住まい・暮らしのリフォームコラム

メーカー&職人インタビュー 【Vol.20】

質の高い暮らしをもたらす 使う人の気持ちを豊かにするインテリアアクセサリー.part4

2021年10月22日

洗面室やトイレのタオル掛けやトイレットペーパーホルダー、ランドリーフック、玄関まわりの棚やなど、多種多様なインテリアアクセサリーがずらりと並ぶ、KAWAJUNハードウェアショールーム。リフォームのTAKEUCHIのプランナーHさんが、質感や使い心地を体感しながらお話を伺ってきました。 ※撮影に際しては、感染防止策を講じ、撮影時のみマスクを外しています。

4. 美しさと人を選ばない使いやすさの追求

やさしさにオシャレさも兼ね備えた手摺り

Hさん私が担当するお客様には、老後の暮らしを意識してリフォームをされる方が多く、よく手摺りの設置を頼まれるのですが、歳を重ねても利用しやすいおすすめの製品はありますか?

折り畳みできる「サポートチェア」と、手摺りと鏡。サポートチェアは省スペースで設置ができるため、リフォームでも人気のある製品。

鈴木さんそうですね。例えば、収納できる椅子「サポートチェア」を、手摺り・鏡と組み合わせて玄関の横に設置するといった製品提案をしていて、好評いただいています。実は、こうした手摺りなども、ターゲットを高齢者に特化して製品開発しているというわけではないんですよ。

手摺りって、高齢者に限らずとも、あれば誰でも使うものですよね。例えば、手摺りを付けることで、玄関のクロスが汚れないというメリットもあります。

Hさん確かに玄関では、靴を脱ぎ着する時に壁に手をつきがちなので、クロスに黒ずみができやすいんですよね。

鈴木さん手摺りというと、なぜか機能性重視で、デザイン性は求められていないと思われがちなんですが、私たちが行っているのは、機能性はもちろん、デザインも重視した物づくりです。

Hさんそう言われてみると、見た目にこだわって選びたい方はたくさんいらっしゃいますし、エッジの効いた製品を好まれる方もおられるはずなのに、高齢者向けとなると、機能性や安全性が重視され、デザインついては選択肢が少ない気がします。

誰でも使いやすく、見た目も洗練されて、どんなインテリアにも合うよう製品のデザイン、色などのバリュエーションを揃えているんですね。私たちリフォームプランナーにとって本当に心強い相棒のような存在だと勝手に思っています(笑)。

 

コミュニケーションからの製品づくり

Hさんトイレ・洗面用の製品もどれも素敵ですね。洗面器はコンパクトな設計なので、コロナ禍、玄関近くに設置したいという方にも是非おすすめしたいですね。

拡大鏡付きのアームミラーや、照明付きのミラーはオシャレなだけでなく、使い勝手が良さそうです。私の母や弊社の同じ世代のお客様からも、歳を重ねるとお化粧が見づらくて大変との声が聞きますが、ちょっとした工事で改善できるので、提案したいですね。大げさかもしれませんが、皆様の美しく生きるサポートができたら素敵です。

鈴木さんぜひお願いします。それもカワジュンの願いです。実は、これらの製品にはホテル事業部のノウハウも生かされています。弊社はすべての事業が「顧客ニーズありき」で動いていて、つまりはコミュニケーションによって製品づくりをしている会社です。それだけに妥協はできないんですよ。

Hさんそれでデザイン性と機能性の両方が高い製品が生み出されていくんですね。

鈴木さん私たちが追求するのは、インテリアとしての多様な美しさであり、人を選ばない使いやすさです。誰にとっても心地よい製品を作っていきたいと思っています。

Hさんお話を伺って、それぞれの製品誕生の裏側にある職人さんのこだわりや、御社の丁寧なコミュニケーションに驚かされました。建築の細部であるゆえについ後回しになりがちな装飾金物ですが、この小さなところをコーディネートすることで、家に個性が出て暮らしが華やかになるということもより一層確信しました。TAKEUCHIの仕事に、そういったセンスが光る要素をたくさんとり入れて、お客様に喜んで頂きたいと強く思っています。今日はありがとうございました!

鈴木さんこちらこそありがとうございました。

――常にお客様ニーズにアンテナを張り「今まで世の中になかったもの」を生み出すカワジュンの製品を、ぜひ暮らしに取り入れて体感していただけたらと思います。リフォームのTAKEUCHIは、製品選びから空間づくりまで一緒にお手伝いさせていただきます。

 

リフォームコラム 【Vol.20 part4】は、2021年11月中頃に更新予定です。