Mさん)ここまでお話をうかがってきて、照明計画を立てる上で、光色を使いこなすことはとても重要だと感じています。弊社でも、リビング、特にダイニングテーブルの上に調色できるライトを入れることをおすすめする例が増えています。食事のときには電球色、勉強のときは昼白色。お子さんのリビング学習が増えていますので。

当社リフォーム実例:こだわりの照明とリクライニングソファで、映画館のようなリビングに。テレビボードの間接照明もポイントです。

﨑山さんそうですね。調色や光色の切り替えができると、さまざまな生活シーンに対応できます。ミラーライトなども、朝メイクするときには、肌の色が自然に見える昼白色に、就寝前は落ち着いた雰囲気の電球色にと切り替えられると便利ですし、キッチンもそうですね。食材の色をしっかり見せたい調理のときは、昼白色の白い光がおすすめですが、ダイニングで食事するときに残すあかりとしては、あたたかい電球色の方が素敵です。

Mさんなるほど。あと、リフォームの現場でよく悩むのが、テレビの後ろをどうするか、ということなのですが。

 

テレビの後ろの空間の使い方

﨑山さん大画面の薄型テレビが住宅に普及し、家で映画鑑賞をしたいという方が増えました。映画館をイメージしてか、皆さん直感的に部屋を暗くされるんですが、それだけだと、目が疲れやすくなってしまいます。そこで、テレビの背面に調光ができるあかりを付けることをおすすめしています。テレビの背面に適度なあかりを残し、明暗差をなくすことで、目が疲れにくくなるんですよ。

また部屋の中央にシーリングライトがある場合は、壁際にダウンライトを設けて、テレビ背面の壁を照らせるようにしておくといいでしょう。

Mさんなるほど。ショウルームで実際に違いを見せていただいたことで、あかりのコツを掴めてきたように思います。リフォームで理想の暮らしを実現する上で、あかりはとても重要な役割を果たしますね。まだまだお聞きしたいことがありますが、今日はありがとうございました。
今度はぜひ弊社のスタッフにも、講習をお願いします!

—3回にわたって、「あかりで実現する理想の住まい」をご紹介しました。ライティングも快適な住まいの要素として大変重要な事がわかりました。皆様も、理想の暮らしのイメージがひらめきましたでしょうか?
リフォームを始める前に、照明に注目してプランを考えるのもいいかもしれませんね。

次回のリフォームコラムはテーマが変わります。
住まい・暮らしの リフォームコラム【Vol.03】は
11月から更新予定です。お楽しみに!

今回ご紹介した実例