住まい・暮らしのリフォームコラム

メーカー&職人インタビュー 【Vol.14】

withコロナ時代の快適な暮らしのための “調整できる”窓まわりと間仕切り.part4

2020年10月30日

ブラインドや間仕切りといったインテリア製品の提供を通じて、人々の暮らしに寄り添う「快適な空間づくり」の提案を続けてきた立川ブラインド工業株式会社。 その製品は、遮光・日よけの役割りだけでなく、空間を彩るインテリア性や、プライバシーを守る上でも暮らしに欠かせないものです。 コロナ禍においても、変化しつつある世の中のライフスタイルに合わせて、よりよい製品を開発し、販売促進に従事されている阿知波(あちわ)さんに、リフォームのTAKEUCHIのプランナーIさんが話を聞いてきました。
※撮影に際しては、感染防止策を講じ、撮影時のみマスクを外しています。

4. 快適な暮らしを実現する 時代に合わせた製品提案

窓まわりの電動化・スマート化

阿知波さんIoT住宅(Internet of Thingsモノのインターネット)、環境配慮型住宅の普及も急ピッチで進んでいます。そんな中で弊社も、窓まわり製品、間仕切り製品に電動化やスマート化を取り入れた新しい提案を始めています。

Iさんスマート家電が少しずつ広がってきて、今年5Gも始まりましたしね。

阿知波さんスマートインテリアシェード「ホームタコス」という製品なんですが、リモコンやスイッチで簡単に操作できるというもので、市販の「スマート家電リモコン」と組み合わせることで、ブラインドやロールスクリーンを、スマートスピーカーに話しかけて音声操作したり、スマートフォンで外出先から遠隔操作したりすることもできます。

Iさんこれはすごく便利ですよね。

出典:タチカワブラインドホームページ・ロールスクリーン「ラルクシールド ホームタコス」https://www.blind.co.jp/products/2020new/01/

阿知波さん実はリモコンやスイッチで操作する電動化については、何年も前から取りくんでいました。特に需要があったのが、住宅の高いところの吹き抜け窓で、設置しても手が届かず開閉ができないというので、一般住宅向けの電動製品を展開していました。そうした流れの中で、スマートスピーカーやスマートフォンの普及に合わせて、製品のバリエーションを増やしました

Iさん確かに高いところの窓は、後からカーテンやブラインドをつけようと思っても、自分では難しいということが結構ありますよね。

阿知波さん皆さんおっしゃるんですが、新築で入居されたときはあかり取りがおしゃれでいいな、と思っていても、いざ生活してみると暑いし、冷房や暖房の電気代が気になる……。でもせっかくだから必要な時は開けたいし、電動開閉式にしたいけど、そうすると高いよね。って。

Iさん私も電動には高いというイメージがあります。

出典:タチカワブラインドカタログ・ロールスクリーン「ラルクシールド ホームタコス」https://ebook.ebook7.jp/html/tachikawablind/3307/#14

阿知波さん「ホームタコス」は、電源プラグにコンセントを差し込むだけで設置ができる製品なので、壁の中で電気を通してコントローラーを設置するというような複雑な配線工事の必要がなく、価格も抑えています。

Iさん電源プラグというのはかなりびっくりしました。

阿知波さんコンセントならどのお部屋にもありますよね。カーテンレールから、ヨコ型・タテ型ブラインド、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ローマンシェードとさまざまな電動タイプをご用意しています。

Iさん老後を考えたリフォームで、お部屋に設置するニーズもありそうですね。

阿知波さんスマート家電リモコンと組み合わせれば、両手がふさがっていても音声で操作ができますし、外出中に防犯対策として遠隔でブラインドやロールスクリーンを閉める、ということもできます。タイマー機能もついていて、設定した時間に自動で上げたり下げたりすることもできるので、目覚まし時計の音ではなく、自然の光で快適に起きられるようにするといった使い方もできますよ。

出典:タチカワブラインドカタログ・ロールスクリーン「ラルクシールド ホームタコス」https://ebook.ebook7.jp/html/tachikawablind/3311/#4

 

 

ステイホームに応えるロールスクリーン

出典:タチカワブラインドカタログ・ロールスクリーン「ラルクシールド・フェアⅡ」
https://ebook.ebook7.jp/html/tachikawablind/3307/#103

阿知波さんもう一つ、ステイホームで売れているのが、ホームシアターを楽しむのにお使いいただけるロールスクリーンです。最近はプロジェクターがお求めやすい価格で買えるようになってきているので、あとは投影する場所をどうするかというので、検討される方が多いんですね。これがその生地なんですが、マットな質感になっているので照り返しがなく、乱反射しないんです。

Iさんなるほど。ロールスクリーンであれば、間仕切りとして使うこともできそうですね。

阿知波さん壁面に設置してもいいと思います。使わない時は巻き上げることができるので、普段は写真なんかを飾っていたとしても、それを外すことなく映像をそのまま投影できます。

Iさんいろいろな製品を見せていただきましたが、タチカワさんは、時代への対応力がすごいですね。

阿知波さん「新しい生活様式」とか、「ニューノーマル」とか、いろいろな言葉も出てきましたが、コロナウィルスの感染拡大により在宅時間が長くなり、暮らしやインテリアについて見直す機会が増えたことで、リフォーム需要が高まっています。 弊社も、住空間をトータルコーディネイトできるという強みを生かして、快適な住まいづくりの役に立つ提案ができればと考えていますので、ぜひまたご一緒させてください。

Iさん今日はありがとうございました。

――暮らしのスマート化=贅沢、ではなく、住む人に寄り添い、より快適に暮らすための必需品になりつつあります。家にいる時間を大切にしたい今だからこそ、心からリラックスできる空間を考えてみてはいかがでしょうか?

次回はテーマが変わります。【コラムVol.15 】は11月更新予定です。お楽しみに!

 

リフォームコラム 【Vol.15】は、2020年11月00日頃に更新予定です。