住まい・暮らしのリフォームコラム

リフォーム体験談 【Vol.05】

理想の空間を実現させるために
一緒に奮闘してくれる“味方”ができた.part4

2018年4月2日

先週に引き続き、タケウチでリフォームをしていただいたK様ご夫婦の「リフォーム体験談」をご紹介します。一戸建て(築35年)の一部をリフォームし、新たにカフェを設けるというもの。くつろぎのカフェ空間とバリアフリーの住居空間を構成しました。<前回のお話しはこちらから>

一緒にものづくりをする楽しさ

今回のリフォーム工期は約2カ月。仮住まいへの引っ越しなどをせず、暮らしながらの工事でした。

旦那様今振り返って、面白い毎日でしたよね。解体屋さんが来て、次に大工さんが来て、水道屋さんが来て、最後に電気屋さんが来てって、いろんな部門のプロ集団が集まってきて作業していくわけじゃないですか。皆さん、個性のある方々でしたが、何も言わなくてもこちらの要望を汲み取って進めてくださいました。

Yさんも夕方ほぼ毎日来てくださいましたね。「明日はどこをやって、どんな感じになります」みたいな説明を毎日のようにしてくださって、職人さんたちにもかなり細かく指示を出してくれていた。

奥様特に、うちには車椅子で生活する親も住んでいたので、あまり工事のストレスをかけたくないと思っていたのですが、音や埃を立てないようにという配慮が素晴らしかったです。玄関工事では、常に車椅子で出入りできる順路を確保しながら進めてくださいました。

旦那様僕たちは、リフォームって、予算の範囲内で提案がされてきて、じゃあ、という感じでどんどん勝手に進められるものだと思っていて、まさか工程の一つ一つを見せてもらえるとは思わなかった。

でも夕方になると携帯が鳴って、「今どこにいらっしゃいますか? ちょっと降りてきて見てもらえますか?」って。結果としてほとんど全ての工程を見せてもらえたのかな。都度意見も聞いてくださって。

奥様そうそう、いつもYさんたちと、道路を挟んだ向かいからうちを遠目に見ながら、こっちの方がいいんじゃないか、いや、あっちのほうがいいんじゃないか、って話してましたよね

果たして迎えた完工の日、ご夫妻は「寂しく感じた」と口を揃えます。

旦那様Yさんたち、もう来ないんだなと思うと、不思議な感じがしました。

奥様そうですね。信頼しきっていたし、頼り切っていた部分もあったので。「提案する、される」という関係ではなくて、一緒に作り上げていくための“味方同士”という関係性でしたよね。

―タケウチ担当者との思い出のエピソードは枚挙にいとまがないようです。

旦那様Yさんとキッチンのショールーム行ったときなんかは、笑っちゃったよね。「旦那さまっ!奥さまが、とんでもない色のをご覧になってるんですけど、あの色はちょっとヤバいです」なんて、Yさんがひそひそ言い出すから見てみると、確かに割と個性的な色を選ぼうとしている。一緒になって気持ちを変えさせるための説得をしたりして(笑)。

奥様そんなこともありましたね(笑)。
ショールームには商品が本当にたくさんあるから目移りしちゃうんですよね。単品で見るときれいな色だったんです。でも合わせるのがすごく難しい色だって言われて。最終的に完成してみると、ご提案いただいた色のほうが落ち着くんですよ。やはりプロですね。「ああ、納得!」っていう感じでした。

旦那様まず図面を起こしてもらって、3Dパースで見せてもらって、頭では分かっているつもりでも、実際にカタチにしてみると違って見えるんですよね。室内で見るのと表で見るのとでも印象は違うし。Yさんが何を決めるにも、小さなサンプルを手に「これとこれ、どちらがいいですか?」って聞いてくださるんですが、正直わからなくて、お任せしちゃう(笑)。

このタイルも、候補にあがったいくつかサンプルを比較してみたものの、Yが自信をもってすすめたものに決定。店内のポイント色とマッチし、K様もお気に入りだそう。

奥様それでも一緒に悩むというプロセスを踏むのが楽しかったんですよね。振り返ると、本当にいっぱいお話しましたね。80%はリフォームとは関係ないおしゃべりだった気がするけれど、それも含めて、担当者さんとしっかりコミュニケーションが取れていたというのが何よりよかったんじゃないかと。

旦那様Yさんたちの人柄でタケウチさんを選んでいますからね。「工事ではありますが、私たちの作品でもあるので、全力を出しています」って言われて。だから僕たちも全力を出したし、愛情もいっぱい出した。

奥様私たち、もう親子みたいに見えるでしょうね。Yさん、これからも末永くよろしくお願いしますね。

―K様ご夫妻は、できあがりのイメージを具体的に伝えた上で、担当者を“味方”にして進めることで、一緒にものづくりをする楽しさが味わえたと言います。

リフォームを成功につなげる大きなポイントとして、
「理想のイメージをしっかりと伝えること」「担当者と密にコミュニケーションを取ること」の2つがあげられそうですね。

次回からは、お話しが変わります!リフォームコラム 【Vol.06】は、4月中旬に更新予定です。

今回ご紹介した実例