住まい・暮らしのリフォームコラム

リフォーム体験談 【Vol.05】

理想の空間を実現させるために 一緒に奮闘してくれる“味方”ができた

2018年3月12日

タケウチでリフォームをしていただいたK様ご夫婦の「リフォーム体験談」をご紹介します。一戸建て(築35年)の一部をリフォームし、新たにカフェを設けるというもの。くつろぎのカフェ空間とバリアフリーの住居空間を構成しました。

あきらめかけていたリフォーム

―タケウチが協賛する地元自治体のバレーボール大会に奥様が参加されていたことから、タケウチをご存知だったというK。リフォームを検討される中で、タケウチの“リフォーム相談会”のチラシが目に留まり、足を運んでみることに。

K様ご夫婦。“いらっしゃい”とやわらかな笑顔でいつも迎えて下さる奥様と、冗談好きの旦那様。リフォーム中も、おっちょこちょいな一面もある奥様を旦那様がフォローするなど、とても仲のよいご夫婦でした。

旦那様新聞折り込みでイベントのお知らせが入っていたときに、「そういえば」って、妻からバレーボール大会のTシャツを見せられまして。「ちょっと行ってみようか」、って二人で出掛けたんですよね。

そしたら、工作のワークショップで、タケウチのYさんが案内をしていた。可愛くて一目惚れしちゃったんですよ(笑)……というのは冗談ですが、「うちでこんなリフォームを考えているんだけど、こういうのもできるかな?」っていう感じで、声を掛けてみたんです。

 

K様のリフォームを担当した、タケウチのYさん。

奥様実はリフォームを考え始めてからそれまでの間で、何社かに相談をしていたのですが、構造上の問題もあって、壊さずにリフォームで済ませるのは難しいと断られていたんです。無理だったらもうしょうがないねって、ダメ元でした。でもYさんは、「やります!」って笑顔で力強くおっしゃった。最初は、若いお嬢さんだけど大丈夫かしらって思ったんですが、「まずはお伺いします」という話になって。後日、上司の方と二人で訪ねて来てくださいました。

 

 

―K様のご要望は、道路に面した玄関と1階の和室の改装して、「くつろげるカフェ」を作るというものでした。

リフォーム前の様子。

旦那様最初は、玄関はそのまま残し、隣にカフェの入り口を新たに作るイメージでご相談しました。玄関を壊すとなると、当然外壁もやり直すことになり、大掛かりな工事になってしまうので。ところがYさんたちは、私たちが考えていたのとは別に、もう一つ新たなプランを作って持ってきたんです。軒先の一部を解体して、カフェの入り口はそのまま道路沿いに、住居用の玄関は奥に下げる形で新規に設け、屋外アプローチで車椅子が出入りできるスロープを設置するという案でした。同居する母が車椅子で生活をしているので、それを配慮してくださったんですね。

 

玄関の一部を減築しスロープを作り、その先にプライベート用の玄関入口があるプランも提案。

奥様奥に玄関を作るというのは、私たちにはない発想だったのでびっくりしましたが、なるほど、カフェのお客さんにもわかりやすく、家族のプライベートも保てます。さらにアプローチを設けることでスペースが確保でき、車椅子の出入りが楽になってストレスがありません。感心しました。

ただ、当然工事費が高くなってしまうんですが、その点でも、「こちらのほうが圧倒的に使いやすくなるとは思いますが、金額が上がってしまうので、私たちにも葛藤があります」と一緒に悩んでくださって。「ああ、とても信頼できる人たちだな」とお任せすることに決めました。

旦那様いざ工事が始まってからも、毎日のようにやってきては、大工さんが図面どおりに進めているかチェックしているんですよ。「こだわって割り出した長さですから、図面どおりズレなく仕上げてもらわないと困ります!」なんて、ベテラン大工さんを相手に一切の妥協をせず指示を出すんですよね。

奥様実際に車椅子を使って細かく検証しながら進めてくださいましたよね。本当に、ただただ頭が下がりました。

こうして、「くつろげるカフェ」と「車椅子にも配慮したバリアフリーの住空間」を両立させるリフォームがスタートしました。この続きは【コラムVol.05  part2】となります! お楽しみに!

次回は、「こだわりのくつろげるカフェづくり」、施主様のこだわりやプランについてお話しさせていただきます。
リフォーム体験談! 【Vol.05 part2】は、3月19日に更新予定です。

今回ご紹介した実例